長期インターン
【文Ⅱ→国関→外資マーケ→留学→国際機関】自分のやりたいことをどの順番でやるか
インタビュー・レポ
今回は、福島悠介さんのインタビューをお届けします。福島さんは文科Ⅱ類から経済学部に進学し、2016年にコンコードエグゼクティブグループに新卒で入社。同社にてビジネスリーダー向けのキャリアコンサルタントとして勤務されています。
──福島さんは文Ⅱから経済学部に進まれたということで、受験時に文Ⅱを受験した理由を教えてください。
高校で社会を学ぶなかで、文化や法律、経済など様々な分野に触れてきましたが、その中でも経済分野に特に興味を持ったからです。以前から数学が得意で、数字を活用して社会を俯瞰して見ることができる経済学に、関心を持ちました。
──入学後、駒場で授業を受けていかがでしたか。
駒場での授業を受けて、やはり経済学の「世の中の現象を数式で表す」という点が面白いと実感しました。
ただ一方で、自分より目を輝かせて学問をしている同級生をたくさん見て、私が経済学の分野でアカデミアの道に進むことはないなとも感じていました(笑)。
当時明確に自覚していたわけではありませんでしたが、研究や勉強よりも、人に直接かかわることに興味を持っていたのだと思います。
──後期学部選択の際に、経済学部以外の学部は考えられましたか?
経済学部以外に真剣に検討した学部は、後期教養の身体運動科学のコースです。
最初のきっかけは、スポ身の「つもりと実際」の授業でした。授業の中で、最大の握力を認識したうえで、その半分の握力を出そうと思っても、実際に半分の力を出力することができないということを教わったときに、非常に興味を抱きました。実は私は幼少期から楽器をずっとやっているのですが、常日頃から「こうしたい」という脳の指令と実際に出力されるものの違いを実感していたため、思い当たることがあったのです。
そう思っていた時、身体運動科学という授業を取りました。そのなかで、有名なアスリートを科学的に分析し、どうしてその人が良い結果を出せるのかなどを研究する学問分野がることを知りました。この学問なら、プロのアスリートのためだけでなく、趣味や健康のためにスポーツをしている多くの人々、また楽器の演奏をしている方の役に立つことができるかもしれないと思いました。実際に楽器演奏時の身体運動というテーマでレポートを出したことを覚えています。経済学部とどちらにするか最後まで悩みました。
──そのような中、最終的になぜ経済学部を選ばれたのですか?
身体運動科学のほうは研究することで誰かの役に立つことができるかも、と考えて候補に挙げていました。しかし、1コマしか受講していなかったこともあり、後期課程でどのような研究をしていくか、想像がつきませんでした。一方で経済学部のほうでは、自分が研究したい内容が具体的にイメージできたので、経済学部を選択しました。経済学部では、東大を志したきっかけにもなった、高校在学時に興味を持って読んでいた書籍を執筆した先生のゼミで勉強することができました。
──先ほどまで授業について伺ったので、今度は勉強以外についてお伺いしたいと思います。福島さんは、サークルや部活など所属していましたか?
