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(募集終了)【5/26開催オンラインイベント】教育系アルバイトを徹底比較!
解説記事
進振りで迷っている1・2年生のみなさん、こんにちは!UTmap編集部のあおいです。
私は2023年に理科二類入学し、進振りで農学部動物生命システム科学専修に進みました。
この記事では、私が進振りの際に何に悩み、どのように情報を集め、最終的にどうやって進路を決めたのかをまとめています。動物系・医学系・公衆衛生系の間で迷ったリアルな体験を書いているので、特に生物系や医学系の分野に興味がある方はぜひ参考にしてみてください!
もともと動物が好きで、生物学や医学系の分野に興味を持っていたため、1年生のころから頭の中には三つの選択肢がありました。
です。どれも「生き物」を扱う点で魅力的でしたが、以下のような点で迷ってしまい、なかなか決めきることができませんでした。
まず、一番大きな論点として、研究対象を「動物」か「ヒト」どちらにするべきかについて、非常に悩みました。「動物を対象に研究したい」という気持ちと、「ヒトを対象にした医学的な研究も面白そう」という気持ちが両方あり、どちらを優先するべきか迷い続けていました。幼少期から動物が好きだったので動物に関わることを学びたいと思う一方、ヒトを対象とした研究の方が社会に対する貢献の幅が広いのではないかと思い、決めきれずにいたのです。
動物研究をするなら動シスか獣医が候補になります。獣医では獣医師免許が取得でき、「資格は一生もの」という将来の安心感が大きなメリットでした。一方で、私は臨床よりも研究志向が強く、「研究をしたいだけなら免許は必要ないのでは?」と感じていました。加えて、6年制で国家試験もある獣医学部は負担が大きく、その点もデメリットとして無視できませんでした。将来の安定という魅力と、自分の興味や学習負担との間で、最後まで悩むことになりました。
高校時代からかすかに興味を持っていたのが公衆衛生でした。高校のの授業で一つテーマを決めて研究を行うというものがあり、そこで公衆衛生を扱ったことがきっかけで興味を持つようになりました。
公衆衛生について学べるという点では、健総も魅力的に感じていました。ヒトを対象に幅広い研究ができ、就職先の広さという点でも強い。しかし、そこに進むと「元々興味を持っていた動物に触れる機会がほぼなくなるのでは?」という懸念があり、その点は大きなネックになっていました。
まず、2年生の春ごろに各学科のホームページを学科や研究室の紹介から時間割、卒業後の進路などまで隅から隅まで読み込みました。特にホームページ に掲載されていた駒場生向けのパンフレットは参考になりました。SNSも見たものの、公式サイトの方が圧倒的に情報が多く、最終的にはここが中心になりました。
特に重要だったのは、「自分が興味を持っている分野がその学科で本当にできるのか」を知ることだと思います。そこで2年生の5月ごろに、動シスと健総の二つの学科について、学科のホームページに記載されていた連絡先に自分の興味分野を書いてメールで問い合わせました。どちらからも「できます!」という前向きな返事が届き、「どこに行っても興味分野が学べる」という確証が得られたことで、精神的にかなり楽になりました。
農学部が開催している「農学フェア」にも2回参加しました。農学フェアは農学部が主催する各学科の紹介イベントで、駒場キャンパスで毎年5月と12月に開催されます。農学部の全ての学科が参加しており、参加者は各学科のポスター発表を見て回ることができます。
私はまず1年生の12月に参加し、全学科のポスターを回りました。2年生では5月に参加し興味がある学科に絞って教授や大学院生と直接話しました。決定打になったわけではありませんでしたが、学科の雰囲気をつかむことができるいい機会だったと思います。教授や大学院生の雰囲気はWeb上では分からないので、対面イベントは大きなプラスでした。
最後は、以下の比較軸で自分の気持ちを整理しました。
3つの学科で実際に履修することになる授業を比較したときに、動物を扱う授業の方が面白そうだと感じたため、「動物を扱いたい」という思いが強くなりました。この時点で健総の優先度は自然と下がりました。
