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【京大生向け】教職課程はいつから始める?免許取得までの流れと注意点

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こんにちは。京大map運営のかんです。

京都大学には教職課程が設置されており、指定の単位を履修することで教員免許を取得することができます。「教職課程、少し気になるけど何から考えればいいの?」という人は、結構多いのではないでしょうか。

今回は実際に教職を取ることを考える際に知りたい、課程への参加方法や知っておきたい注意点をまとめてみました。

教職課程が気になっている人はぜひチェックしてみてください。

教職課程の基礎知識

教職課程とは、教員免許状を取得するために必要な授業や実習を、大学在学中に履修するための課程です。通常の卒業要件とは別に、教職に関する科目や教育実習などを修めることで、卒業時に教員免許状の取得を目指すことができます。 

京都大学で取得できるのは、高等学校教諭・中学校教諭・特別支援学校教諭の一種免許状です。小学校・幼稚園の免許課程はありません。

また、教員免許は「高校の免許」「中学の免許」という区分だけでなく、国語・地理歴史・公民・社会・数学・理科・英語など、教科別に取得します。さらに、自分の学部・学科の専攻分野に対応した教科しか取れないため、まずは「自分の学部では何の教科の免許を取れるのか」を確認することが出発点になります。 

ただし、教職課程は履修する科目数が増えたり、教育実習が必要になったりするため、軽い気持ちで始めると途中で負担を感じることもあります。そのため、次に「教職を取るメリット」と「事前に知っておきたい注意点」を見ていきましょう。

教職課程に参加するメリット

教職課程に参加する大きなメリットは、教員という進路の選択肢が増えることです。卒業後すぐに教員にならなくても、教員免許を持っておくことで、将来教育に関わる道を選びやすくなります

また、教育実習などを通して、実際の学校現場を経験できることも魅力です。授業を受ける側ではなく、教える側に立つことで、教育への理解が深まります。

さらに、人に分かりやすく伝える力や、相手に合わせて説明する力は、教員以外の進路でも役立ちます。教職に少しでも関心がある人にとって、大学生活の中で貴重な経験になるでしょう。

教職課程に参加する際の注意点

一方で、教職課程には一定の負担もあります。

まず、履修する科目数が増える点に注意が必要です。教職課程では、教育実習を除いても56単位以上の履修が見込まれます。これは、週1コマ半期の授業に換算すると、およそ28コマ分です。卒業要件とは別に必要となる科目も多いため、時間割が窮屈になりやすいことは理解しておきましょう。

また、4回生で行う教育実習は、就活や卒論の時期と重なることがあります。直前になって慌てないためにも、早い段階からスケジュールの見通しを持っておくことが大切です。

さらに、教育実習には実習先の学校や生徒が関わります。「とりあえず免許だけ取っておきたい」という姿勢では、務まらない場面が出てくるかもしれません。教職課程に進むかどうかは、こうした負担や責任も踏まえて考えるとよいでしょう。


これらの注意点も理解したうえで「やはり教職課程を取りたい」と思った人は、次に具体的な進め方を見ていきましょう。

教職課程に参加するまでのステップ

STEP1:所属学部でとれる教科を確認する

教職課程を取ると決めたら、まず確認したいのが「自分の学部・学科でどの教科の免許を取れるのか」です。ここでは、学部ごとに「とれる教科」「注意点」 をまとめたので、所属学部の内容を確認してください。 

※ただし、取得できる教科や必要な科目は、入学年度や学科によって変わる場合があります。最終的には、必ず教職課程に関するHPやKULASISの履修カルテなどで確認してください。 

① 文学部

  • とれる教科:中学・高校の「国語」「地理歴史」「公民」「外国語(英語など)」など、専修の専攻分野に対応した教科。
  • ポイント:国語学国文学・歴史系・哲学系・言語系など、専修ごとに対応教科が分かれます。平成31年度以降入学の新法適用者は「フランス語」「中国語」「宗教」の免許は取得できません(廃止)。
  • 参考:文学部「教職免許状関係」教職Q&A(PDF)

② 教育学部

  • とれる教科:中学・高校の「社会/地理歴史/公民」など。
  • ポイント:教職科目(教育学・教育心理学など)の開講元学部なので、教職科目を学内で履修しやすいのが強みです(専門科目の卒業単位に含まれます!)。社会教育主事・学芸員・図書館司書など教育系の資格課程も整っています。
  • 参考:教育学部「取得できる資格」

③ 法学部・経済学部

  • とれる教科:中学「社会」、高校「地理歴史」「公民」が中心。法律・政治・経済の専門科目が「教科に関する科目」に対応。
  • ポイント:公民・地歴は文学部や教育学部とも科目が重なるため、他学部開講科目を組み合わせて単位をそろえるケースが多いです。卒業要件と教職科目の両立で時間割が窮屈になりやすいので、早めの計画が大切になります。

④ 理学部

  • とれる教科:中学・高校の「数学」「理科」。
  • ポイント:高校「理科」では、実験科目(物理学・化学・生物学・地学実験のうち1つ以上)が必修です。対応科目は年度によって変わるので、修得年度と一覧表を必ず照合しましょう。
  • 参考:理学部「教職課程(教育職員免許状)」ページ

⑤ 工学部

  • とれる教科:学科に応じて中学・高校の「数学」「理科」、情報系で「情報」など。
  • ポイント:電気電子工学科では卒業により電気主任技術者(電験)の試験一部免除など、工学系資格の優遇制度もあります。学科で対応教科が大きく変わるので学科事務室での確認が確実です。

⑥ 農学部

  • とれる教科:学科・専攻に応じて中学・高校の「理科」、高校「農業」など。
  • ポイント:高校「農業」の教員免許は京都大学では農学部でしか取得できません。 
  • 参考:農学部「教育職員免許状について」ページ

