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【超!シラバス】労働経済学Ⅰ・Ⅱってどんな授業?先生に聞いてみた!

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はじめに

こんにちは。一橋map運営チームのRです!

シラバスだけでは読み解けない授業の特徴や魅力を、担当教員にインタビューしながら紹介する「超!シラバス」。

今回は「労働経済学Ⅰ・Ⅱ」を担当されている中澤先生にインタビューしてきました!!
※本記事に掲載されている内容は、取材時点でのものです。最新情報はシラバス等をご確認ください。

シラバスより引用
※労働経済学Ⅱは冬学期月3、木3にて開講

労働経済学Ⅰ・Ⅱ

科目分類:その他の学部教育科目
開講時限:Ⅰ:秋学期 月3,木3 Ⅱ:冬学期 月3,木3
担当教員:中澤伸彦先生
形式:対面、抽選なし

先生はどんな人?

まずは中澤先生のご経歴や研究分野についてお伺いしたいです。

経済学は大きく分けると理論経済学と応用経済学がありますが、私は応用経済学を扱っています。応用経済学とは、データを用いて現実の経済が理論通りになっているかを検証する学問です。検証結果が理論通りであれば理論が正しいということですし、理論通りにならなければその理由を解明するという面白さがあります。

具体的な研究テーマとしては、政府が打つ政策の効果を調べる公共政策の分野が多く、例えば労働市場に関する政策など、幅広いテーマを扱っています。

労働経済学Ⅰ・Ⅱってどんな授業?

そもそも労働経済学とはどういった学問なのでしょうか?

労働市場には労働の供給側である労働者と、労働の需要側である企業が存在します。労働者は時間制約の下、どれだけ労働を供給するのかを決める一方で、企業も利潤を最大化するために最適な資本と労働の投入量を決めます。労働経済学では、両者の合理的行動を分析し、社会現象の背景にあるメカニズムを解明します。

本講義の内容について教えてください。

本講義では最初に、労働者と企業の労働市場における行動を分析し、相互の関係が均衡することで、最適な賃金水準や雇用量が決まるということを学びます。また、このようなベースとなる理論を押さえつつ、移民や教育、賃金格差などの様々なトピックについても扱います。例えば、職業ごとになぜ賃金格差が発生するのかについては、「鳶職(建設現場において高所で作業を行う職人)」を例に考えるとヒントになります。彼らは高所というリスクのある場所で働いているので、需要側(企業)はその分の賃金プレミアムを払う必要があり、結果として鳶職人の給料は他の職人の仕事と比べて高い傾向にあるのです。

ベースとなる理論を抑えつつ、具体的なトピックについても触れていくという流れですね?

そうですね。基本的には理論を教えて、いくつかの重要な論文については、そのエッセンスを紹介できればと思っています。

ありがとうございます。受講にあたり必要な前提知識はありますか?

基礎ミクロ経済学は必須で、可能であれば基礎計量経済学も履修済みもしくは並行して履修しているのが望ましいです。「個人の効用最大化行動」と「企業の利潤最大化行動」に関しては理解していないと講義についていけない部分も出てくると思うので、基本的にはある程度の前提知識をもった学部2年生以上が対象です。より難易度の高い講義としては、上級労働経済学という講義があり、そちらも私が担当しています。

労働経済学IとⅡの違いについてもお伺いしたいです。

労働経済学ⅠとⅡでは扱うトピックが異なります。Ⅰではベースとなる理論と補償賃金格差、そして教育といった内容を教えます。Ⅱでは移民や賃金格差、差別、成果給、失業、サーチモデルなどのトピックについて扱う予定です。

講義を受講するうえで生徒に期待していることは何でしょうか。

過程を問わず、レクチャーノートを理解していただくということが大切になってくると思います。そのためにはやはり、授業をしっかり聞いていただき、宿題をこなしていくことをおすすめします。

成績評価について、大きくquizとexam(最終試験)の二つで評価をするとのことですが、それぞれの狙いや違いは何でしょうか?

quiz は復習として使ってほしいと思っています。「今日習ったことは早めに復習する」ことで知識を定着させるという狙いがあり、基本的には毎週出題します。exam については最後に全ての試験範囲から出題をしますが、トリッキーな問題を出題する予定はありません。基本的にはquiz がきちんと解けていれば解答できる問題を出します

最後に

最後に労働経済学Ⅰ・Ⅱの受講を検討している生徒にメッセージをお願いします。

労働経済学というと堅苦しく聞こえるかもしれませんが、皆さんも数年後には労働供給側になる可能性が高いという意味で、自分に近いトピックであるといえます。そういった身近なトピックについての理論を学んでおくということは重要なことだと思います。

例えば就活においては、労働需要側(企業)と労働供給側(労働者)との間には情報の非対称性が存在しており、お互いそれぞれのことについて知らない事柄も多いです。そのような状況において、例えば一橋大学卒業という「学歴」のシグナルを需要側に発信して良いシグナルだと判断してもらえれば、雇ってもらえる確率が高まります。このような理論を学んでおくということは、今後労働市場で何十年にわたり働き続けるにあたって大事なことでしょう。

学生にとっても身近な内容になっていると思うので、是非楽しんで学んでいただければと思います。

中澤先生、ご協力ありがとうございました!

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