様々な人から話を聞きながら情報収集を進めるうちに、理系でも文系就職をするという道があることを知り、研究職につくかどうかは研究を実際にやってみてから決めたいと考えるようになりました。そのため、自分の中で「動物研究を主軸にしながら、文系就職の可能性も探る」という進路の方向性が固まってきました。
獣医も魅力的でしたが、獣医師免許を取得して文系就職をする人は多くないようでした。また、免許を取らない場合でも、国家試験対策が必修科目として多く組み込まれており、文系就職を見据える自分にとっては、必要以上に専門的な勉強に時間を割くことになると感じました。そのため、文系就職の可能性も残したい私にとって、6年制+国家試験が前提となる獣医学部はあまり合わないのではと考えました。
振り返ってみて、進学した後の進路をある程度明確にしたうえで進学先を決めることは、後悔しないためにとても大切だったと思います。
最終的に、獣医ではなく動シスを選んだ最大の理由は、圧倒的な少人数制度です。動シスは一学年9人と非常に少なく、先生の人数が学生を上回る環境でした。そのため、各研究室でも一人ひとりの興味に合わせた丁寧なサポートが受けられる点に大きな魅力を感じました。こうした手厚い指導体制は、研究志向の自分にとって非常に理想的な環境だと感じました。
第一段階の希望提出期限の3日前頃に動シスが第一希望に決まり、実際の進振りの際に私が提出した最終的な希望順は、次の通りでした。
結果としては、第一段階で動シスに内定しました。ここまで悩んで決めた分、内定を確認したときは素直にほっとしたのを覚えています。
農学部の進振りでは、基本平均点 × 単位数が重視されることが特徴です。私は基本平均点が特別高いタイプではなかったため、農学部を目指すなら「単位数でカバーするしかない」と早い段階で割り切っていました。
そのため、履修の組み方はかなり意識していて、比較的取りやすいと評判の授業と内容が面白そうな集中講義を中心に、履修数をしっかり確保するようにしていました。
獣医も動シスも農学部内では点数が必要な専修ではありますが、 結果として私の代では「思っていたよりも底点が跳ね上がらなかった」という印象があります。ただ、履修数をきちんと積んでいたことで、結果的にどちらも現実的な選択肢として考えられる位置には立てていて良かったと思います。
学科によってはオンラインで先生に直接質問できる機会があったらしく、今思うと活用すればよかったと感じています。参加すれば、先生方からじっくり直接話を聞けるので、特に勉強面の不安を解消する良い場になるはずです。開催される場合は、学科のHPの駒場生向けのページに案内が掲載されると思うので、関心がある方はチェックしておきましょう!
本当に自分に合う研究テーマや雰囲気を知るには、やはり現場を見るのが一番だと思います。実際に研究室に行けば、学生や先生の雰囲気を直接感じることができますし、自分の興味のある分野とどれくらいマッチしているのかも具体的にイメージできる良い機会になり得たと感じています。
少人数学科は特に「雰囲気」が重要で、先輩の声は非常に参考になります。また、学生の実際の時間割、部活・サークル・バイトなどとの両立の仕方、進路の話など、リアルな体験談を聞いていれば、進学後の生活をより具体的にイメージできたのではないかと思います。特に理系では、実験や演習などの授業が時間割どおりに終わらないことも多く、こうした点を事前に知っておくことは生活リズムを考えるうえで重要だと感じました。
進振り前の自分を振り返ると、正直「将来何をしたいのか」は全然はっきりしていませんでしたし、不安になることも多かったです。ただ、今思うと進振り前にすべてを決め切る必要はなかったなと思います。私の場合、農学部に進学してからの授業や研究を通して、興味のある分野は自然と見えてきました。
これから進振りを迎える人には、まず学科のホームページを見て「なんとなく面白そう」と感じるかを大切にしてほしいです。迷ったら、興味のある学科にメールしてみるのもおすすめです。先生や院生は驚くほど親切に相談に乗ってくれます。たとえ希望通りに進めなくても、そこから新しい道が開けることもあります。進振りは大変ですが、焦らず自分なりに向き合ってみてください。
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UTmapの記事をお読みいただきありがとうございました。