入学準備
【農学部食料・環境経済学科】履修の組み方|京都大学の学部・学科別
解説記事
こんにちは!京大map編集の法学部4年のやまです。
気温も高くなり、法学部生の方は「そろそろ試験勉強を本格的に始めたいけれど、何をしていいか分からない」という時期ではないでしょうか…?
私も1年生のこの時期は勉強の進め方が分からず、なかなか試験対策に踏み出せませんでした。結果として、1年生前期の試験直前にはかなり苦労しましたが、その反省を踏まえて自分なりの勉強法を確立し、GPA4.1を維持することができました。
今回は、私自身の経験や成績優秀な法学部生の話をもとに、法学部でAやA⁺を目指す方向けのおすすめの勉強法をご紹介します🔍!
法学部の成績評価には特殊な点があるため、具体的な対策方法の前に評価の仕組みについて確認していきます。
まず、成績ランクにおける点数分布が異なり、A⁺からCの評価をとるために必要な点数が全学共通科目よりも低くなっています。なお、法学部生に配布される便覧には点数の上限は90点程度と書かれており、建前上100点が満点ですが、満点が出ることはなく、90点以上が出ることも非常に稀です。

また、試験が成績評価の100%を占めることも法学部の特徴です(経済関連科目等一部科目は除く)。
そして、法学部の試験は相対評価が用いられています。上の表のように、合格者の成績分布があらかじめ決まっており、便覧によると、受験者数が少ない科目を除き、概ね以下の通り示されています。
つまり、合格すればBは取りやすいものの、相対評価であるため、AやA⁺を取ろうと思うと周りの人よりも高い得点が必要になります。法曹志望などで高得点を狙っている人は多いので、上位の成績をとるにはかなり計画的な対策が必要です。
法学部で良い成績を取ることは、法律や政治に関する知識をしっかり身につけられるというだけでなく、法科大学院への進学や就職活動での評価など将来にもつながってきます。
特に法科大学院への進学を考えている人にとって、学部成績は重要です。法学既修者枠の選抜では、出願者数がある一定数を上回った場合、学業成績に基づき、第一段階選抜が実施されることがあります(令和8年度募集要項 )。令和8年度については、第一段階選抜は実施されていません(令和8年度選抜結果)が、良い成績を取っておけば安心ですね✨
また、法曹基礎プログラムを利用して法科大学院への進学を目指す場合にも、学部成績が重要になります。法曹基礎プログラムとは、法曹志望者が、法学部での学業成績と口述試験棟に基づく特別試験によって大学院へ進学することができる制度です。これには、4年で卒業できるものと、3年での早期卒業制度が存在します。法曹基礎プログラム修了には、成績要件が課されており、
のいずれかを満たす必要があります。学部生の大半がこの枠を狙っているため、点数争いは熾烈であり、非常に高い成績が求められます。
法曹を目指していないという人にとっても、成績は無関係ではありません。就職活動においては、成績表の提出やGPAの記入を求める企業も少なくありません。特に法律系の仕事の選考では、専門科目の成績が良いことは大きな強みになるでしょう。良い成績を取っておくことは就職活動においても役に立つと言えます。
※そもそも卒業に必要な単位が大幅に不足している場合は、選考でマイナスに捉えられる可能性もあるため、注意が必要です。

※問題演習の時期は人によって異なります。早いうちに演習経験を積み重ねるのが良いと言われています!
普段の授業では、予習をしたうえでしっかり授業を受け、授業後に復習することが重要です。
教授が指定した教科書で次回授業の該当範囲を読んでおくと、授業内容を理解しやすくなります!また、長期休みを利用して事前に学習を進める人もいます。ただし、事前学習をほとんど行わなくても好成績を維持している人は少なくないため、 時間の確保が難しい場合には、省略するのも一つの選択肢でしょう。私も予習はほとんどしていませんでした。
授業への出席は、法学部において非常に重要です。日頃から授業内容に触れておくことで、試験前に焦らず勉強できます。また、出席点が成績に反映されないことを理由に授業へ出ない人に対しても、大きなアドバンテージを持つことができます。 さらに、教授が試験形式や出題可能性が高い部分、あるいは出題されない部分について言及されることがあります。私自身は毎回出席していたのですが、授業に出ていたことで試験で有利になった経験が何度もありました☺️
復習は、記憶が鮮明な授業後1週間以内に行うのがおすすめです。
私は主に、①授業で生じた疑問点を解消すること、②授業内容を自分なりに整理すること、この2つを行っていました。
②について補足をすると、配布資料は分量が多すぎる場合や少なすぎる場合があり、試験前に見返すだけでは時間がかかります。そのため、日頃からノートやWordなどに内容を整理したり、レジュメを見やすく色分けしたりしておき、 試験前に見返して記憶を呼び起こせるようにまとめておくことで、直前期の負担を大幅に減らすことができます!✨
以上2つに加え、科目ごとに答案の書き方を学んでおくのも大事です。特に法律科目は、予備校の論証集や先輩の答案で研究している人もいます。そして、この段階で問題演習をしておくと早期に問題対応力が身につき、高得点に大きく近づきます。(問題演習の詳細は②の(イ)でご紹介しています。)私は予備校の論証集を持っていなかったので、教科書や法学部生向けに重要論点について解説しているブログを見ながら、自分流の論証集のようなものを作った科目もありました!
