長期インターン
【文Ⅰ→法学部→法科大学院】法律の専門家として国際的に働くキャリアとは?
インタビュー・レポ
東京大学に入学をした皆さんの多くも、数年後にはいよいよ社会人となりますね。しかし、「就活はまだまだ先のこと」だと思っている人がほとんどでしょう。
実際、日本の学生の大半は3年生から就活に取り組み出します。しかし、実はそれでは遅いのです。
就活は本来、いつから・どのように始めるとよいのでしょうか?
この記事では「東大生が、1, 2年生のうちから就活に向けて準備するとよいこと」を紹介したいと思います。
就活の準備といっても、「エントリーシートを書いて、スーツを着て、面接を受ける…」ことではありません。
1, 2年生のうちに取り組むべきことは、世の中には「どのような仕事や会社があるのか」を知り、「自分が将来やりたいこと、就きたい仕事」を考えるということです。
数多くある選択肢の中から、自分に合う仕事や企業を見つけるには、かなりの時間がかかります。また、仕事内容や収入、社内の雰囲気、将来のキャリアパスなど、さまざまな要素を見比べながら、フィットする就職先を選ばなければなりません。
3年生になって、急に考えはじめても間に合わないのです。
実際、多くの就活生が「いろいろな業界や仕事がありすぎて、どうやって選んでいいかわからない」「とりあえず有名企業へ就職したけれど、イメージしていた仕事内容と違っていた」などと後悔をする現状があります。
大学生は、社会に出る準備をする大切な時期です。
時間に余裕のある1, 2年生のうちから、将来のキャリアを少しずつ考えはじめていきましょう。
「知名度の高い大企業を選んでおけば大丈夫でしょう」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、これは少し危険な考え方です。
「知名度」や「人気がある」というのは、他人や世間からの評価に過ぎず、自分の中の価値観ではありません。有名企業だったとしても、自分がやりたい仕事とは異なる場合も、多々あるでしょう。
そうであれば、せっかく入社しても、仕事が苦痛になってしまうかもしれません。お金のためだけや、世間体のためだけに、何十年間も働き続けるのはとても大変です。人生の多くの時間をかけることになる仕事を、世間一般のイメージを軸にして選んでしまうことのリスクは、ここにあります。
残念ながら、社会へ出た後で、その重要性に気づく人も少なくありません。厚生労働省発表の『学歴別就職後3年以内離職率の推移』によると、新卒社員の約30%が3年以内に退職する状況が25年以上も続いています。そして、この早期離職を生み出す最大の理由は、「仕事が自分に合わなかったため」となっているのです。
これは、日本を代表するような有名企業においても例外ではないのです。
「学生時代にしっかりと考えて仕事を選択することの大切さ」がおわかりいただけると思います。
「仕事の選択」は、人生にどのような影響を及ぼすのでしょうか。具体的には、主に以下の4点が挙げられます。
自分が好きな仕事を選ぶか否か、その仕事内容によって人生の充実度が変わります。
22歳で社会人になって65歳まで働くとすれば、40年以上仕事をすることになります。大学生活4年間の10倍以上となる期間です。また、通常は1日の活動時間の半分以上は仕事をしています。つまり、人は人生の大半の時間を仕事に注いでいるのです。
長期間取り組むことになる毎日の仕事で、楽しいと思えるのか、やりがいを持てるのか。それによって、人生の充実度は大きく変わることでしょう。
選ぶ仕事や会社での活躍によって、収入や資産が大きく異なってきます。
現代では、若くても実力があれば収入に恵まれる企業も増えています。20代であっても、就く仕事によっては他企業の同期と比べて2~3倍の収入となることは珍しくありません。30代以降となれば、もっと大きな差がつくでしょう。
また、近年はIT業界やコンサル業界など、新しい産業において高年収の企業が登場しています。一方で、世間でよく知られている大企業であっても、年収が伸び悩んでいるケースがあるので注意が必要です。
