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解説記事
今回は、ILASセミナーについて紹介していきたいと思います。少人数教育科目群という名前なだけあって、普通の講義と比べて人数が少なく、何となく意識高い系の講義のような印象を受けますよね😅
筆者はILASセミナーを2つ受講したことがありますので、その時の感想なども交えてご紹介していきたいと思います!
ILASセミナーは、京都大学国際高等教育院のサイトにおいて「京都大学への入門」授業であると紹介されています。つまり、自分で課題を見つけ解決するというスキルを身につけるための、学生主体の授業であり、高校までの授業とは大きく異なっています。
2023年度は合計264つの講義が開講される予定で、定員は少ないもので5名、多いもので25名ほどです。
また、いずれのセミナーも1回生を優先して履修できるようになっています。
ILASセミナーを選択する際は、よくシラバスをチェックするようにしましょう。
通常の講義と違いイレギュラーな点も多いので、どのような内容なのか、実施場所はどこか、何人でやるのか、集中講義の場合いつ行われるのか、しっかりと目を通すようにしましょう。筆者の周りにも集中講義を受講したけど、サークルの合宿と被ってて行けない、部活の大会と被ってて行けない、といった理由で単位をもらえなかった子が何人かいたので、注意してください😰
また、ILASセミナーは友達と一緒にとることでハードルがぐっと下がります。ILAS申し込みまでにそこまで仲良い友達ができる方は少ないかと思いますが、高校同期がいる方や、2回生以降で受講するつもりの方などは参考にしてください!
ここからは、実際にILASセミナーを受講した感想や、良かったところ、イマイチだったところをご紹介します。
まず、私が受講したILASセミナーは、ざっくり説明すると
の二つでした。
いずれも実験・調査→復習→講義という流れのセミナーでした。理系寄りの科目のILASセミナーは、このような流れで実施されるものが多いと思います🔍
文系寄りの科目の中には、美術館・博物館などを訪れるセミナーや、講義で基礎知識をつけた後、ある分野に関して各グループで研究してその結果を報告するセミナーなどがあり、各セミナーによってさまざまな授業形態がとられています。ILASセミナーを選択する際は、シラバスを見てどのような授業形態なのか、実施場所はどこなのか等を確認して、自分に合ったものを選択するようにしましょう☺️
私が感じたILASセミナーの良かったところは、以下の通りです!
先ほど述べた通り、ILASセミナーの受講人数は多いもので25人程度しかいません!通常の講義であればもっと人数が多く、また先生主体で授業を行い、学生がノートを取る、という形式のものが多いです。
そのため、講義中に質問しにくかったり、講義の進むスピードがはやすぎてついていけない、眠くなる、といった難点が多々あると思います😢
しかし、ILASセミナーでは人数が少ない上みんなで相談したり、感想を言い合ったりしながら授業を進めていくことが多いです。先生に質問などもしやすい雰囲気ですので、わからないまま取り残される…なんて事態に陥る可能性は極めて低いです!
また、外に出て散策などを行う講義も多いので、通常の講義とは一味違っており退屈せず、楽しく講義を受けることができます!
ILASセミナーは基本的に1回生向けに用意されている講義ですので、受講する大半が1回生です。そのため、受講することでさまざまな学部の1回生と知り合うことができます。
他学部の学生と友達になると、自分が専門としていない分野についても知る機会ができたり、自分の専門分野外でわからないことがあったときに質問できたりしますので、貴重な経験になるかと思います✨
通常の講義は試験結果で評価されるものが多いですが、ILASセミナーは研究発表やレポートなどで評価されることが多いです。また、少人数で講義を受けるため、学生同士だけでなく先生と学生との関係も自然と深まっていきます。そのため、きちんと出席し課題も提出していれば、余程のことがない限り単位をもらえないといった事態は起こりません。
京都大学はCAP制がありますので、やはり効率良く単位を取りたいですよね😂出席と課題で確実に単位をもらえる、というのは非常に大きなメリットだと思います。
次に、私が感じたILASセミナーのイマイチだったところは、以下の通りです。
【一回の欠席で落単の危機】
先ほどほぼ確実に単位がもらえると言ったばかりですが、これはきちんと全回出席し、課題なども出していた場合です。特に集中講義という、夏休みなどに行われる1週間前後の短期間の授業の場合、そもそも全回出席している者にしか単位を与えない、とシラバスに明記しているものもあります。集中講義ではなく前期・後期に行われるセミナーの場合、一回の欠席で落単とは考えにくいですが、やはり出席点の比率が多いものが大半なので、全回出席しておくことが望ましいです。
ILASセミナーを受講していると、講義途中で「話し合ってください」と言われたり、「〇〇さん、どう思いますか?」と聞かれたりする場面が多いです。そんなとき、わからないからと言って黙り込んでしまうと講義が滞り、なんとも言えない空気が流れます。
とにかく何か発言することが求められますので、人前で話すのが苦手だったり、自分の考えを言語化するのが苦手な方は向いていないかもしれません。しかし、これらは社会に出たときに必ず必要になる能力ですので、逆にILASセミナーを受講して克服するのも、一つの手ですね👍
私が受講したILASセミナーの一つもそうでしたが、中には半日〜一日使って遠出するセミナーがあります。そういった場合の交通費は自己負担になりますので、注意しておきましょう。
また、ある程度栄えている場所であれば友達と観光して帰ろう!といった陽キャムーブができますが、山や川に行くセミナーの場合ただただ行って帰るしかできないので、目的地がどこなのかもチェックしておくと良いと思います😅
いかがでしたでしょうか、ILASセミナーを受講するかどうか、決めることはできましたか?
「京都大学への入門」と呼ばれているくらいですので、筆者としては受講してみることをお勧めします☺️筆者が一回生で受講した時は、ざっくりした感想ですが「これが大学かぁ…」とひしひしと感じたのを覚えています😂1回生のうちから様々な装置や研究と間近で触れ合えるのはILASセミナーだけなので、ぜひ受講して欲しいと思います!
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京大mapの記事をお読みいただきありがとうございました。