成績優秀者が本格的な試験勉強を開始するタイミングとしては、2か月前が多い印象です。知識を定着させるのがメインですが、演習問題にも取り組むとより理解を深められるでしょう。
試験2か月前くらいから、復習時にまとめたものや授業資料の内容を初回から見直しましょう。全てを一言一句暗記する必要は無く、内容把握が重要です。もちろん、特定の文言については正確に覚えたほうが高得点に繋がる場合もありますが(特に法律科目)、その点については教授が指示してくださることが多いです。
このとき、内容を1日にある程度覚えて、少し日を空けてから再度復習することで、記憶が最も定着しやすくなります!
法学部の試験は論述問題が基本であり、中には論述1題のみが出題される科目もあります。そのため、暗記した知識を適切にアウトプットできることが非常に重要です✍
過去問や演習書(演習サブノートやLaw Practiceを使用している学生が多い印象です)を実際に解くことで、試験本番のイメージが具体化されるだけでなく、答案作成の方法や重要論点の理解も深まります。問題演習に時間をかけている人ほど、法律科目で安定して良い成績を取っている印象があります。
また、法曹系サークルでは試験対策の勉強会を行っているところもあるため、そうした場に参加してみるのも一つの選択肢でしょう。
この期間は、覚えきれていない部分の暗記や重要事項の再確認、総復習、問題演習などを行うことで、より高得点に近づくことができます!
私は、試験直前にまとめノート全体を見直し、覚えられていない部分にマーカーや付箋をつけ、その部分を覚えきれるよう、試験の時間まで何度も確認するという方法を取っていました。演習については、試験内容を完璧に頭に入れた後、本番の予行練習として直近1~2年分の過去問を解いていました。
試験形式や出題内容を知っておくと、授業の理解や暗記の際に重点を置くべき部分が明確になり、学習負担の軽減につながります。
過去問は、履修している授業の担当教授が過去に作成したものに加え、直近年度のものにも目を通しておくとよいでしょう。
休んでしまった授業のメモを共有してもらったり、分からないところを聞けたりするため、学習を進めやすくなります。過去問には解答がないことも多いため、誰かと一緒に解くのが良いでしょう。さらに、疑問点や答案の書き方、勉強法などを聞ける先輩がいると心強いです。法律系のサークルに入ると、縦のつながりだけでなく横のつながりもできるのでおすすめです。
法律科目では事例問題への対応力が、政治系科目では授業内容をどれだけ覚え、それを答案に反映できるかが求められる傾向にあります。 その点を踏まえて試験に挑むと良いかもしれません👀
どうでしたか?試験対策のイメージは沸いたでしょうか?
もしかすると、試験に対し不安に感じた方もおられるかもしれません。しかし、特に1年生は点数がつかない科目も多く、単位数も少ないため、そこまで身構える必要はありません。
さらに、私がご紹介した勉強方法は、あくまで一例に過ぎません。これまでの経験や京大での学びを踏まえつつ、自分に合った学習スタイルを確立していってくださいね。
最後に、余談ではありますが、私は法曹でなく民間就職という道を選びました。けれども、法律や政治を学ぶ中で、物事を筋道立てて考える力、複雑な問題を整理する力、相手に伝わるように説明する力が身についた実感があり、法学部での学びに注力してきて本当に良かったと感じています。法曹であれ、その他の進路であれ、これを読んでくださった皆さんが大学での学びを充実させ、納得できる進路に進まれることを願っています✨
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京大mapの記事をお読みいただきありがとうございました。