入学準備
【東大生の3分の2が利用!】進振り計算サイト「UTES」を解説
解説記事
こんにちは、UTmap編集部です!
進振りガイドシリーズでは、Vol.01で制度の全体像を、Vol.02で進学先の考え方を整理してきました。
【進振りガイドVol.01】進学選択の基礎知識
こんにちは、UTmap編集部です!新入生の皆さん、東京大学へのご入学おめでとうございます🌸 4月から駒場での生活が始まると、サークルや新歓、履修登録などで一気に忙しくなり、「進振りはま…
【進振りガイドVol.02】納得のいく進学先の選び方
進振りガイドVol.01では、進学選択の基礎知識について解説しました。 [blogcard url='https://campus-map.jp/ut/article/042/'] 新入生の皆さんの中…
ただ、ここまで来てもまだ油断はできません。仕組みが複雑な進振りでは、毎年「落とし穴」にはまってしまい、思うように進振りに進めなかったという人も出てきます。そのようなことにならないよう、今回は進振りにおいてつまずきやすいポイントを3つ解説していきます!
まず注意しておきたいのが「降年」です。前期課程では、1年生から2年生への進級は原則としてフリーパスなので、成績や単位の状況にかかわらず、2年生になること自体はできます。
一方で、2年生のSセメスター(前期)からAセメスター(後期)への進級には一定の要件があります。各科類ごとに定められている「進学選択が可能となる条件」(詳細は履修の手引きを参照)を満たしていない場合、進振りに参加することができず、「降年」という形で再度1年生のAセメスターからやり直すことになります。また、進振りに参加したとしても、学部への内定がもらえていない場合や、そもそも進振りに参加しなかった場合にも、やはり降年という形で1年生に戻ります。
そのため、単に成績を上げることだけを考えるのではなく、「進学選択が可能となる条件」を満たすように履修計画を作ることを意識しておきましょう!
進振りで参照される成績は平均点を基本とするため、「意図的降年」という「あえて降年し、1年使って平均点を上げてから再挑戦する」という選択肢も制度上は可能になっています。ただし、これは誰にとっても現実的な選択肢というわけではありません。時間的・経済的な負担に加え、再挑戦したからといって必ず希望通りの結果になる保証はありません。存在は知っておいてよいものの、慎重に判断すべきものであるということは覚えておきましょう。
前期課程修了要件そのものがチェックされるのは、2A終了時です。ただし、ここで注意したいのは、進振りに使われる成績は2S末時点のものだという点です。つまり、進振りの平均点の計算において、必修及び選択必修は、2S末の時点で 未履修もしくは欠席(#)の場合は0点、不可(50点未満)の場合はそのままの低い点数が算入されます。その結果、単位数自体は足りていそうでも平均点が想定以上に下がってしまうという事態が起こり得るのです。
さらに、前期課程を修了しないまま進振りを通過すると、2Aで必修科目を受ける必要が出てきます。しかし、2Aは後期課程の学びの基礎となる「持ち出し科目」で埋まることになるため、本郷で授業を行う学科に進学した場合は、駒場と本郷を行き来する生活(通称:駒バック)になり、負担が大きくなるケースも少なくありません。
こうしたリスクを避けるためにも、「修了要件は2Aで満たせばいい」ではなく、「2Sの時点で全て単位を取得する」 という意識で履修計画を立てておくことが重要です。
なお、前期課程修了要件を満たせば「進学選択が可能となる条件」も満たすことになるため、降年のリスクも回避することができます。
科類と学部・学科の組み合わせによっては、定員割れが起きており、「進振りのために高い成績を取る必要はない」と感じる人もいるかもしれません。
ただし、進振りに直接影響しない場合でも、学部時代の成績が後から効いてくる場面はあります。たとえば、交換留学や海外大学への派遣プログラムなどでは、学部時代の成績が選考や推薦の判断材料になるケースも少なくありません。加えて、大学院入試や一部の専門職志向の進路でも、前期課程を含めた成績が参照されることがあります。進振りだけをゴールにするのではなく、長期的な視点で履修計画を考えることも大切です。
進振りを振り返ってみると、成績そのものよりも、制度の仕組みを十分に把握しないまま履修を組んでしまったことで、あとから戸惑うケースが少なくないようです。
進振りは、必ずしも思い通りの結果になるとは限りません。ただ、情報を集めながら仕組みを理解し、自分なりに考えて選んだ進路であれば、あとから振り返ったときに納得できるものになりやすいのではないでしょうか。
Vol.01で進振りの仕組みを、Vol.02で進学先の考え方や情報収集の視点を、Vol.03では失敗しやすいポイントを整理してきました。これらを踏まえたうえで、ぜひ一度、自分なりの履修戦略を考えてみてください!
このシリーズが、皆さんにとって後悔しない進路選びの参考になっていれば嬉しいです。
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UTmapの記事をお読みいただきありがとうございました。