プログラム
【超!シラバス】刑事政策ってどんな授業?教授に聞いてみた!
インタビュー・レポ
一橋大学にある各種プログラムを利用して、授業以外での学びを経験する先輩の体験談を紹介していく、一橋mapの「一橋プログラム体験記」シリーズ。
「これからプログラムへの挑戦を検討している」「考えていなかったけど、実際の参加者の経験談を聞いてみたい」
そんなみなさんの参考となるようなインタビューをお届けします。
一人でも多くの一橋生が新しい出会い・挑戦をする一助となればと考えております!
名前:H・S
学部:一橋大学 商学部 3年生(インタビュー当時)
参加したプログラム:DDP(データ・デザイン・プログラム)
DDP(データ・デザイン・プログラム)とは
2021年度から商学部に設置されているプログラムです(商学部生以外でも参加できます)。
データやデザインを扱うことができる経営者を養成することを目指しており、コンピューターサイエンス、プログラミングやデザインに関する科目や、チームで実務課題に取り組むワークショップなどを受講することができます。
期間は2年生〜4年生の3年間。
例年、秋以降に30名を募集しており、修了するとサーティフィケートが授与されます。
DDPは2年生〜4年生までの3年間にわたるプログラムですが、私はまだ3年生なので、2年生までの内容を話したいと思います。
まず、本格的なカリキュラムが始まる前の2年生の春夏学期までに「AI入門(全学共通科目)」を履修する必要があります。ご存じの通り、AI入門は1年生から履修できる科目なので、DDPを志望する方は早めに取っておくのがオススメです。
2年生の秋冬学期から、本格的に本格的なDDPのカリキュラムが始まります。「統計基礎」という統計的なことについて実際に手を動かして学ぶ授業や、「プログラミング基礎」というXのAPIを使ってPythonでプログラムを作る授業がありました。また「2年次ワークショップ」というDDPで一番目玉の授業があり、毎年内容が変わるとは思いますが、私のときは企業と一緒にプロジェクトを進めていく形で行われました。
個人的に一番楽しかった授業は「プログラミング実践」です。グループ課題で、コーディングの一部と動画制作を担当したのですが、そういうものを作るのが好きなので楽しかったです。
私はそんなことは全くありませんでした!
商学部生はDDP科目を商学部科目として全部算入することができるので、その分学部科目を減らすことができます。また抽選についても、DDP生はDDP科目を優先的に受講ができることもあり、あまり「抽選にあたらない!」といったことはなく時間割が組みやすかったです。
私が思うに、DDPに入ってよかったと思った魅力は3つあります。
単純なことかもしれませんが、「DDPルーム」という専用の部屋がマーキュリータワーの中にあります。マーキュリータワーは一橋大学の中でも新しい建物で、DDPルームも絨毯や照明がおしゃれな雰囲気です。廊下には無料のコーヒーサーバーがあり、かなり大きい液晶タブレットやプリンター、高性能なパソコン、3Dプリンターも3, 4台あり、機材はかなり揃っています。デジタル系のものを作ることが好きな人にとっては楽しい空間だと思います。
もう一つは、DDPの仲間に意欲的な人が多いことです。起業している人や、部活をやりながら公認会計士の勉強を進めている人、いろいろな団体の代表を務めている人など、すごい人がたくさんいます。周りに刺激を受けられる環境ではあるのかなと思います。
また、DDPの先生方のサポートも手厚いです。例えば有志で一橋祭に向けてプロジェクトを立ち上げた際もいろいろな面でサポートしてくれたので、何かに挑戦しやすい環境でもあると思います。
私は1年生のときにあまり勉強をしておらず、秋冬学期ごろに「せっかく志望していた一橋に入れたのに、このまま4年間を無駄にしてしまうかもしれない」と危機感がありました。ちょうどその時期に、多摩美術大学に通う友人(※編集部注:DDPでは多摩美との共同プロジェクトがあります)からDDPの存在を知ったんです。
打ち込めることに挑みたいとの思いがあり、高校生のころに少しだけWebデザインなどのデジタル系のことをやっていて自分に関連がありそうだなと思い、申し込んでみました。
学部1年生の11月〜12月ごろに申し込み期間があり、1月〜2月頃に面接があります。
申し込みにあたっては、履歴書と2,000字程度の志望理由書が求められました。特にGPAの最低要件はなく、私はGPAがかなり低かったのに入ることができたので、一番大事なのはDDPに対する志望理由がしっかりあることだと思っています。
面接は、最初に軽い自己紹介があったあと、志望理由についての質問に答え、最後にDDPでやりたいことを伝えるという形式でした。志望理由は社会課題などと結びつけて深ぼられた記憶があるので、普段から意識的にニュースなどを見ておくといいのかなと思いました。
やはり、志望理由書でも面接でも、DDPを志望する理由がしっかりとあることが一番大事だなと思いました。自分がやりたいことがDDPの目的と合致していると、面接でしっかりと受け答えができますし、自分から話を展開できるので、面接官から興味をもってくれると思います。
私の代は全員で31人います。学部ごとの内訳は、商学部28人、経済学部2人、法学部0人、社会学部1人です。商学部以外の申し込みが少ないので他学部の人があまりいないのかなと思います。
大学生活の中に、物足りなさを感じていたり、何かやりたいなという漠然とした思いを抱えていたりする方は多いと思います。そのような方はDDPに向いていると思うので、ぜひ目指してみてください!
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一橋mapの記事をお読みいただきありがとうございました。