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【超!シラバス】マクロ経済学Ⅰってどんな授業?教授に聞いてみた!
インタビュー・レポ
一橋大学にある各種プログラムを利用して、授業以外での学びを経験する先輩の体験談を紹介していく、一橋mapの「一橋プログラム体験記」シリーズ。
「これからプログラムへの挑戦を検討している」「先輩の経験談を聞いて刺激を受けたい」そんな想いを抱える一橋生が、新しい出会い・挑戦をする一助となればと考えております!
今回は、一橋大学海外派遣留学制度に参加し、オーストラリアのモナシュ大学へ渡航中の経済学部生へのインタビューをお送りします。
Profile(A.Yさん)
学部:経済学部3年
利用したプログラム:一橋大学海外派遣留学制度
渡航先:オーストラリア・モナシュ大学
サークル:Spica
長期間の留学に行くと、一橋の授業を受けられなくなるため、普通であれば留年をする必要がありハードルが高いです。私が参加している「海外派遣留学制度」では、現地で授業を受けて獲得した単位を一橋での単位として扱うことができるため、留年をせずに海外で学ぶことができるというプログラムになります。
このプログラムで留学に行けるのは3, 4年生です。留学中はオンラインを含めて一橋の授業は取ることができないのですが、ゼミのみ受けることができるので安心してください!
ちなみに私は、3年生の7月から約1年間のスケジュールでオーストラリアに渡航しています。
高校のころから、広い世界を経験してみたいと思い、一橋に入ったら留学に挑戦してみたいと思っていたのが最初のきっかけです。一度「異文化交流研修」という別の3週間の留学プログラムにも参加したことがあるのですが、「英語力があればもっと海外の文化や考え方を知ることができたのに…」と悔しい思いをしました。そのリベンジとして、長期留学に挑戦してみました!
オーストラリア・モナシュ大学/海外派遣留学制度【一橋プログラム体験記】
一橋大学にある各種プログラムを利用して、授業以外での学びを経験する先輩の体験談を紹介していく、一橋mapの「一橋プログラム体験記」シリーズ。「これからプログラムへの挑戦を検討している」「先輩の経験談を…
また海外派遣留学制度は、先ほど説明したように単位の心配もなく、奨学金の補助も手厚い点にも魅力を感じました。
ゼミについては、一橋mapで留学ができるゼミを探して申し込みました。私のゼミは留学しても問題ないゼミだったので、卒業を1年間遅らせて、余裕をもってゼミや就活に取り組む予定です。
私は就活のことは一旦忘れて留学をしていますが、私のようなタイプもいれば、留学中に就活を同時並行でしている友だちもいます。ちょっと大変そうではありますが、オーストラリアなら時差も少ないので、両立の難易度は他の国に比べたら低いのかなと思います!
就活という面では、如水会メルボルン支部で歓迎会があり、一橋OBの方とお話しする機会や、企業訪問させていただく機会がありました。これは毎年どの国でも開かれるものではないと思いますが、このような派遣留学ならではのありがたい経験もできてよかったです。
海外派遣留学制度は奨学金のサポートが大きく、2セメスターの留学であれば初期費用として約30万円が補助され、毎月7万円(※国によって金額は異なる)も支給されます。とはいえ、渡航費・ビザ・保険などを合計すれば30万円は超えますし、寮費は15万円ほどするので、さすがに足は出てしまいます。
他の国に留学している友だちの話を聞くと、15万円より寮費が高い国も多いので、それでもオーストラリアは安い方なのではないかと思います。
まず一つが、英語圏であることが理由です。ヨーロッパへの留学も考えたことがあるのですが、フランス語・ドイツ語などの英語以外の言語に触れることになり、私の性格的に英語をおろそかにしてしまうのではと思いました(笑)。
英語圏の中でオーストラリアを選んだのは、他国に比べて治安がよいことと、学期の始まりが早いことが理由です。9月からの国が多い中、オーストラリアの大学は7月から始まります。留学が早く始まって早く終わるので、帰国後に就活のサマーインターンに間に合うなどのメリットがあると思います。
また渡航後に感じたことなのですが、オーストラリアには留学生が多く、英語を第一言語としない人がたくさんいると感じました。そのような人が、ゆっくりのペースで頑張って話しているのを見て、私自身も頑張ろうと思える環境です。
キャンパスの場所は一橋、雰囲気は早稲田、みたいな大学です(笑)。メルボルンの都市部から1時間くらいのちょっと田舎にあるのですが、キャンパスは結構新しく大きいです。8万5千人くらい学生がいて賑やかなのですが、うち40%が外国人と国際色がとても豊かに感じます!
