サークル
【東大むら塾】農業にも地域おこしにも全力!一生モノの体験をしませんか?
インタビュー・レポ
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。東大に入学したはいいものの、どの部活/サークルに入ろうか…と悩んでいるそこのあなた!せっかくなら大学生の今しかできない貴重な経験を私たちと一緒にしてみませんか?都会の喧騒を離れた山の上での生活は、非日常でいっぱいです!
ワンゲルは、「ワンダーフォーゲル(ドイツ語で、渡り鳥)」の略語です。その名に違わず、各地の山を渡り歩き、時には息を呑むような絶景にも出会う、そんな部活です。登山って大変そう…と思う人もいると思いますが、初心者の方でも私たちと一緒に山に登っているうちに自然と体力がついてきますので、少しでも興味をもっていただいたなら、新歓にぜひご参加ください。
最も一般的な山行形態です。登山と聞いて最初にこれを思い浮かべる人も多いでしょう。道山行では地形図にあらかじめ記されているルートを通って歩きます。季節にかかわらず企画が出される道山行は、最も身近な山行形態といえるでしょう。普通、一年会が入部して最初に参加する山行ですが、難所や地図読み(地形を見て自分の現在地を特定すること)の難しいところもあり、簡単なものであるとは言い切れません。しかし、道が作られているルートというのは得てして景観がよく、天候に恵まれた時には最高の山の景色が見られます。テントは大体山小屋などに隣接するテント場に張るので、サイト(テント周りでの調理やその後の宴会)の環境は比較的良いです。
東京大学の登山系の部活で唯一ワンダーフォーゲル部だけが実施している山行形態です。藪山行の最大の特徴は、道山行と違って地形図や市販の地図に記されていないルートを通ることです。鬱蒼とした木々をかき分けて進む藪山行には探検家のようなロマンがあります。道山行よりも地図読みが難しく、隊を三分割して、緊密な情報伝達をしつつ尾根上を行く必要があり、体力とスキルの二つが要求されます。サイトに関しても道のように人間が手を加えていないので、場合によっては木を切ってテントを張ることもあり、難易度は高めです。誰も踏んでいない地を歩くのは他の登山系グループではできない活動であり、ワンダーフォーゲル部に入部した方には是非参加していただきたいです。
ワンダーフォーゲル部内の希望者が参加することのできる山行形態であり、筋力をつけたい人、高いところに登りたい人におすすめです。目の前にそびえる高所感のある岩肌を、自身の手と足を使って登っていきます。専用装備(ハーネスやATC、ロープ、ヘルメット)を使うため安全に活動できます。岩山行に参加する部員は普段からジムでボルダリングでトレーニングをしており、先輩と後輩の間で技術指導も行われるので初心者でも参加できます。この山行は日帰りも多いのでスケジュール調整が難しい人でも参加しやすいでしょう。新歓活動中にも本郷キャンパス内のジムでボルダリング体験会が開かれているので、興味がある人はぜひ参加してください。
岩山行に似ている山行ですが、岩と違い乾いた岩肌ではなく沢の流れを遡上していきます。こちらも専用装備を使うほか、ロープの結び方などの、安全性確保上必要な技術を先輩からしっかりと教えてもらえるので、安全に活動できます。泳ぎ沢と呼ばれる水深の深い沢では水の中に全身入ることもでき、夏には最高の山行といえます。使う技術が岩とほぼ重なるため、岩と沢の両方に参加する人もいます。こちらも普段からボルダリングジムで鍛える必要があるので、体を鍛えたいひと、泳ぎが得意な人、沢の遡上に興味がある人におすすめです。
