プログラム
【留学経験者の声】京大留学プログラム経験者へのインタビュー特集
インタビュー・レポ
こんにちは。京大map編集部のピッツァです。
今回は、2024年2月にオーストリアに短期留学した際の体験談を語ってみたいと思います。無数にある短期留学の選択肢の中で、サマースクール・ウィンタースクール系の魅力を紹介しましょう。
この記事はこんな人におすすめです。
まず、そもそもサマースクール・ウィンタースクール・スプリングスクールといったプログラムが何かについて説明します。
京都大学海外留学ポータルサイトの「留学プログラム」のサイトを開くと、留学プログラム一覧を見ることが出来ます。今回取り上げるのは「短期・協定校主催(大学取りまとめ/個人応募)」です。簡単に言えば、海外大学(京大の協定校以外も含む)が独自に開講する短期留学プログラムへ個人で参加し、用意されたプログラムに沿って勉学に励むというものです。大学も開講分野も多種多様で、「オックスフォード大学で英文学を学ぶ」なんてこともできます。

なので、その他の短期留学とは異なり応募から準備、出発、帰国まで基本的には自分一人で行う必要があります。また、プログラム参加者は京大生や日本人ではなく、世界中から集まります。短くとも本格的な留学と言えるでしょう。ですが、ものによっては京大が応募を一括するもの、そして京大から資金補助(受講費免除)が提供されるものもあります。

画像にもある通り、私が行ったウィーン大学ウィンタースクールは、京大が応募を統轄しており、受講費免除枠が提供されています。あくまで授業料が免除になるだけで、渡航費・宿泊費といった経費は自己負担になる点は要注意です。なお、受講費免除枠には学内選考があるため、全員が利用できるわけではありません。
ウィーン大学ウィンタースクールは毎年1月末~2月上旬に開催されています。音楽の都・ウィーンで歴史学や音楽学、心理学といった人文学を学ぶ内容が中心であり、クラシックやヨーロッパ文化の愛好家にはたまらない内容です。プログラム言語は英語であり、ドイツ語が話せなくても参加できるのは大きな魅力でしょう。
先に述べたように私は京大の受講費無料枠を使いました。学内選考は書類3点だけで行われます。評価基準は学業成績と語学力の二つのようです。ウィンタースクールに限ったことではないですが、海外留学には一定の成績が求められることが多いです。日々の学業も手を抜かないようにしましょう。私がウィーンへ行ったのは2024年ですが、前年の10月頃に応募し、11月下旬には学内選考結果が通知されました。
学内選考の次は本出願です。ウィーン大学へ各種必要書類を郵送する必要があります。しっかりと先方の指示に従いましょう。
余談ですが、筆者は出願時は交換留学中でした。出願書類の中には京大の学業成績証明書原本もありますが、留学先では当然発行できません💦 結局ウィーン大学へ事情を説明した上で、成績証明書のみ京大→実家→ウィーン大学と郵送してもらうという力技で切り抜けました。海外留学にトラブルは付き物。必要なのは柔軟な対応力と多少の強引さです。
出願と同時に、飛行機や宿泊場所、海外留学保険の手配も進めます。フライト予約の際、旅行代理店(特に海外のOTA)を使うのは要注意です。緊急時の柔軟さに欠けることがあるからです。私の場合、予約していたフライトがストライキで欠航になり、返金のうえ予約し直すといったことが… ホテルはウィーン大学推奨のホテルを選びました。ホテル選びのコツは、洗濯機(コインランドリー)がある所を選ぶことです。2週間洗濯なしで生き抜くのは不可能です。海外留学保険は特にこだわりがなければ大学生協の保険が無難だと思います。
いよいよ現地ですね。基本的にウィンタースクールは開始と終了が決まっているだけで、それ以外は自由です。私も開始日の2日前に現地入りしてウィーンをぶらぶらしていましたし、参加者には先にチェコを観光してから来たという人もいました。
履修したのは「ウィーンの近現代史」と「フロイトの精神分析と時代背景」の2つです。授業は講義がメインですが、時折挟まれるディスカッションでは皆活発に発言していたので、私も翻訳アプリを駆使して喰らいつきました。集中講義ですが、しっかりとレポートや試験が課されます。
授業内でウィーン市街へ見学に行くことも。ウィーンの歴史博物館や旧王宮を見て回ります。バロック様式の建物が美しい…

ウィーン会議の舞台となったシェーンブルン宮殿を見学
授業後や土日は完全フリー。私は市内の散策や、カフェ巡りを楽しんでいました。参加者の中には、土日の2日間で隣国ハンガリーとスロバキアへ行ってきたという猛者もいました。
ウィーンはコーヒー文化の震源地の一つであり、由緒正しいコーヒーハウスがあちこちにあります。また、かのザッハトルテの発祥の老舗も。

ぼっち・ざっはとるて
オペラも見に行きました。クラシックに疎い私でも楽しめるのは流石音楽の都といったところでしょうか。

ウィーン国立歌劇場の立見席より
ただし、楽しいことばかりではないのが留学。私は最終日にスマホを落として壊してしまいました。幸いiPadを大学Wi-FiやフリーWi-Fiにつないでしのぎましたが、スマホが無いと現代人は無力であることを痛感しました(笑)
思い返してみると、私のウィーン留学は前途多難だったように感じます。でも、それにより柔軟な対応力が鍛えられました。もちろんまったく滞りのない留学が理想的ですが、現実はなかなかうまくいきません。大事なのは、トラブルを不快に思いつつも「それもまた良し」と思える精神ですね。
体感として、ウィーン(オーストリア)はアジア人は本当に少ないです。市内に日系店舗はほぼ皆無で、日本産品を扱う店は1店舗だけ。街角で話されるのもドイツ語。ここら辺がアメリカやオーストラリアと言った人気留学先との大きな相違でしょう。まったくの異世界へ留学したいという人には、ヨーロッパはおすすめです。

ウィーン唯一の日本物産店
長くても1か月の短期留学は、長期留学よりもスケジュールの柔軟性が高い。京大で取り組みたいこと、やるべきことが多くある学生にも、比較的手軽に国際交流の経験を得ると共に、新たな人生の選択肢を増やす好機になります。今回のウィーン大学ウィンタースクールのように、資金面の援助があるものも多数あるので、お金を理由に諦めるのはもったいないです。あなたに合った短期留学が京都大学海外留学ポータルサイトにきっとあるので、ぜひ探してみましょう!
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京大mapの記事をお読みいただきありがとうございました。