⑦総合人間学部

  • とれる教科:総合人間学部は分野に応じて「理科」「数学」「社会/地歴・公民」「英語」など幅広い教科に対応。
  • ポイント:総合人間学部は文理にまたがる分、選べる教科の幅が広いのが特徴です。
  • 参考:総合人間学部「資格取得について」

STEP2:必要な単位の全体像を把握する

自分の学部で取れる教科が分かったら、次に確認したいのが「どの科目を、どれくらい履修する必要があるのか」です。

教職課程で必要な科目は、大きく以下のように分かれます。

  • 教科および教科の指導法に関する科目(専攻分野の専門科目+各教科教育法。主に所属学部で履修)
  • 教育の基礎的理解に関する科目(教育原理・教育心理学 など。教育学部が開講)
  • 道徳・総合的な学習の時間等の指導法、生徒指導・教育相談等に関する科目
  • 教育実践に関する科目(教育実習・教職実践演習)
  • 大学が独自に設定する科目
  • 「日本国憲法」など免許取得に必要な全学共通科目

ざっくり言うと、「所属学部で履修する専門科目」+「教育学部などが開講する教職科目」+「教育実習」を組み合わせて、教員免許に必要な単位(最低でも59単位)をそろえていくイメージです。

ここで注意したいのは、教職課程の科目には、卒業要件とは別に履修が必要なものも多いという点です。つまり、「卒業に必要な単位を取れば自然に免許も取れる」というわけではありません。教職課程を取る場合は、卒業に必要な履修とは別に、数年かけて必要科目を積み上げていく前提で計画を立てましょう。必要単位の詳細は以下のURLをご参照ください。

参考URL:教員免許状取得に必要な科目の単位数・内訳(平成31年度以降の入学者(平成28年改正教育職員免許法【新法】適用者)対象

STEP3:修了に向けた具体的なスケジュールを理解する

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必要な単位の全体像が分かったら、次に大切なのは「いつまでに何をすればよいのか」を知ることです。教職課程は、4回生の教育実習から逆算して計画を立てる必要があります。

大まかな流れは、以下のようなイメージです。

  • 1回生:全学共通の「日本国憲法」「体育」、外国語、情報、専攻の教科に関する科目を少しずつ。取得希望者は4月の教職課程オリエンテーションに必ず参加。
  • 2回生:教育学部開講の教職科目を履修開始。中学免許希望者は介護等体験も(教育実習とは別に必須)。
  • 3回生まで:各教科教育法を修得。これがないと教育実習に出られません。
  • 4回生:教育実習(高校2週間/中学4週間)と教職実践演習。10月~1月頃に教育職員免許状の一括申請 → 卒業時に免許状交付。

特に注意したいのは、次の3点です。

1つ目は、1回生のうちに情報収集を始めることです。特に4月のオリエンテーションを逃すと、必要な科目や手続きの把握が遅れてしまう可能性があります。

2つ目は、3回生までに教育実習に必要な科目をそろえることです。特に各教科教育法を取り切れていないと、4回生で教育実習に進めない場合があります。

3つ目は、4回生での免許状申請手続きを忘れると、必要な単位を取っていても卒業時に免許状を受け取れない可能性があります。KULASISの「教員免許」に関する掲示は、こまめに確認しておきましょう。

繰り返しにはなりますが、履修計画を立てるときは、早めに履修カルテを確認しましょう。必要な科目をしっかり把握しておけば、「気づいたら必要単位が残っていた」という事態を防ぎやすくなります。

【1回生向け】後期から教職課程を始めても間に合う?

「前期はサークルやバイトで手一杯だった」「後期になって教職課程が気になり始めた」という1回生もいるかもしれません。

結論から言うと、1回生の後期からでも十分に間に合う可能性はあります。教科教育法や教育実習など、学年が進んでから履修する科目も多いため、前期に動けなかったからといってすぐに諦める必要はありません。

※2回生以降で始める場合は、卒業までに単位を積みきれるか慎重にシミュレーションを行いましょう。特に4回生の教育実習は動かしにくいため、逆算がタイトになってきます。心配な場合は早めに教務掛へ相談することを推奨します。

後期スタートで意識したいポイント

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①必要な単位や手続きを早めに把握する

まずはKULASISの「教員免許」掲示や、自分の学部の教職関連ページを確認しましょう。後期から履修できる指定科目や、今後必要になる手続きを早めに把握することが大切です。 

②後期開講の指定科目を取りこぼさない

後期でも開講されている全学共通の指定科目(日本国憲法・情報・体育など全学共通系)は、後期のうちに拾っておくと後が楽になります。一方で、前期のみ開講される科目もあるため、取り逃した場合は翌年度以降に履修する前提で計画を立てましょう。

なお、教科教育法や教育実習といった科目は、いずれにせよ2回生以降にとることになります。この点では、1回生の後期スタートでも、前期スタート組との差は思っているほど大きくありません。

困ったときの相談先・参考リンク

教職課程について分からないことがある場合は、まず所属学部の教務掛に相談しましょう。教職科目全般や特別支援学校教諭免許については、教育学部の窓口で確認するのが基本です。 

まとめ

いかがでしたでしょうか?学部によってとれる教科は異なりますが、共通しているのは「学部の専門科目 + 教育学部の教職科目 + 教育実習」を履修する必要があるということです。そして大切なのは、早めに履修カルテを手に入れて計画を立てることです。

教職が気になっている人は、まずKULASISの掲示や自分の学部の教職ページを確認し、後期から履修できる科目がないか見てみましょう。不安がある場合は、早めに所属学部の教務掛に相談するのがおすすめです。

教職課程が気になっている皆さんにとって、この記事が少しでも役に立てば嬉しいです! 

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