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解説記事
大学入学にあたって、皆さんは第二外国語を選択する必要があります。第二外国語はすべての学部で必修となっており、絶対に落とせません!この記事では、第二外国語選択の基本的な情報をまとめています。
京都大学で選択できる言語は、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、イタリア語、朝鮮語、アラビア語の8つです。
学部に関係なくアラビア語が選択できるのは京都大学ならではの特徴です。(授業進度が早く難しいので、もし選ぶなら覚悟を持って選びましょう)
総合人間学部、文学部、教育学部、法学部、経済学部は二年次までの履修(16単位分)が、理学部、医学部、薬学部、工学部、農学部は一年次までの履修(8単位分)が必要です。
第二外国語の単位がとれていないと卒業できません。単位を落とすと留年に一歩近づきます。
ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語はメジャー言語、ロシア語、イタリア語、朝鮮語、アラビア語はマイナー言語と呼ばれています。マイナー言語はメジャー言語と違って再履修クラスがありません。
再履修クラスとは単位を落としてしまった時の救済措置です。マイナー言語を落とすと1年後の同じ授業を取り直す必要がありますが、メジャー言語なら次の学期の再履修クラスを取ることができます。
また、メジャー言語のクラス分けは学部・学科ごとなので、同じクラスに知り合いがいる心強さがあります。
メジャー言語を選んだ人は自動的にクラスが割り当てられますが、マイナー言語を選んだ人は自分でクラスを選んで履修登録する必要があります。
新入生用サイトで登録します。期限は3月の終わりごろです。
時間割作成画面から言語名を検索し登録します。忘れないようにしましょう。
ドイツとその周辺国で話されています。英語と同じゲルマン語族の言語なので共通点が多く学びやすいですが、活用が多く英語よりはるかに難しいです。医学や哲学の分野で今でも用いられています。中国語と並んで、多くの人が選んでいます。
ヨーロッパやアフリカの広い範囲で話されていて、公用語としている国が30か国以上あります。フランス語由来の英単語は多くありますが、発音と文法が英語と大きく異なっていて慣れるまで大変です。
中国とその周辺国で話されています。漢字を見ればだいたいの意味が推測でき、文法も比較的簡単ですが、発音が難しいです。ドイツ語と並んで、多くの人が選んでいます。
スペイン、中南米で話されています。発音は日本語と似ていますが、文法は難しいです。中南米に興味がある人におすすめです。巻き舌が特徴的ですが、できなくても何とかなります。
旧ソ連の領域だった場所で話されています。ロシア語で用いられるキリル文字は日本人になじみがなく、学習しづらいかもしれません。
ラテン系の言語で、文法が難しめです。履修している人と会ったことがありません。
朝鮮半島で話されています。文法が日本語に近く、理解しやすいです。ハングルは一見難しそうですが、規則さえ覚えれば読めるようになります。
中東から北アフリカにかけて広い範囲で話されています。文字を右から書く、子音しか表記しない、文字になじみがないなど難しい要素が多くあります。3つの文字の組み合わせ(3語根)が意味を持ち、それを中心に活用するため、辞書を引くのも一苦労です。
大事なことは、大学生活が始まると、勉強に対するモチベーションがなくなる人が大半だということです。今どれだけやる気があっても、入学後には様々な誘惑が待っています。
また、第二外国語を話せるレベルまで上達させられる人は非常に稀です。
第二外国語は興味があるものを選んだ方がいいです。どの国に行ってみたいかで選ぶのもいいと思います。話せるようにはならなくとも、選んだ言語の知識は身につきます。旅行の時に文字が読めたり、簡単な会話ができたりすれば心強いでしょう。興味があれば、勉強するのも辛くなくなります。
言語間の難易度にそこまで差はありません。ただ、一般にはメジャー言語の方が簡単だと言われています。(再履習できるから?)
総合人間学部、文学部、教育学部は英語を履修しないことで第二外国語を2つ学ぶことができます。かなり大変だと思いますが、選択肢の一つとして覚えておいて損はないでしょう。
言語間の難易度にほとんど差はないので、第二外国語は興味があるものを選びましょう。
選ぶときは慎重に、後悔のない選択を!
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京大mapの記事をお読みいただきありがとうございました。