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【2024秋冬】一橋経済学部おすすめ授業をご紹介

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こんにちは!一橋map運営メンバーの経済学部3年のおすしです。

秋冬学期の履修登録がまもなく始まるのに先立ち、1, 2年生向けの秋冬学期おすすめ授業をまとめました。ぜひ、授業選びの参考にしてください!

経済1年生向けの履修ガイド

基本戦略

まず、導入科目の3つ(経済学入門、経済史入門、統計学入門)を、まだ履修できていない方は取りきりましょう。これらの授業の内容が、2年生以降での学びの前提になってきます。

その上で、まず秋冬学期で取るべきなのは「数学」です。
本記事では個別の授業までは紹介しませんが、「微分積分Ⅱ」、「線形代数Ⅱ」、「確率」を履修するといいと思います。

特に「微分積分Ⅱ」と「確率」は、経済学部の授業を取っていく上で前提となる知識を学ぶため、1年生の秋冬学期で履修しておくと、次回以降の履修計画を組みやすくなってきます。

なお「線形代数Ⅱ」も高度な経済学部の科目で必要になってくるため履修することが望ましいですが、200番台コア科目ではあまり必要にならないため、焦って履修する必要はないと思います。筆者は1年秋冬で履修したのですが、難易度が高く、数学が得意でない方はやや苦戦していた印象があります。

まだ余裕がある場合、200番台コア科目(特に、基礎ミクロ経済学・基礎マクロ経済学)を履修している方も多いです。基礎計量経済学は難易度が難しく、後回しにする方が多い印象があります。

大学が公表している履修モデルでは、200番台科目は2年生からの履修が推奨されています。しかし、1年生のうちにどれかを履修しておけば、同時に複数の200番台コア科目を履修しなくてもよくなり、腰を据えて理解を深められるメリットがあります。

おすすめ授業

■ 基礎ミクロ経済学

担当教員:元橋一輝先生
開講時限:秋冬学期 月2・木2
形式:オンデマンド、抽選なし

シラバス(https://syllabus.cels.hit-u.ac.jp/hit_syllabus/2024/03/03_1EA20102_ja_JP.html)より引用

基礎的なミクロ経済学に関する授業です。消費者の選好と効用、企業の利潤最大化、市場の原理、ゲーム理論など経済学の基礎を学べます。今年度から担当される先生ですが、授業内容は前年度以前と大幅な変更はないと思われます。

成績は中間試験と期末試験に2つによって決定されます。

ミクロ経済学を学んでからマクロ経済学を学ぶ方がわかりやすいという声をよく聞きます。実際、基礎マクロ経済学のシラバスでは、基礎ミクロ経済学を先に履修することが推奨されています。マクロとミクロのどちらを履修するか迷っている場合は、ミクロを先に学ぶ方がいいかもしれません。

■ 自然資源経済論A

担当教員:山下英俊先生 高柳友彦先生
開講時限:秋冬学期 他
形式:オンデマンド、抽選なし

シラバス(https://syllabus.cels.hit-u.ac.jp/hit_syllabus/2024/03/03_1EA20102_ja_JP.html)より引用

環境・資源にかかわる研究を専門とする方や、農林水産業・農山漁村の現場で活躍されている外部講師によるオムニバス形式の講義です。経済学的な知識を必要とせず、誰でも受講は可能です。授業では、日本の農林水産業や農山漁村の現状に関しての講義が展開され、現場の声や専門家からの意見が聞ける貴重な機会だと思います。

成績は授業後のリアクションペーパーと4回行われる公開録画質問点、そして期末レポートによって採点されます。成績の決定の仕方が特殊なので詳しくはシラバスをご覧ください。

■ 基礎講義F

担当教員:佐賀祐実先生
開講時限:秋冬学期 火4
形式:対面、抽選あり(昨年度70人履修)

シラバス(https://syllabus.cels.hit-u.ac.jp/hit_syllabus/2024/03/03_1ET22001_ja_JP.html)より引用

経済学部科目ですが、西欧倫理について扱う科目です。経済学の知識は一切いらず、小説の輪読や映画鑑賞を授業内で実施します。経済学部に入ったけれど、社会学部のような学びにも興味がある方におすすめです!

