インタビュー・レポ
【ゼミインタビュー】堂免隆浩ゼミってどんなゼミ??(一橋大学社会学部)
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Q&A
横江ゼミは、2026年度から商学部の学部ゼミとして本格的に再編される新設ゼミです。現在は、2025年度に共通ゼミとして開講した際の3年生2名(経済・社会)と4年生1名(経済)が所属しています。2026年度からは商学部3年生を対象に木曜4限に開講する予定で、現3年生も引き続き参加します。さらに、2027年度には4年生ゼミを独立させ、より専門的かつ発展的な研究に取り組める体制を整える予定です。
テーマは「消費と依存のポリティクス」。酒・タバコ・薬物・SNSなど、身近な「嗜好」と「依存」を歴史的・社会的な視点から考察します。3年次では、アルコールや薬物、依存症に関する近現代史の文献を通じて、消費と依存の社会的背景を時系列で学び、基礎的な知識と分析力を養います。4年次では、企業・広告・政策・公衆衛生などの現代的テーマへと発展させ、社会科学の文献をもとに自身の関心に沿った卒業論文の研究へとつなげます。授業内容は一つひとつが積み重なるように構成されており、段階的に英語文献の読解力と批判的分析力を高めることができます。授業は落ち着いた雰囲気の中で進み、全員が意見を交わしやすい環境を大切にしています。
近現代イギリス史を専門とする歴史家で、アルコールの公衆衛生政策とビジネスの関係を研究しています。イギリスで長く学ばれていたこともあり、授業では国際的な視点や海外の話題がよく登場します。発表と発言には質の高い内容を求める厳しさもありますが、全体としては緩くて話しやすい雰囲気です。文献の内容に加えて、時事問題や社会問題、メディアの話題なども取り上げながら議論を深めていきます。
学期中に飲み会を開くことがあります。少人数なので、授業の延長のような和やかな雰囲気で、研究の話から趣味の話まで盛り上がります。今後は、関心が合えば博物館や醸造所の社会見学、研究報告会や合宿なども企画する予定です。
毎週、主に英語の文献を1〜2本精読し、要点をまとめたノートを提出します。担当学生は20分ほどで内容を紹介し、その後は全員でディスカッションを行います。読書量も多めで文献の内容も難しめですが、扱うテーマは段階的に難易度が上がるよう設計されており、歴史・社会科学の基礎力を自然に身につけられます。必要に応じて、各回の文献に関連する背景知識や時代的文脈については、教員が補足説明を行います。
国際交流系、ボランティア、運動部など。
新設ゼミのため実績はこれからですが、関心の傾向としては、コンサル、メーカー、広告・メディア、データ・市場調査、公共政策、CSR・規制対応、大学院進学などが想定されます。英語での学術読解、一次資料の分析、批判的思考、論理的文章表現といった基盤スキルを重視し、数多くの分野にも応用できる力を養います。