入学準備
京大生になる前に知っておきたい京大用語を解説!〜履修編〜
解説記事
新入生のみなさま、ご入学おめでとうございます😊🌸
今回は、文学部の履修の組み方について紹介していきたいと思います。
これまで、自分で時間割を組んだことがある人はおそらくいないのではないかと思います。初めてのことで少し不安になるかと思いますが、この記事を読んでしっかり必要な単位数、卒業要件などを理解していただければと思います!
文学部の1回生が履修できる科目は、ほとんどが全学共通科目です。下表を参考に、卒業に必要な全学共通科目を計画的に履修するようにしましょう。
文学部には、研究・教育の基礎単位として、研究分野に分かれた31の専修があります。3回生ではこの希望専修を決定する必要がありますが、研究内容はどれも専門的で、決定する際に迷うことになると思います。そこで、まず2回生で専修を大枠でくくった系に分属し、希望専修を決定するための準備をします。
具体的には、以下の6つの系が存在します。
先ほど申し上げた通り、2回生では6つの系に分属します。
系では、講義や基礎演習、各国語の文献講読、分属した系でクラス編成された文学部英語などを通し、専門的な知識を深めていきます。
また、文学部では先ほど説明した全学共通科目56単位以上(令和2年度以降入学者)に加え、学部科目88単位を修得する必要があります。
そのため、4回生で卒業論文に集中するためにも、2回生のうちに全学共通科目を取り切り、学部科目も順調に修得しておくことが非常に望ましいでしょう。
秋には、希望専修の調査を行い専修の分属を決定します。実際の31の専修は、以下の通りです。
このとき、2回生で分属した系と異なる系の専修に分属することも可能です。
しかし、専修にはそれぞれ定員があるため、定員を超えた専修では選考が行われます。したがって、希望の専修へ全員が分属できるとは限らないので、注意が必要です。
3回生では、本格的な専門教育が始まります。
各専修に分属し、特殊講義や演習といった専門的な授業を履修します。
その中には、文献講読や野外実習、大学院生とともに受講する講義があったりと、他学部とは異なる形式の授業も多々あります。😳
また授業以外にも、研究室の行事などに参加する機会が多数設けられており、上級生や大学院生と深く交流することができます✨
先ほど述べた通り、4回生での卒業論文に備え、3回生のうちに必要な単位を取り切っておくようにしましょう。
4回生では、卒業論文の作成が中心となります。
各自で論文テーマを決定し、資料・史料を集めて分析し、論文にまとめます。
論文題目の提出、論文の提出期間は毎年文学部・文学研究科行事予定表に記載されますので、チェックしておきましょう。
また、書式は原則和文であるものの、例外として英語学英文学、アメリカ文学専修学生は原則英語であったり、「外国」語学「外国」文学、言語学専修の学生はその専修言語で書いても良いとされていたりと、専修によってルールがさまざまなので、卒業論文に取り組む際は各自よく確認する必要があります。
いかがでしたでしょうか、文学部の履修要項や、4年間の流れは理解していただけたでしょうか?
文学部では、他学部で稀に見られる「この回生までにこの科目を修得していないと進級できない」や、「この回生までに◯単位修得していないと進級できない」といった留年トラップは仕掛けられていません。
ですが、油断は禁物です⚠️
4回生になって卒論を書きながら、たくさん単位を取らなきゃいけない!といった苦しい状況に陥らないよう、1回生のうちから計画的に単位を修得していきましょう😊
みなさんの大学生活が有意義なものになるよう、応援しています✨
ご愛読いただき、ありがとうございました。
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