成績は授業後のリアクションペーパーと期末レポートによって評価されます。

経済2年生向けの履修ガイド

200番台コア科目を取り切れていない方は、3年生以降のゼミ・授業で前提となってきますので、今年中に履修することをおすすめします。

また、今回は扱いませんが、「基礎ゼミナール」という3年生以降のゼミと似たような形式での授業もあります。輪読や論文の発表などを通じて、ゼミに先立って深く学んでみたいものがあれば、履修してみてもいいかもしれません。

基本的には各々の興味に合わせて履修する形で問題ありません。高度な知識を必要とするものも多いので、自分の学習のスピードにあった履修をしましょう。

おすすめ授業

筆者の主観になってしまいますが、平均的な2年生でも理解が進みやすい内容の授業を紹介します。

■マクロ経済学Ⅰ

担当教員:寺本先生
開講時限:冬学期 火3・金3
形式:対面、抽選あり(昨年103人履修)

シラバス(https://syllabus.cels.hit-u.ac.jp/hit_syllabus/2024/03/03_1EB30301_ja_JP.html)より引用

「基礎マクロ経済学」で学んだ内容を、さらに発展させたような授業です。難易度はやはり難しいですが、マクロ経済学を扱う授業が少ない中で、2年生でも手を出しやすい内容になっています。

マクロ経済を深く学びたい方はもちろんのこと、「マクロ系のゼミに入りたいけれど、マクロって何をやるのかまだ掴めていない」方にもおすすめです。

シラバスだけではわからない情報を求めて先生に直撃する企画「超!シラバス」では、マクロ経済学Ⅰを担当する寺本先生にインタビューしています。こちらもぜひご覧ください!

【超!シラバス】マクロ経済学Ⅰってどんな授業?教授に聞いてみた!

こんにちは!一橋map運営メンバーの経済学部3年Rです。 シラバスだけでは読み解けない授業の特徴や魅力を、担当教員にインタビューしながら紹介する「超シラバス」。今回は、経済学部で冬学期開講の「マクロ経…

■ 開発経済学A

担当教員:黒石祐介先生
開講時限:秋学期 火1・金1
形式:対面、抽選なし(昨年80人履修)

シラバス(https://syllabus.cels.hit-u.ac.jp/hit_syllabus/2024/03/03_1EF30301_ja_JP.html)より引用

発展途上国の成長政略や、発展途上国内の産業や健康などを分析する「開発経済学」の基礎を学ぶことができる授業です。

シラバスでは「200番台コア科目を前提知識とする」とありますが、適宜復習しながら授業が進むため、200番台コア科目への自信がなくても大丈夫です。

数式を使って計算するという他の科目と異なり、行われた実験の分析方法や分析結果の理解が授業のメインとなります。期末テストも全て記述式ですが、数式を使った計算ではなく、授業で扱った理論の理解が問われる形でした。

■ 財政学Ⅰ・Ⅱ

担当教員:佐藤主光先生
開講時限:秋冬学期 火1・金1
形式:対面 抽選なし(昨年67人履修)

シラバス(https://syllabus.cels.hit-u.ac.jp/hit_syllabus/2024/03/03_1EG30101_ja_JP.html)より引用
シラバス(https://syllabus.cels.hit-u.ac.jp/hit_syllabus/2024/03/03_1EG30201_ja_JP.html)より引用

財政学の基礎を学ぶ授業です。「Ⅰ」と「Ⅱ」に授業が分かれていますが、授業内容は連続になっており、両方履修することが推奨されています。

1限のため忌避する方が多いですが、公共経済学や財政学について学べる数少ない授業です。もしそのような分野に興味があり、ゼミや卒論を見据えて勉強してみたい方にはとてもおすすめです。

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