解説記事

【工学部建築学科】履修の組み方|京都大学の学部・学科別

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新入生の皆さん、合格おめでとうございます!
「京大の履修の組み方が分からない……」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか?詳しくは4月の学部ガイダンスで説明されますが、とりあえずざっくりと全体像を掴んでおきましょう。(ちなみに、この記事を書いている人は建築学科の新2回生です。なので、完璧に流れが分かっているわけではありません。「こういう考えもあるんだな~」と話半分に聞いてください!)

今後4年間の流れ

1回生から3回生は吉田キャンパスで、4回生は桂キャンパスで授業を受けることになります。建築学科では3回生から4回生になるときに研究室配属があり、ほとんどの研究室が桂キャンパスにあります。4回生は授業に加えて特別研究(他学部の「卒論」にあたる)を研究室で行うことになります。特別研究は卒論か卒業設計か選べるらしいです。
建築学科では1回生から実際に手を動かして図面を書いたり、模型を作ったりします。回生ごとに製図室があり、1人1つ机が用意され、そこで作業を行います。材料や道具はネットで買うか、京大の近くにあるオレンジ画材で買う人が多いです。
建築学科には系列というものがあり、4回生の卒業設計を下回生が手伝います。系列に入ると縦のつながりができ、今後の学生生活に必要な情報が集めやすくなります。学期の初めに上回生が製図室に勧誘に来るので、ぜひ入ることをおすすめします!

研究室は京大建築式 (https://press.archi.kyoto-u.ac.jp/)で紹介されています。ぜひ見てみてください!

必要単位数

授業を修了するともらえるのが単位です。基本的に1コマ2単位ですが、実験や実習はそれより少なくなることが多いです。

1, 卒業に必要な単位数

必要な単位数の表

まず初めに、授業には全学共通科目と専門科目の2つの大きなカテゴリがあることを理解しましょう。1回生のうちは全学共通科目が大半ですが、学年が上がるにつれて専門科目の割合が増えていきます。4回生は卒業設計で忙しいので、3回生が終わるまでに144単位取りきっておくことをおすすめします。

a, 全学共通科目

人文・社会科学科目群(人社)

読んで字の通りです。普通は日本語ですが、E科目では授業が英語で行われます。学期の初めに抽選があり、外れると履修できないので余裕を持って取るといいです。

自然科学科目群

ざっくり言えば数学・物理です。もとから時間割に入っているので、足りなくなることはないと思います。

外国語科目群

工学部は英語と第二外国語が必修になっています。1回生のうちに取り切れます。(第二外国語についてはこちらで詳しく解説しています)

情報学科目群

Excel, Word, PowerPoint の使い方やプログラミングを学びます。これも1回生で取り切れます。

少人数科目群

1回生はILASという少人数ゼミを取る人が多いです。僕も前期に取って面白かったので、皆さんも取ってみてください。

b, 専門科目

必修科目

1回前期の建築造形実習、2回前期の設計演習Ⅰ、2回後期の設計演習Ⅱと、4回生の特別研究が必修になっています。卒業に絶対に必要なので落とさないようにしてください!

選択必修科目

4つのカテゴリに分類されています。1回生の配当科目は世界建築史(①)、建築工学概論(④)、設計演習基礎(④)のみです。去年の授業科目一覧を載せておくので参考にしてみてください。

専門科目一覧
専門科目一覧
https://www.t.kyoto-u.ac.jp/ja/education/faculty/curriculum

令和4年度工学部履修要覧 28,29ページ

2, 特別研究に必要な単位数

前述の通り建築学科では3回生から4回生に上がるときに研究室配属があり、その際には卒業に必要な単位のうち119単位以上が必要になります。(卒業要件とは違います、注意してください!)
単位が足りないと留年することになりますが、119単位ギリギリで滑り込んでも4回生で25単位取らなければならず辛い思いをすることになります。計画的に履修しましょう。

3, 建築士試験を受験するために必要な単位数

卒業要件とは別に、建築士試験を受けるための必要単位数が定められています。専門科目が10個に分類されていて、それぞれについて決められた以上の単位が必要です。詳しくは4月の説明会で配られる資料を参照してください。

専門科目の紹介

建築造形実習

建築造形実習では建物の図面を書く練習と3Dモデリングの練習をします。小課題が何週かに1回出るのですが、僕は睡眠時間を削って何とか終わらせていました。計画的にやれば問題ないので安心してください!

設計演習基礎

設計演習基礎では建築模型を作る練習をします。建物や地形をどのように表現するか?を実際に手を動かしながら考えていきます。学期の最後には実際に建築家が行うのと同じように、模型と図面を組み合わせて自分の想像した建築を発表します。

世界建築史

海外の建築の歴史や様式を学びます。高校世界史、日本史の文化史をより詳しくやるイメージです。建築に興味があれば楽しい(はず……)です! 

時間割の一例

僕の1回前期の時間割を紹介します。

時間割例

赤字で書いてあるところは、履修取消したクラス指定科目です(授業についていけずドロップアウトしました)。クラス指定科目はできるだけ取ったほうがいいと思います。
工学部のCAP上限は30単位となっています。他の学部・学科では成績優秀だと30単位以上履修できるようになりますが、建築学科ではCAP解放が原則認められていません。工学部はクラス指定科目でギチギチなので、追加できるのは2コマ分程度です。黄色で囲ってあるところが僕の追加した授業になります。基本的には卒業に必要な単位で空いているコマを埋めることになります。

終わりに

履修について解説してきましたが、分からない部分がきっとあると思います。疑問があるなら誰かに相談しましょう。大学側も履修登録相談の機会を設けています(説明会で告知されるはずです!)し、それまで待てないという人は僕に直接連絡をくれれば質問に答えます! 
皆さんの大学生活が実りあるものになることを願っています。ここまで読んでいただきありがとうございました!それでは!!

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