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【医学部医学科】履修の組み方|京都大学の学部・学科別

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新入生のみなさま、ご入学おめでとうございます🌸

大学では卒業までに自分で単位を修得する必要がある上、学部科目が多く2回生以降はある程度時間割が決まってしまっているので、いかに計画的に修得していくかが肝になります!

この記事を参考にして、1回生のうちからしっかりと履修を組んでいきましょう✨

6年間の流れ

医学部では、6年間のカリキュラムを通じて基礎から最先端までの医学全般を広範に学習します。

1回生から順に、6年間の流れを見ていきましょう!

1回生

1回生のうちは、専門科目は3科目しかありません。

そのため、主に全学共通科目をはじめとする基礎教養科目を履修することになります。

医学部のみなさんが、卒業までに修得すべき全学共通科目は以下の通りです。

京都大学. 全学共通科目履修の手引き 令和5(2023)年度. p.206

京都大学にはCAP制という制度があります。

これは、1学期で履修登録できる単位数に上限を設けることにより、履修登録した科目の学習に力を入れてもらうことを目的とした制度です。

他学部では、このCAP制により1学期で履修登録できる単位数は、上限30単位である場合が多いです(全学共通科目のみではなく、学部科目もこの単位数にカウントします)。

しかし、医学部医学科においては1回生前期:36単位、後期:34単位、2回生前期・後期:36単位、3回生以降30単位と、他学部と比較して1・2回生では上限が緩く設定されています。

すなわち医学科のみなさんは、1回生で上限70単位を履修登録することが可能であり、専門科目は3科目のみで、卒業までに修得すべき全学共通科目の合計単位数は60単位であることから、理論上1回生で全学共通科目を取り切ることが可能であり、実際そうすることが望まれています。

また、希望の研究室を回って研究手法を学ぶ「ラボ・ローテーション」、医療機関で実習を行う「外来患者支援実習」「病棟体験実習」、生命科学をテーマに教員と議論し、英語でのプレゼンテーション能力を養う「基礎医学生物学」なども開講されています。

2回生

2回生からは、基礎教養科目とともに科学英語(医学)という、コミュニケーションを中心とし英語でのプレゼンテーションなどを行う科目が設けられています。

また、2回生からは「レベル・システム方式」に基づく本格的な医学教育がはじまります。

これは、解剖学・生理学・病理学などの学問について、はじめに分子や細胞レベルでその構造・機能を学習し、続いて人体の臓器別の機能・病理を深く学習するという学習体系です。

医学知識を備えるのみならず、患者とのコミュニケーション能力や、チーム医療の重要性なども学習することができます。

授業計画はほぼ自動的に決まっており、まだ不足している全学共通科目の単位がある場合、空いているコマに履修登録することになります。

2023年度の授業計画を参照すると、毎週火曜日の午後は1年を通して空きコマになっていました。

しかし、ほかの曜日では不定期で全休や午後休があったので、全学共通科目を2回生でいっぱい履修する、というのはやはり現実的ではないと思われます😢💦

また、2回生でも「ラボ・ローテーション」(研究室巡り)の機会が設けられていますので、自分が研究したい分野の研究室を積極的に見つけていきましょう。

3回生

3回生でも、2回生と同じように「レベル・システム方式」に基づく教育がなされます。

しかし、2回生の時間割と比較して圧倒的に空きコマが少ないので、みなさん頑張ってください…。

同じく2023年度の時間割を参照すると、2回生と同様毎週火曜日の午後は1年を通して空きコマになっており、それ以外のほとんどの日は1-4限まですべて埋まっていました。

また、3回生からは希望の研究室に配属し、より本格的に研究に従事することとなります。

4回生

4回生前期までは、2・3回生の頃と同様に専門科目を履修することになります。

しかし、後期からは授業ではなく、「マイコース・プログラム」という教育プログラムが始まります。

「マイコース・プログラム」の実施期間や詳細については、以下のように紹介されています。

京都大学大学院医学研究科・医学部. 医学科. 教育プログラム. https://www.med.kyoto-u.ac.jp/faculty/medicine/e_project/.

実施期間中は他の講義や実習がないので、研究活動により集中できるかと思います☺️

このプログラム中の研究成果が、国際学会などで発表されることもあるそうなので、みなさんぜひ熱心な研究活動を行ってください🔥🔥

5・6回生

5・6回生では、実際に京都大学の附属病院や、京都大学の関連病院にて臨床実習を行います。

実習では、診療各科を回って臨床の実際を学び、地域医療機関と連携し、豊富な臨床経験を持つ指導医による少人数教育が行われます。

京都大学の臨床実習の特徴として、移植医療や分子治療・再生医療などの先端医療の臨床を体験できるという点が挙げられます。

また、「マイコース・プログラム」の紹介に記載してあった通り、卒業前には活動報告書を作成し、カリキュラム企画委員会から最終的なプログラムの修了認定がなされます✏️📖

このプログラムの修了を認定された方は、晴れて医師国家試験の受験資格を得ることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事を読んでわかったと思いますが、医学部医学科では2回生以降の時間割が自動的に決まっています。

すなわち、1回生のうちにいかに全学共通科目を修得しておくか、これに限ると思います!!

全学共通科目の必要単位数さえ満たしておけば、あとは計画段階で失敗することはまずありません(専門科目の試験勉強が間に合わず単位を落として留年、というのは考えられますが…)。

勉学を怠らず、ストレートで卒業できるように頑張りましょう!

応援していますよ💪✨

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