私は東大オケ(正式名称:東京大学音楽部管弦楽団)に4年間所属していました。このオーケストラは、1年生の入部時点で「4年生まで所属し続ける」ということを決めなければならないという、体育会っぽい雰囲気のある部活で、私も全身全霊で打ち込んでいました。
部活の思い出は様々ありますが、その中でも特に東大オケという大きな団体の運営に関われたことは良い経験だったと感じています。東大オケの活動の一環として全国数か所を演奏して周る“演奏ツアー”というものがあるのですが、私はその運営に携わっていました。
運営の中では、たびたび意思決定をする必要が出てきます。とある人がA案を主張しているのに対して、別の人はB案を主張している。どちらの主張もわかるけれど、どちらかに決めて皆で納得しなければならない。そのような選択や決断、組織のメンバーシップの調整をしなければならないような場面は、高校生までの生活の中では起きることがありませんでした。これは社会に出てから役に立つ、非常に良い経験だったと思います。組織として、後輩への指導などにも尽力し、組織を動かすことの面白さや、人にものごとを伝える難しさを体験できました。
──東大でも有名な、由緒ある部活の運営を学生時代にご経験されたのですね。その他に良かったと思うことはありましたか。
組織の運営以外に良かったと思う経験は、オケの練習を通して、自分自身がどういうことを楽しいと感じるかという分析ができたことです。私の考えるオケの楽しさとは、単に楽器を演奏することだけではありません。オケのメンバーとより良い演奏をするためには様々なことを行います。その中で特に自分が楽しさを感じることを知ることができたのは、後の人生にとって大きな価値がありました。私の場合は、オケの中で悩んでいるメンバーの相談役になることが、楽器を演奏することと同じくらい、場合によってはそれ以上に充実感を感じることでした。
その他、日々の練習の中で試行錯誤をし、自分の演奏の課題を見つけ、見直し、つぎにどのような練習するのかを考えることを繰り返しました。この「改善」の習慣も、仕事をする上で活きていると思います。
──部活以外で学生時代にやっておいて良かったことはありますか?
アルバイトで中学受験塾の講師をやっていたのですが、そこで生徒に作文を教えたのも良い経験だったと思います。都内進学校向けの塾ではあったのですが、主語と述語が対応していないというような、明らかな間違いを書いてしまう生徒が意外と多いのです。しかも、一度指導したからといって、次からできるようになるわけではありません。
数学の授業を行う際は、答えや解法が明確なので、比較的容易に教えることができました。しかし、作文は何をどのように教えればいいのか、当初はさっぱりわかりませんでした。どうやったら、入試本番にマイナス採点となるような、文章の書き方の明らかな誤りを出さないように指導できるか、塾の先生と相談しながら考えました。これが正解、という決まった解答がない問題に対し、試行錯誤を繰り返しながら子どもたちに指導できたことは得難い経験でした。人の成長のためには、粘り強く接していく必要があるのだと学んだことは、現在の仕事にも活きていると感じています。
──すごく充実した学生生活だったのだろうと感じるのですが、学生時代にやっておけば良かったなと思うことはありますか?
もっといろいろな人と話をしておけば良かったと思いますね。私は部活もアルバイトも1つずつしかやっていなかったので、友人や知人の数はそれほど多くはありませんでした。一方で社会人になってからは数多くの方と話す機会があり、それが学びや成長につながっていると感じています。
学生時代もより多くの人と話していれば、もっと楽しかったのかもしれません。また、何かあったときに相談できる友人は大きな財産ですので、もっとたくさんな人と知り合い、話す努力をしておけばよかったと思っています。とはいえ、人数が多くなくとも、濃く関わることができた友人が多かったので、それはとても良かったことでした。
──就活はいつ頃から始められましたか?
私の場合少し遅めで、3年生の夏からです。先輩に誘われて生命保険会社の保険商品開発インターンに参加しました。インターン自体は楽しかったのですが、その生命保険会社の新卒選考は受けませんでした。その理由は「総合職採用」だったからです。インターンで経験した商品開発プロセスそのものは面白いと感じましたが、その会社は部門別採用の枠はなく、つまり、入社後に配属先を知ることになります。もしも入社した場合、人員の割合から考えても、営業などの自分があまり興味のない仕事になる可能性は高く、それを何年も続ける働き方は自分が望むものなのかと、疑問に感じました。
この保険会社だけでなく、日系の大手企業は総合職採用をしていることがほとんどです。そういった入社後に配属先がわかるような会社は、好きなことがハッキリしている私の性格には向いていないと感じました。そこで、任される仕事が確定しているような会社に行きたいと考えるようになりました。
──なるほど。その後はどのように就職活動をされたのでしょうか?
