
入学準備
京大生になる前に知っておきたい京大用語を解説!〜学生生活編〜
解説記事
新入生の皆さん、合格おめでとうございます!
履修の組み方について、不安を感じている方も多いと思います。そのため、理学部の履修について、ざっくりと紹介しておきたいと思います!
基本的に全学共通科目は吉田南キャンパス、専門科目は北部キャンパスが多いです。ただ、1~2回生のうちは全学共通科目が多いので娯楽の多い南側に住むのがおすすめです。
2回生から3回生に上がるタイミングで「系登録」があります。いわゆる学科のようなイメージで、以下5つから自身の専門分野を選ぶことになります。
系登録までに60単位以上そろえる必要があるので最初からコンスタントに単位を取っていく必要があります。一度さぼってしまうとすぐにつけが回ってくるので注意しましょう。なお、一定の単位が必要となるタイミングは系登録と卒業の2回です。
2025年度の系登録・卒業に必要な単位数は下表のとおりです。なお細かい要件は必ず公式の情報を確認しましょう。
「人社群」や「自然群」などグループ分けがなされており、各グループに必要単位数が決まっているので、合計単位数が足りていても、ある群の単位が足りていなければ当然進学できないので気を付けましょう。
また自然群科目の中には「専門基礎科目」に指定されているものがあり、これも一定数単位が必要になってくるので、しっかり押さえるようにしましょう(専門基礎科目については追って詳細を解説します)。
英語8単位、初修外国語8単位が卒業には必須となります。英語については、ライティングーリスニングA・B、リーディングに分かれますが、よほどの事情がない限り、1回生の1年間で取り切りましょう。
なお卒業ではなく、系登録時点で合計14単位が必要になります。落とすことのないように気を付けましょう。
専門科目と専門基礎科目は何が違うのか。これがなかなかややこしいので説明します。
まず専門基礎科目とは、全学共通科目の自然群の中で、専門科目の代わりになるものだと考えてください。なお自然群のすべてが該当するわけではないので都度確認が必要です。
それでは、専門科目は履修せずに専門基礎科目だけで大丈夫なのか、と言われればそうではありません。専門基礎科目が単位として認められる数には上限があり、専門科目として必要単位数も設定されているので、専門科目も履修する必要があります。
少人数教育群に含まれる「ILASセミナー」は履修を勧められる科目ですが、必須ではありません。学習意識が高く、本当に学びたい科目があった場合以外は取らなくても問題ありません。後々時間割を圧迫する面もあります。
留年しないためにどうすればよいか、まずは4年間の大まかな流れを見ていきましょう。
卒業に必要な単位数を踏まえて、1~2回生で70単位、3~4回生で同様に70単位を取得するとします。ということは同じペースで履修していくなら、1年で35単位、つまり半期で18単位あればよいわけです。不可能なペースではありません、
一方で4年間のうちに何が起こるかわからないのも現実です。単純に大ミスしてしまう年があるかもしれないし、サークルで忙しい年があったり、長期インターンに打ち込みたい年があったりするかもしれません。
そのため、上限単位(CAP制)も踏まえて1回生で60単位に近い数を揃えられたら、まず留年の心配はないといってよいでしょう。
次に授業には出ましょう。出席点がなくても少なくとも最初の数回は行きましょう。レジュメがオンラインでもらえないかもしれませんし、課題が対面でしか配布されないかもしれないし、実はそもそも出席点があるかもしれません。
最後に、「行きたい研究室などから要求されている」「実験が好き」、その他特殊な事情がないかぎり実験は受けないことを勧めます。膨大な量のレポートや、丸一日という拘束時間など、負担に対し得られる単位が他の科目と変わらないので、必要がないのであれば避けても良いでしょう。
理学部はめちゃくちゃしんどいわけでもなく、かといってめちゃくちゃ楽なわけでもなく、早めに頑張れば後が順当に楽になるという、努力がまっすぐ報われる学部です。2回生終わりの系登録と外国語だけ気を付けましょう!
それでは皆さん、頑張ってよい春をお迎えください。
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京大mapの記事をお読みいただきありがとうございました。