なお、収入や資産は自分ひとりだけに影響するものではありません。将来持つことになるかもしれない家族の生活にも直結する重要な要素となるのです。
誰のために働くか、誰と働くかということも、仕事や会社によって変わります。
仕事は収入を得る手段としての側面もありますが、それだけではありません。すべての仕事は、「誰か」に貢献して喜んでもらうための活動です。むしろ、仕事の本質はこの点にこそあります。
仕事によって、この肝心な「誰か」が変わってきます。
「子供たちに勉強の喜びを伝えたい」「働く女性たちを応援したい」「農業・漁業で頑張る人たちに役に立ちたい」など、皆さんにも応援したい「誰か」がいるのではないでしょうか。自分が役立ちたい人のためであれば、仕事のやりがいも倍増します。
また、会社によって社風は異なります。マイルドな組織もあれば、上下関係が厳しい組織、ストレートに話をする組織など、さまざまです。どのような上司、先輩社員と働くのかによって、日々の気持ち、会社へ行く楽しさも大きく変わることでしょう。ぜひ、自分にフィットする環境を選択したいものです。
ライフスタイルも、仕事や会社によって異なります。
もちろん、勤務時間の長さや住む場所も仕事の影響を受けます。地元の企業へ就職して住み慣れた町へ戻るという人もいれば、グローバル企業に就職して海外で働くという選択をする人もいると思います。
また、長い人生を見据えると、育児や介護といったライフイベントによって会社を辞めざるを得なくなることもあるかもしれません。そのようなときでも、若いうちに鍛えられる会社に就職しておけば、ワークライフバランスのよい他企業へ転職することも可能になるでしょう。
ここまで説明してきたように、同じ大学の卒業生でも「選んだ仕事」や「社会に出てからの活躍」によって人生は大きく変わります。
人生に及ぼす影響の大きさを考えれば、仕事を選択する就活は、大学入試と同等以上に重要だと言えるでしょう。
それでは、具体的にはどのようなことに取り組めばよいのでしょうか。1, 2年生のうちからスタートするとよい「2つのこと」をご紹介したいと思います。
豊かな人生を歩むうえで、キャリア設計はどなたにとっても大切なことです。しかし、キャリア設計を体系的に学ぶ機会は、残念ながら日本ではほとんどありません。皆さんの多くもそうではないでしょうか。
キャリア設計は、以下の3つステップで行なうのが基本となります。この手法は、東大を含めた名門大学や海外MBAを卒業した数多くのビジネスリーダーが実践しているものです。
① 「目指す将来像」を設定する
② 目指す将来像に至る「ルート」を考える
③ 第一歩となる「就職活動」を成功させる
難しいのではないかと心配する方もいるかもしれませんが、ご安心ください。行うのは、2〜3ヶ月に一回自分と向き合う時間をつくる、1日5分ほどで日記をつけるといった程度のことです。
ぜひ、気軽に取り組んでいきましょう!
キャリア設計について詳しく知りたい方は、東大生の先輩たちも多く活用する就活サイト「CareerPod」をご覧ください。
長期インターンの経験と実績は、就活時に大きな武器となります。
長期インターンは、アルバイトと同じように給料を得ながら、ビジネスの現場で社員と一緒に働いて社会経験を積むことができるプログラムです。就活における短期インターンとは異なり、1, 2年生からでも参加できます。
長期インターンでは、「基礎的なビジネススキル」や「社会で働く上での心構え」を早くから身につけることができます。これは、社会人として良いスタートを切るうえでとても役立つうえに、就活時においても有利になります。新入社員を育成するコストや負荷を考えれば、「社会人としての基礎スキルを持つ学生を優先的に採用したい」と企業が判断するのは当然のことです。
社会で活躍している東大卒の先輩の多くも、学生時代に長期インターンで経験を積んでいます。社会に出る準備として役立つ長期インターンへ時間に余裕のある1, 2年生のうちにぜひ挑戦してみましょう。
長期インターンの情報を探したい方は、東大生の先輩たちも多く活用する就活サイト「CareerPod」をご覧ください。
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