まずは自分が何をしたいのか、改めて考えることにしました。その中で、今までの人生の中で、自分は何を楽しいと思って取り組んできたのかを振り返ると、「困っている人、悩みを抱えている人に対して解決策を提案する」ということが好きなのだと気が付きました。
前述した東大オケの部活の中でも、楽器の演奏を楽しんでいる一方で、演奏本番までの準備の中にも楽しさを感じていました。他の人が何かできなくて困っているときに技術的なアドバイスをしたり、演奏会前のプレッシャーで苦しむメンバーと話したりして、何らかの助けとなれたときに、非常にやりがいを感じていました。塾講師のアルバイトが楽しかったことも、同じ理由です。
ですので、課題を抱えて困っている人に対し、解決策を提案するという仕事であれば、充実感を持って取り組むことができるのではないかと考えました。
そのように考えている中で、コンサルティング会社は「企業や組織が抱える問題に対し解決策を提案する」という業務内容だと考え、志望するようになりました。
──現在お勤めのコンコード社へは、どのような経緯で応募されたのですか?
戦略コンサルファームでの選考が最終段階に入っている頃でした。コンサルティング業界の業界研究をする中で、現在所属しているコンコードエグゼクティブグループ(以下、コンコード)の存在を知ったのです。
コンコードは、エグゼクティブや若手リーダーを支援するキャリアデザインファームです。就活を進める中で、コンサル業界のキャリアを解説したコンコードの書籍や記事を目にする機会がありました。その際、「この仕事も戦略コンサルと同様、課題を抱えて困っている人に対して、解決策を提案する仕事だ」と思い、応募したのを覚えています。
その後、適性テストと5回の面接、さらに会食面接を経て、内定をもらうことができました。入社後に聞いたところによると、コンコードへの新卒での合格率は、0.5%程度だそうです。無事に入社できて良かったなと思います(笑)。
──当初志望されていた外資戦略コンサルからの内定をもらったにも関わらず、コンサル業界に進まなかったのはなぜですか ?
戦略コンサルももちろん素晴らしい仕事だと考えています。ですが、私が最終的に選ばなかった理由は、支援対象やテーマにあります。
戦略コンサルは、複数人でチームを構成して、クライアント企業の組織全体を対象に、事業戦略や組織変革を支援する事業です。一方、キャリアコンサルティングは、自分自身が個人を対象に、キャリアに関する課題解決を支援する事業です。
自分の場合、部活をしていた時も塾講師をしていた時も、全員を助ける最大公約数的な解を探すよりも、オケメンバーや生徒一人ひとりがどのような悩みを持っているのかということに興味がありました。自分は個として個に対して貢献したいのだと気づき、コンコードの仕事内容の方が合っていると判断したのです。
実際、戦略コンサルや組織人事コンサルから、中途でコンコードへ入社される方も多数いますが、会社組織全体ではなく、個人を支援したいと思ったからだと、おっしゃっています。このあたりはまさに各人の好みですよね。
それでも、外資戦略ファームの内定を断るときは悩みました。新卒ではファームを経験し、その後コンコードに中途で再チャレンジするという選択肢も実は考えました(笑)。コンサル業界の方を含め、たくさんの人に相談しましたが、ほとんどの方は「はじめはコンサルに行ってはどうか」とアドバイスくださいました。
しかし、冷静に考えてみると、戦略コンサルとコンコードでは身につくスキルが異なります。
コンコードで求められるスキルは、ご相談者個人の想いを深堀りし、勇気づけ、個人の成長を伴走するというものです。人をモチベートするスキルが特に重要になります。一方で、戦略ファームでは、企業や業界に関する情報収集スキルや課題分析スキル、分かりやすく伝えるための資料作成スキルが重要視されます。同じ課題解決を支援する仕事でも、身につくスキルはだいぶ異なります。
「戦略ファームへ行ったほうが無難かも」と思いましたが、どちらにしても何年後かに中途として、コンコードに入社したいという想いは変わりませんでした。それであれば、新卒として入社し、早い段階でキャリアコンサルタントとして必要なスキルを身につけ、経験を積んだほうが良いだろうと考えて、コンコードへの入社を決意しました。
──コンコードエグゼクティブグループ(以下、コンコード)は、どのような事業をしている会社か、改めて教えてください。
エグゼクティブや若手リーダーなど、「未来をつくるリーダー」のキャリア支援を行う会社です。具体的には、キャリアコンサルティング事業、キャリア教育事業、そしてソーシャルスタートアップ支援事業の3つを展開しています。
キャリアコンサルティング事業では、ご相談者一人ひとりのキャリアのゴールに向かって、一緒にキャリア設計を行う仕事です。東大や京大などの名門大卒の経営幹部候補や、マッキンゼーやBCGといったコンサルティングファーム出身者などのビジネスリーダーの皆様に対して、キャリア形成を支援しています。ご相談者の年齢層は幅広く、20代の第二新卒クラスから、50代の事業会社の社長やコンサルティングファームのパートナーまで様々です。
──他の人材系の会社とコンコードの違いは、どのあたりにあるのでしょうか?
