ゼミ
【ゼミインタビュー】中野誠ゼミってどんなゼミ??(一橋大学商学部)
インタビュー・レポ
こんにちは!一橋map運営チームのどばしです。
今回は、SDS学部の研究室「小町研究室」に所属している3年生のSさんにお話を伺いました。
小町研究室は、自然言語処理・言語学・LLM(大規模言語モデル)など、“言葉”をテーマに最先端の研究に挑戦できる研究室です。
学部3年から学会発表に取り組めることや先生や院生からの手厚いサポート体制が魅力です!
記事後半では、研究室の1週間のスケジュール感や、研究室とSDS生活の両立についても詳しく聞いています。
小町研が気になっている人は、ぜひ最後まで読んでみてください!
Sさん:
もともと言葉そのものに興味があって、小さい頃から辞書や本を読むのが好きだったんです。大学で自然言語処理という分野を知ったときに、「言葉を数学的に扱えるって面白いかもしれない」と思ったのが決め手でした。
実際に入ってみると、私は辞書を題材に研究しているのですが、言葉への興味をそのまま研究にできる環境でした!

Sさん:
小町研はSDS内の欅研と合同で活動しているので、学部生・院生・留学生が一緒に学ぶ、わりと大所帯の研究室です。普段は穏やかですが、研究の話になるとみんな真剣に議論します。
また、院生がメンターとして学部生を見てくださり、コードの書き方から研究の進め方まで丁寧にサポートしてくれます。留学生もいて、英語で進捗報告する場面もあり、国際色のある環境が刺激になっています。
Sさん:
小町先生は、研究の方針や進め方について相談すると、新しい視点を与えてくださる方です。細かい実装は院生のメンターと進めることが多いのですが、週1回の進捗報告では「この先こういう展開も考えられそうだね」など、研究を一段階広げてくれるアドバイスをいただけます。
Sさん:
5月頃に研究室全体でバーベキューがあり、OB・OGや大学院生とも交流できました。研究の話だけでなく、進路や就活のことも聞ける、アットホームで温かい雰囲気のイベントでした。
Sさん:
春〜夏は「基礎勉強会(対面)」が中心で、自然言語処理に必要な知識をPythonを使いながら身につけます。特に「100本ノック」と呼ばれる課題があり、自然言語処理のベースとなる問題を徹底的に練習します。院生のメンターがコードを丁寧に見てフィードバックしてくれるので取り組みやすい環境です。
Sさん:
秋〜冬は論文紹介と研究が中心になります。論文紹介では、自分の興味のあるテーマに関連した論文を選び、スライドを作って発表します。院生や先生からのコメントも多く、議論を通じて理解が深まります。
個人研究は最初に先生や院生からテーマをもらい、週1回の進捗報告で方向性を確認しながら進めていきます。テーマとしては、時代によって意味が変わってきた言葉を分析する研究、辞書の定義を比較する研究、ANSやLLM(大規模言語モデル)を扱う研究などがあります。
Sさん:
小町研では、3年生の夏〜秋に予稿なしのポスター発表で学会デビュー(自然言語処理の若手の会のシンポジウム)をするのが基本になっています。年度末〜4年生にかけては、予稿ありの本格的な国内学会(Y言語処理学会や情報処理学会自然言語処理研究会、人工知能学会)に向けて研究を仕上げていきます。
また、国際学会に挑戦することもできて、実際に海外で発表している人もいます。早いうちから学会での発表経験を積めるのは、小町研の大きな特徴だと思います。

Sさん:
私は週2回のゼミ(基礎勉強会や論文紹介)に参加しつつ、メンターの院生との進捗相談と、小町先生との進捗報告を合わせて週に3時間ほど使っています。先生との進捗報告は週に複数の枠が用意されていて、その中から自分の都合のよい時間を選べるので、スケジュールはかなり柔軟です。また、研究室での作業時間は週5〜6時間ほどです。
アルバイトと並行している人も多いですし、サークルを続けながら研究を進めている人もいて、他の活動とも十分に両立できる環境だと感じています。
Sさん:
一番大きいのは、学部3年生から本格的に研究に取り組める環境が整っているところだと思います。早い段階で学会発表に挑戦する流れもあって、研究の経験をしっかり積めます。もう一つは、サポートの手厚さです。院生のメンターが日々の相談に乗ってくれますし、小町先生も進捗報告の中で方向性を丁寧に見てくださいます。
Sさん:
言葉や辞書に興味がある人、言葉の細かいニュアンスに惹かれる人は、きっとすごく楽しめると思います。もちろん、ChatGPTやLLMのような技術に興味がある人にもぴったりの環境です。研究に本気で向き合ってみたい人には、ぜひ候補に入れてほしい研究室です!
小町研究室については、こちらのページでも詳しく紹介しています!
あわせてぜひご覧ください。
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一橋mapの記事をお読みいただきありがとうございました。