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【農学部食品生物科学科】履修の組み方|京都大学の学部・学科別

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新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます🌸✨

大学では、自分で進級要件や卒業要件を確認して履修を組む必要があります。

要件を満たしていないと、問答無用で留年することになってしまいます。

てきとうに履修を組んでいたら留年してしまった!なんてことが起こらないよう、この記事を参考にして履修計画を立てていただきたいと思います!

卒業要件

先に、食品生物科学科における卒業要件を確認しておきましょう。

全学共通科目に関する卒業要件は、以下の表の通りです。

京都大学農学部. 卒業に必要な科目及び単位数. https://www.kais.kyoto-u.ac.jp/japanese/wp-content/uploads/sites/2/2023/03/%E5%8D%92%E6%A5%AD%E3%81%AB%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E7%A7%91%E7%9B%AE%E5%8F%8A%E3%81%B3%E5%8D%98%E4%BD%8D%E6%95%B0.pdf. p.4. 

食品生物科学科のみなさんは特に自然科学科目群の必要単位数が20単位と多い上、うち16単位以上は学科の推薦科目でないといけないので、注意してください。

学科の推奨科目は、具体的に以下の科目が挙げられます。

京都大学農学部. 授業科目の履修. https://www.kais.kyoto-u.ac.jp/japanese/wp-content/uploads/sites/2/2023/03/%E6%8E%88%E6%A5%AD%E7%A7%91%E7%9B%AE%E3%81%AE%E5%B1%A5%E4%BF%AE.pdf. p.2. 

この中でも「微分積分学」「線形代数学」は難易度が高いため、しっかりと勉強して試験に挑みましょう。

個人的に推薦科目の中でおすすめしたい科目は、「基礎科学実験」と「基礎有機化学I」の2つです。

基礎科学実験がおすすめの理由

基礎科学実験では、その講義名のとおり実験の基礎について学習することができます。

実験の基本的動作はもちろん、データ解析の方法、そのデータの見方やまとめかた、またレポート作成方法に至るまで、実験の一連の流れを学習することができます🧪📖

この科目は他の理系学部においても推薦科目や必須科目とされていることが多いのですが、特に食品生物科学科は実験系科目を重視しており、のちほど説明しますが3回生の午後は毎日、専門科目に関する実験を行うことになります。

このことを考慮すると、やはり1回生のうちに、実験に慣れている人もそうでない人も基礎科学実験を履修しておくべきかなと思います(専門科目の実験が始まると、わざわざ有名な器具の使い方を説明してくれる先生なんていないので…)。

基礎有機化学Iがおすすめの理由

基礎有機化学Iをおすすめする理由としては、なんじゃそりゃ、と思われるかもしれませんが、はちゃめちゃに楽単だからです😎

高校の有機化学を理解できていれば、まず単位は落とさないだろうと思います。

先に言っておきますが、大学において楽単を見極める能力は留年回避のために必要不可欠です。

専門科目においてもちらほら楽単が埋まっていると思うので、今のうちに発掘スキルは磨いておきましょう。

次に、専門科目においての卒業要件を見てみましょう。

京都大学農学部 食品生物科学科. R5科目配当表. https://www.kais.kyoto-u.ac.jp/japanese/wp-content/uploads/sites/2/2023/03/6.%E3%80%90%E9%A3%9F%E5%93%81%E3%80%91R5%E7%A7%91%E7%9B%AE%E9%85%8D%E5%BD%93%E8%A1%A8.pdf

はじめに書いてある通り、特に必修科目などはなく、科目配当表に載っている科目から68単位以上を修得すればよいわけですが、ざっくり目を通していただいてもわかる通り、なにやら留年トラップが仕掛けられていそうですね。

それでは、次は1回生から順に、卒業までの流れを見ていきましょう。

途中留年トラップも登場するので、しっかりと目を通してくださいね!

1回生

科目配当表を見るとわかる通り、1回生で開講されている科目の単位数は14単位しかありません。

1回生では、これらの専門基礎科目を履修しつつ、全学共通科目の単位をしっかりと取っていく必要があります。

2回生

2回生でも同様に、開講されている専門基礎科目&専門科目30単位と、全学共通科目を履修していくことになります。

留年トラップ1

ここで、1つ目の留年トラップです!

最初の方に少し説明した通り、3回生前期に4科目(3×4単位)、後期に2科目(3×2単位)の実験が開講されます。

先ほど添付した専門科目の履修要件の2つ目の項目に記載してある通り、この実験を履修するには2回生までの配当科目のうち28単位以上を修得しておく必要があります。

卒業するためにはこの実験を15単位以上修得する必要がありますので、必ず2回生までにこの履修要件を満たし、実験に参加するようにしましょう。

一応、「4回生以上の履修希望者は、実験担当教員に事前相談すること。」と記載がありますが、あくまで救済措置のような位置付けであると捉えておいたほうが良いです。

4回生で卒業研究を行いながら実験に参加するというのは非常に難しいかと思いますので、きちんと3回生で修得すべきでしょう😖

3回生

繰り返しになりますが、3回生では先ほど紹介した実験や、演習の科目を中心に履修することになります。

逆に実験や演習でない通常の専門科目は通年で10科目(20単位)しか開講されていませんので、専門科目は2回生のうちにたくさん取っておくことが望ましいでしょう。

留年トラップ2

ここで2つ目の留年トラップです。

みなさんが卒業するには、「課題研究」、いわゆる卒業研究に取り組む必要があります。

この課題研究を履修するためには、3回生までの配当科目のうち64単位以上を修得しておく必要があります。

この要件を満たしていなければ、課題研究に参加できない、すなわち留年してしまうことになりますので、くれぐれも気を付けてください⚠️

院進する場合

大学院に進学したい場合、夏に行われる大学院入学試験を受験する必要があります。

冬頃には募集要項が学部ホームページに掲載されるはずですので、随時確認しておくようにしましょう。

また、農学部では大学院入試説明会がオンデマンド形式で配信されています。

URLを掲載しておきますので、現時点で興味のある方は目を通しておくのもよいかもしれません。

京都大学. 農学研究科・農学部. 大学院入試説明会. https://www.kais.kyoto-u.ac.jp/japanese/master/explanation2023/

まとめ

いかがでしたでしょうか、4年間の流れは理解できましたか?

食品生物科学科では実験が多いので、どうしてもきちんと学校に通わなければなりません💦

少しハードだな…と感じる方も多いかもしれませんが、逆に強制的に参加させられることで、気が緩むと欠席しがちになってしまう座学もしっかりと受講することができるかと思います!!

しっかり実験や講義の内容を吸収し、知見を深める有意義な4年間にしてほしいと思います✨

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