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【進振りガイドVol.02】納得のいく進学先の選び方

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進振りガイドVol.01では、進学選択の基礎知識について解説しました。

【進振りガイドVol.01】進学選択の基礎知識

こんにちは、UTmap編集部です!新入生の皆さん、東京大学へのご入学おめでとうございます🌸 4月から駒場での生活が始まると、サークルや新歓、履修登録などで一気に忙しくなり、「進振りはま…

新入生の皆さんの中には、すでに「この学部に進みたいかも」と考えている人もいる一方で、「まだ決めきれない」「そもそも何を基準に考えればいいのか分からない」と感じている人の方が、実は多いのではないでしょうか。

ただ、そうした状態のまま何となく過ごしていると、気がついたときには「本当は行きたい学科があるけれど、自分の点数的に厳しそうだから、点数が足りそうな学科から選ぶしかない」という状況になってしまうこともあります。

そこでこの記事では、進学先をどう考え始めればよいのか、どのように情報を集めていけばよいのかを整理していきます。今すぐ答えを出す必要はないので、これから志望先を考えていくうえでのヒントとして、気軽に読んでもらえたら嬉しいです!

進学先を考える3つの軸

高校までの進路選択では、「理系か文系か」「学部名」「偏差値」など、比較的分かりやすい軸がありました。一方で、東大の学部・学科は中身がかなり細かく分かれており、名前だけでは何を学ぶのか想像しにくいものも少なくありません。

さらに、前期課程の1〜2年生では、専門的な授業を本格的に受ける機会はまだ多くありません。そのため、「実際にどんな勉強をするのか」「自分に合っているのか」を、体感ベースで判断するのは難しいのが正直なところです。

「じゃあ、何を手がかりに考えればいいの?」と思った人もいるかもしれません。正解は人それぞれですが、ここでは多くの先輩が参考にしている視点を、3つの軸として紹介します。

① 自身のキャリア設計と合致しているか

まず、その学部・学科での学びが、進みたいキャリアに上手くつながりそうかという視点は最も大切です。

とはいえ、1年生のうちから将来のキャリアを具体的にイメージするのは、正直なところ少し難しいかもしれません。そんな時に参考になるのが、UTmapを運営するコンコードアカデミーが手がけるWebサイトCareerPod』です。CareerPodでは、「キャリア設計のはじめ方」や様々な職業の「キャリアの歩き方」など、将来を考えるヒントとなる情報を多数紹介しています。

最初から答えを出す必要はありませんが、興味のあるところから少しずつ情報に触れ、自分なりの軸を見つけていくことで、納得のいく進学先を選ぶことができるはずです。ぜひ一度CareerPodをのぞいてみてください!

たとえば、
「社会の仕組みや制度に興味がある人が多く、将来は官公庁や国際機関で働く人が多い学科」
「学部卒よりも大学院進学が一般的で、メーカーや大学で研究を続ける人が多い学科」「ビジネスへの関心の高い学生が多く、一般企業や金融機関などへ学部卒で就職する人が多い学科」
など、学部・学科ごとに進路の傾向には違いがあります。

実際には、「この学部に行かないとこの仕事に就けない」というわけではありません。ただ、学部・学科で学んだ内容が、その後に就く仕事に活かされやすい分野があるのも事実です。また、研究室やゼミを通じて築かれる OB・OGとのつながり が、就職活動やその後のキャリアの中で役立つこともあります。

そうした点を踏まえて、「この環境で学ぶことが、自分の将来にどうつながりそうか」を考えてみると、進学先のイメージはより具体的になってくるはずです。

② 学べる内容が自分の興味と一致しているか

学部・学科で学べる内容そのものへの関心が高いかどうかも大切でしょう。
ただし、学部・学科名だけでは扱っている内容を正確に理解することが難しいため、注意が必要です。

実際に、

  • どんなテーマを扱うのか
  • 理論中心なのか、実践寄りなのか
  • 実習・実験が多いのか、講義が中心なのか
  • 数字やデータを多く使うのか、文章や議論が中心なのか
  • 個人で黙々と取り組む場面が多いのか、グループワークが多いのか

といった点まで深く見ていくと、「思っていたのと違う」と感じることもあります。

前期課程で受ける総合科目や基礎科目の中で、「この授業は結構楽しい」「これは正直しんどい」と感じた経験は、進学先を考えるうえで意外と重要なヒントになります。学問分野そのものだけでなく、学び方・考え方との相性も含めて見てみると、「自分に合いそうかどうか」が見えてくるはずです。

