入学準備
【先輩京大生が伝授】一人暮らしのアイテムは何が必要??
解説記事
新入生のみなさま、ご入学おめでとうございます🌸
大学では、自分で履修する講義を決めて、自分で時間割を組むことが必要になります。
特に総合人間学部では5種類もの学系が存在している上、自分がメインで専攻する科目の他に副専攻科目(後ほど説明します)というものが存在したり、専攻する分野によって履修要件が異なっていたりと複雑です😭💦
自分の履修要件を把握することこそが、留年回避の第一歩です!
それではここから、総合人間学部の4年間の流れを見ていきましょう。
履修の流れを見る前に、まずは総合人間学部にどのような学系があるのかを見ていきましょう。
総合人間学部は、主に上の5種類の学系から成り、それぞれが専攻する内容は黒字で表記している通りです。
学系を決定するのは2回生への進級時なので、入学後すぐに決定する必要はありません。
しかし、事前に学系の大まかな学習内容を把握しておくべきでしょう。
先ほど述べた通り、1回生のうちはまだ学系は別れておらず、主に全学共通科目を修得することになります。
総合人間学部が履修すべき単位数は、以下の通りです。
これを見るとわかるように、総合人間学部では他学部のように ”この全学共通科目の科目群から、それぞれ◯単位以上修得しなさい” というような明確な規定がありません。
そうではなく、”全学共通科目+総合人間学部科目から◯単位以上修得しなさい” といった規定のもと、所属する学系によってその内訳がある程度指定されていたり、いなかったりといった具合です。
そのため、全学共通科目の楽単を狙うことで必要単位数を稼ぎやすいという点がメリットと言えます。
また、全学共通科目を履修しながら、自分はどの分野に興味があるのか見極めることが大切です。
2回生進級時に、先ほど紹介した5つの学系から主専攻を決定します。
先ほどは全学共通科目の必要単位数について大まかに説明しましたが、学系ごとの必要な単位数を具体的に見ていきましょう。
京都大学総合人間学部. 総合人間学部便覧 令和5年度. p.13
上の表からわかる通り、総合人間学部が修得すべき科目は、主専攻 / 副専攻 / 学系入門科目 / 外国語科目 / 自由科目 の5科目があります。
それぞれ必要な単位数は表を参照してください。
主専攻、副専攻は全学共通科目を含みます。
つまり、全学共通科目の必要単位数で述べた通り、全学共通科目+総合人間学部科目から必要単位数を獲得すれば良いということです。
しかし、表を見るとわかる通り人間科学科、国際文明学系、自然科学系では少々内訳が決まっていますので、注意が必要です⚠️
主専攻科目表、副専攻科目表は「総合人間学部便覧」に記載がありますので、そちらを参考にしてください。
必要な副専攻科目を修得し卒業可能となれば、卒業時に学士の学位記とは別に副専攻名を記した認定書が発行されます。
そのため副専攻も適当に決定するのではなく、自分の将来に必要と考えられる学系を選択する方が良いと考えられます。
また、自由科目というのは総合人間学部向けでない、他学部の科目を指します。
所属学部以外の科目で32単位も修得する、という学部は他にないため、やはり総合人間学部では幅広い知識を身につけることが可能と言えますね😳
3回生の流れは、2回生と変わりません。
先ほど紹介した必要単位数を、2回生から4回生までかけて修得していくことになります。
また、後ほど説明しますが教育職員免許状を取得したい生徒は、4回生で実施される教育実習の説明会に参加する必要があります。
教育実習は原則4回生でないと参加できませんが、中学校一種の免許状を取得したい場合は3回生でも参加可能な場合があります。
逆に、免許状取得に必要な単位の大部分を修得しておかなければ教育実習に参加できない場合もあるので、しっかりと説明会に参加しておきましょう。
4回生でも、同じように講義を受けて単位を修得していきます。
しかし、4回生では卒業論文の作製があるため、これに集中するためにも3回生までのうちにある程度単位修得を終わらせておいたほうが良いでしょう。
5月下旬に「卒業論文・卒業研究題目の報告」を提出し、翌年1月中旬に卒業論文を提出するという流れになります。
また、4回生では必修の「研究を他者に語る」を実施しなければなりません。
これは、卒業予定学生が、自身の卒業論文・卒業研究の内容を異分野の教員(聞き役教員)に紹介するというものです。
自分の専門について専門外の人にわかりやすく伝えるコミュニケーション能力を身につけるとともに、異分野の教員との議論を通じて自分の研究を相対化し客観視する機会を設けることを目的としています。
この発表の良否が卒業判定に影響を及ぼすことはありませんが、必修なので実施しなければ卒業できなくなります。
総合人間学部では、所定の単位を修得すれば教育職員免許状 / 公認心理士となる資格を取得することができます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
まず、取得できる免許状の種類は以下の通りです。
教育職員免許状取得についての情報は、総合人間学部の掲示、 KULASISの「全学生向け共通掲示板」のページに掲載の『・本学の教職課程及び免許取得に関する基本情報についてはこちら』といった項目から確認する必要があります。
ここに、免許状取得に必要な単位などが記載されています。
4回生では教育実習が実施されるのですが、3回生のうちにこの必要な単位の大部分を修得していなければ実習に参加できない場合もあるので、注意してください⚠️
また、中学校一種の免許状を取得希望の方は、さらに介護等体験実習にも参加する必要があるので、随時掲示に目を通しておきましょう。
公認心理士となる資格を得るためには、学部生のうちに必要な科目や実習を履修したのち、大学院修士課程で必要科目を修得する、あるいは特定の機関で2-3年の実務経験を積むことで受験資格を得ることができます。
必要な単位については、「京都大学公認心理師情報ページ」URLに記載の「3.受験資格の要件となる指定科目について」から確認できますので、確認しておきましょう。
いかがでしたでしょうか、総合人間学部の4年間や特徴について理解できましたか?
この記事を読んでわかったと思いますが、総合人間学部では自分の専攻だけでなく、さまざまな分野で深い知識を得ることが必要とされます。
その中でも、自分が最も興味を持つ分野は何なのか、自分の将来に必要な知識や資格は何なのか、しっかりと見極める必要があります。
充実した4年間を送れるよう、ぜひこの記事を参考に計画を立ててください☺️
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京大mapの記事をお読みいただきありがとうございました。