私のまわりに日本人の交換留学生は20人ほどいて、Japanese Societyには50人くらいいて心強いです。日本人の友だちとは英語で喋るように心がけています。
ちなみに私は、100人〜200人規模のダンスサークルに入っています。日本のサークルとは少し違って、毎週先生が来てくれるレッスンがある授業みたいな感じです。
経済学部生なので「行動経済学」を学んでいます。行動経済学はマーケティングなどと関わりがあって面白い学問なのですが、実は一橋大学では授業としては学ぶことができないんです!そのような体験ができるのも、長期留学ならではなのかなと思います。
アウトプットメインの授業ばかりなので、自分の意見を伝える力だったり、プレゼン能力だったりが鍛えられます。教授からも、プレゼンの内容はもちろん、国際的なキャリアのアドバイスをもらったりして、日に日に視野が広がっているのを実感できています!
寮で暮らしています。ホテルみたいに個人の部屋があり、キッチン・トイレは共同のような形です。
イベントなど寮生のつながりも強くて、ルームツアーや一緒にスポーツをするイベントがあったり、現地のスポーツを観戦しに行く機会があったり、一緒に料理をしたりビリヤードをしたり…という感じで毎日が楽しいです!
10月に1次選考があり、応募書類を提出することになります。各大学には要件とされる英語のスコア(TOEFLまたはIELTS)があり、私は7,8月ごろから準備をし始めていました。その後、12月中に一橋大学からの内定、1月以降に留学先大学からの承認を経て、留学が決定します。
私は実は、1次選考で応募した大学に必要な英語要件を期限内に満たすことが出来なかったので、2次選考でモナシュ大学への留学が決定しました。2次選考は1月末にあり、3月中に一橋大学からの内定、5月に留学先大学からの承認、という流れで進みました。
学部生であれば、選考に面接などはなく、応募者のGPA順で上から決まっていくイメージをしていただければと思います。TOEFLやIELTSはあくまでも応募要件で、そのスコアは選考にあたっては関係がありません!
応募を通じて私が一番感じたのは、TOEFLとIELTSのどちらのスコアで申し込むか、人によって相性が違うということです。TOEFLの方が学術的な英語がメインで平均点が低めな一方、IELTSは日常的な英語がメインで平均点が高めだと個人的に感じました。片方で苦しんでいる人は、もう片方もチャレンジしてみることをおすすめしたいです!
また、英語の試験は早めに受けておくに越したことはないです。受験でリーディングやライティングの力がついているうちに、スピーキングとリスニングを練習し始め、1年生の秋冬に受けるのが理想だと感じました。
正直、留学は思ったよりも大変です。人種の違いを気にしてしまったり、初めての土地で友だちができにくくホームシックになってしまったり、そういう心配はあるかと思います。
しかし留学は、人としての幅が広がるので、絶対に経験した方がいいものです。まだ大学生でまだまだ人生は長いと思うかもしれませんが、卒業して社会に出てしまったらこのような経験はなかなかできません。そのような後悔をしないためにも、少しでも迷っていたら遠慮せず、留年や就活は一旦気にせず、ぜひ応募してみてください!
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