③ 学科の雰囲気が自分と合いそうか

意外と見落とされがちですが、学科の規模感や雰囲気は、大学生活の満足度に大きく影響します。

実は学科によって、1学年の人数や学生同士の距離感、教員との関わり方はかなり異なります。たとえば、大人数で比較的さっぱりした空気感の学科もあれば、人数が少なく、学生同士や教員との距離が近い学科もあります。どちらが良い・悪いという話ではなく、自分が心地よく過ごせそうかどうかという相性の問題です。

こうした点は、シラバスや学部案内だけでは分かりにくいからこそ、事前に少しでも情報を集めておくとよいでしょう。

情報収集の具体的な方法

さて、こうした軸で考えるためには、ある程度の情報が必要になります。ここでは、先輩たちが実践していたおすすめの方法を紹介します。

①学部・学科の公式情報に当たる

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各学部・学科の公式サイトやシラバス、履修の手引きは、どうしても堅く見えがちですが、一番手堅い情報源です。

たとえば、

  • カリキュラムを見ると「何を必ず学ぶ学科なのか」が分かる
  • シラバスを眺めると「どんなテーマに向き合うことが多いのか」が見えてくる
  • 進路データが載っていれば「卒業後にどんな道を選ぶ人が多いのか」が分かる

といった具合に、キャリアの傾向と学べる内容の両方を、ある程度まとめて把握できます。もちろん、すべてを読み込む必要はなく、 「思っていたより理論寄りだな」「実験が多そうだな」など、イメージを少しつかむだけでも十分です。

②イベント参加・研究室訪問

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学部・学科によっては、説明会や公開イベント、研究室見学などを実施していることがあります。1年生でも参加できる場合も少なくありません。特に毎年11月~12月には、進振りに参加する1年生向けに、各学部が駒場キャンパスでガイダンスを行っています。気になる学部のガイダンスは必ずチェックしておきましょう!

実際に教員や在学生の話を聞くと、学びの中身が想像よりも具体的になったり、学科の雰囲気が見えてくるといった発見があるでしょう。「思っていたより面白そう」「少しイメージと違うかも」と感じること自体が、大切な判断材料になります。

③先輩・OBに話を聞く

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実感ベースで一番参考になるのは、やはり先輩やOBの話です。

たとえば、

  • なぜその学部・学科を選んだのか
  • 入ってみて良かった点、想像と違った点
  • 卒業後の進路をどう考えているか

といった話からは、その学部・学科で過ごす時間が、将来の選択とどのようにつながっていくのかが見えてきます。もちろん、感じ方や価値観は人によって異なります。一つの意見だけで結論を出すのではなく、なるべく複数の視点に触れながら、自分なりに整理していくのがおすすめです。

UTmapでは先輩の進振り体験談を掲載しているので、よろしければこちらもご覧ください!

【進振り体験記 Vol.1】理科Ⅰ類→経済学部 | 進振りで悩み抜いて選んだ先で思うこと

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はじめまして。2022年度に文一から法学部に進学し、現在法学部法学総合コース3年のとしやです。 今回は、私の進学選択の理由とその後見えてきたキャリアについてお話します。 すべて私自身の体験と感想なので…

行きたい学部・学科が決まったら「底点」を知る

ある程度「気になる学部・学科」が見えてきたら、その学科の底点(内定者の最低点数)がどれくらいかを調べて、どれくらいの点数が必要なのかを知っておきましょう。

学科ごとの第一段階の点数分布情報は、駒場キャンパス1号館の教養学部進学情報センター資料室で見ることができます。また、学科ごとの定員(進学選択定数)は前期教養学部HPに公表されているため、2つの情報をあわせることで、大まかな第一段階の底点を推測することができるのです。底点は年によって変動するため、余裕を持って底点を超えることを目指して、履修戦略を組んでいくのがおすすめです。

まとめ

進振りは、決して点数だけで決まるものではありません。将来の方向性や学問内容への興味、学科の雰囲気など、いくつかの視点を行き来しながら、十分に情報収集をして考えることが、進振り自体を後悔しないものにするために大切です。

この記事が、自分に合った進学先について考え始めるきっかけになっていれば嬉しいです!

次回のVol.03では、進振りの制度上、つまずきやすいポイントや注意しておきたい落とし穴を整理します。こちらもぜひご覧ください!

【進振りガイドVol.03】進振りの「落とし穴」とは?

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