主に冬に行われる山行で、雪山を登ります。雪山と聞くと危険なイメージがあるかもしれませんが、ワンダーフォーゲル部では安全に参加できます。専用装備を用いることはもちろんですが、参加する人は全員、雪山の登り方だけでなく、雪崩にも関係する気象に関する深い知識、ビーコン(発信機)の使い方、山スキーの仕方などを1か月以上にわたって先輩から教わり、身についたと判断されて初めて参加できるからです。雪山では夏には見られないような素晴らしい光景を見ることができ、下山にはスキーをするので病みつきになります。上るのに特殊な技術を使い、高い体力が要求され、さらにサイトにおいても独自の手法をとるため、難易度は高めといえるでしょう。しかし、ここでしか見られないものや得られないものがあるので、美しい景色を見たい方、登山のレベルを大きく上げたい方は是非参加してください。
新入生を迎え入れて新たなスタートを切る時期です。4月上旬には新歓ハイクを行い、新入生にとってはワンゲルの雰囲気や登山の楽しさを日帰りで体感できる行事となるでしょう。また、4月下旬には新人合宿と称して、新入生を1泊2日の山行に招待します。山の中でテント泊するという体験は、都会の喧騒を離れた非日常的な感覚を与えてくれます。
【新人合宿の写真:雲取山2022/4/24〜25】
5月は、新たに入部した1年生に経験を積んでもらうため、新人錬成を行います。と言っても、厳しい試練を課すという意味ではなく、1泊2日のワンゲル式山行を楽しんでもらうために行う企画です。
【新人錬成の写真:金峰瑞牆2022/5/28〜29】
6月には、「薮トレ」という一風変わった企画が出ます。詳しくは上記の項を参考にしてほしいですが、登山道がない場所を、地図とコンパスを頼りに進んでいくタイプの山行です。自分達の手で道を切り拓いていく感覚は、他に代え難い素晴らしい体験をもたらしてくれるでしょう。
【薮トレの写真:幻湿原2022/6/25〜26】
7月の試験期間が終わって、いよいよ夏休み!8月の中旬には、10日間ほど夏合宿が行われます。例年道と薮の2つの形態で、3つの行き先があります。10日もあれば歩くことができる距離はとても長くなり、自らが歩いてきた道のりを振り返るとこの上ない達成感を体験できること間違いなしです!
【夏合宿の写真(道):大雪山2022/8/4〜8/11】
【夏合宿の写真(薮):南ア深南部2022/8/14〜21】
高い山では気温が低いので、この時期になると山の上では秋の訪れを感じることができます。9月〜11月の時期は、任意参加の秋企画としてさまざまな山に登ることができます。まだ夏休み真っ只中の9月には、2泊以上の長期山行が行われ、普段はいけないような遠くの山にも登ることができます。10月からは1泊2日の山行が多くなりますが、山では美しい紅葉を眺めることができ、登山にピッタリの季節です。
【秋企画の写真:ネコ巻2022/9/28〜10/1】
【秋企画の写真:日光白根山2022/10/15〜16】
冬の山は見渡す限りの白銀の世界です。雪のない春〜秋の山とは全く違った風景に出会うことができます。山をスキーで滑り降りる体験をすることもでき、素晴らしい山ライフを送ることができるでしょう。冬山の参加は任意ですが、迷うならぜひ参加してほしいです。
【冬山の写真:赤石岳東尾根12/28〜12/31】
また、冬山に行かない部員は、「冬道」という企画に参加することもできます。冬でも標高があまり高くない山や、春が近づいて雪が融けてきた頃の山など、冬山装備がなくても行けるような山に登ります。冬は晴れていることが多く、空気も澄んでいるので遠くの山々まで見渡すことができます。
ワンダーフォーゲル部は、日本各地のさまざまな山に出向き、その場所その時しか味わえない素晴らしい体験を五感で感じる部活です!山登りが好きな方はもちろん、登山初心者の方も大歓迎です!少しでも興味を持ってくださったあなたは、ぜひ新歓ハイクや新人合宿へご参加ください!
新歓用メールアドレス:twv.shinkan@gmail.com
Twitter:https://twitter.com/TWVjp
Instagram:tokyo_wv1951
ホームページ:https://ut-wandervogel.jp
ワンダーフォーゲル部は、東京大学運動会に所属する山岳系の部です。主に道・薮・岩・沢・冬の5つの活動を展開しています。
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