ひとつは、ご相談者が本当にやりたいことや、目指すゴールを実現するためのキャリア設計を伴走するというスタンスをとっている点です。「転職で年収が上がれば良い」という発想とは異なります。もしご相談にいらした営業職の方が「将来は起業したい」という夢をお持ちであれば、単に年収が上がる営業職を紹介するのではなく、起業に必要な力をつけられる別キャリアへの転身を考えていくのです。キャリアチェンジとなることもあるので、書類や面接などの選考対策も、綿密に行います。
現状からキャリアビジョンを実現するための道筋を、「キャリア戦略」と呼んでいます。このキャリア戦略を軸としたキャリア設計法を、コンコードは提唱しています。
もうひとつは、クライアント企業の経営幹部との強固なコネクションです。以前のご相談者が、各コンサルティングファームやPEファンド、著名なベンチャー企業などの経営幹部となっているため、関係が非常に緊密です。一般にはオープンになっていないエクスクルーシブ求人を依頼いただくこともありますし、事業戦略を理解している私たちからの提案によって、新たな案件がつくられることも珍しくありません。
──そのなかで、福島さんはどのような業務をされていますか?
エグゼクティブコンサルタントとして、キャリア設計や転職活動のお手伝いをしています。
その中で、最も大切にしていることは、先ほどお話したキャリア戦略の設計です。ご相談者のキャリアビジョンを実現するために、どのような経験を積むのがいいのかということを中心にアドバイスしています。ご相談者の望むキャリアビジョンに到達するためには、1度の転職では実現できないことも珍しくありません。そのため、5年、10年と長期にわたり、ご相談者の理想のキャリアのためにずっと伴走することが仕事です。
──人生のキャリアパートナーということですね。
私たちの会社は、誠実なご支援をすることをとても大切にしています。そのため、ご相談者のキャリアを考えた結果、現時点での転職をおすすめしないこともあります。
転職をするのが良いとなった場合には、転職先の紹介や選考突破のためのご支援をさせていただきます。提出する書類の作成をサポートしたり、模擬面接を実施したりし、面接時の対応についてアドバイスしています。コンサルティングファームを目指す場合は、ケースインタビューの対策もしっかりと行っています。
例えば、戦略系ファームの場合、中途採用で内定を獲得できる確率は0.5~1%ほどだと言われています。そのような中で、内定を勝ち取るためには、志望するファームに向けた綿密な選考対策が必須となってきます。何度も模擬面接やメールでのやりとりを重ね、本番にベストを尽くせるように対策していくのです。
──そこまで丁寧にサポートされていらっしゃるんですね。
そうですね。一般的なマッチングを行う人材紹介会社とは異なり、イメージとしては、人材紹介事業と教育事業がミックスしたような会社だと思っていただくと良いかも知れませんね。
人材紹介業の形態として、コンコード経由で内定がでた会社に入社してもらわないと収益にならないのですが、他エージェントや自己応募などで内定が出た会社がその方にとって一番いい場合は、その会社をおすすめします。このような「誠実で長期的な支援」を行うことで、ご相談者から信頼いただき、ご友人や同僚の方をご紹介いただけたり、再度キャリアに迷った時などにご相談いただけたりします。結果、ビジネス的にも長期的に見ればうまくいくという発想ですね。
──新卒でキャリアコンサルタントをする方は、転職経験がないという意味で大変なのではないかと思うのですが、そのあたりはいかがですか。
私も実は不安がありましたが、結論から申し上げますと、転職経験の有無はキャリアコンサルタントとしてのスキルに直結しないと思っています。
そもそも企業の経営者の相談に乗る戦略コンサルティングファームにも多くの学生が入社しています。つまり、経営者としての経験がなくても優秀な戦略コンサルタントになることができるわけです。それと同様ですね。
コンコードには、「CORE研修」という、キャリアコンサルタント育成のための社内研修プログラムがあります。キャリア戦略の設計方法、主要な業界や企業の特徴、選考対策の方法、採用企業へのアドバイス方法、更にはメールの書き方に至るまで、内容は多岐にわたります。理解度を確認するための、記述テストも数回行われます。座学で丁寧に研修をしてもらった後に、キャリア面談の練習など実技研修も何度も行われます。研修期間は、全体で1ヶ月超に及びます。
実は中途入社の人も、まったく同じ研修を受けますし、他の人材紹介会社から入社する人も同様です。キャリア支援の方法が全く異なるため、紹介会社出身の人が、CORE研修を受けるとかなり驚くそうですよ。
また、社内には非常に相談しやすい雰囲気があるので、現場に出てわからないことがあっても先輩に気軽に相談させてもらうことができます。私も先輩の面談に同席させていただいたり、先輩にご相談者の応募先について相談したりすることで、しっかりと習得していくことができました。
──コンコードではキャリア教育活動も行っているそうですが、具体的にどのようなことをされていますか?
キャリア教育は、コンコードへ入社する以前から私も強い関心を持っていた分野です。日本では、中高や大学でキャリアデザインについて学ぶ機会はほとんどありません。そのような中で、就職活動前に急に職業選択を考え始めるために、理想のキャリアとはかけ離れた選択となってしまうケースも少なくないでしょう。ですので、学生時代の早い段階からキャリアを考える技術を身につけられる機会があればいいなと考えていました。
東京大学×コンコードの授業は、私が大学時に所属していたゼミの松島先生へ、コンコードが展開しているキャリア教育活動を紹介し、弊社代表の渡辺とお引き合わせさせて頂いたことがきっかけとなりました。その後、渡辺の著書を読まれた先生から、この書籍の内容を授業にできないかとコンコードに依頼を頂きました。そして、松島先生、岡崎先生と共に、渡辺が全体企画、授業コンテンツ作成、登壇などを全面協力させて頂く形で、2017年に東大3・4年・院生を対象に、「キャリア・マーケットデザイン」という正規科目(全12回)が開催されました。授業内容は本格的なキャリア設計の授業で、毎回300名ほどの学生が出席し、大盛況でした。私も第2回の授業にゲスト講師として登壇させて頂きました。授業後のアンケートでも熱いメッセージをたくさん頂き、とても嬉しかったです。最終回の松島先生、岡崎先生、代表の渡辺による座談会も、参加した学生からバンバンと質問の手があがり、盛り上がりましたね。
また、出身の京都市立西京高校と附属中学校の先生方から依頼を受けて、中高時代から自身のキャリアを考えるための講演などをさせていただいたこともあります。もちろん、東大での授業よりももっとシンプルな内容のお話をしたのですが、「早すぎることはないと思うので、今から自分のキャリアについて考え始めたいと思った」など、嬉しい感想をたくさんいただきました。大学を選定する際にも自分のキャリアを考えることはとても大切ですよね。
──大教室の授業でバンバンと手があがるというのは凄いですね。私も「キャリア・マーケットデザイン」の授業を受講したかったです。最後に東大生の皆さんへメッセージをお願いいたします。
学生時代のうちに、関心があることにどんどんトライして、その中から自分の「好き」を見つけていただくとよいと思います。「好き」がわかると、その後の人生の軸となり、大きな決断のときに役立つと思います。そして、就職活動がまだ具体的になってこない1,2年生のうちから、ぼんやりでもいいので好きなこと、自分が将来やりたいことを考えはじめておくといいと思います。学生時代という自由で貴重な時間を大いに活用し、楽しんでください!
──本日はお時間をいただき、ありがとうございました!
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