プログラム
東大 交換留学体験記Vol.05〜オーストラリア モナシュ大学(Monash University)〜
インタビュー・レポ
こんにちは!UTmap編集部です。
「海外でインターンをしてみたい」「でも、留学はハードルが高いし…」と悩んでいる人は意外に多いのではないでしょうか。そんな東大生にぜひ知ってほしいのが、UGIP(UTokyo Global Internship Program)、通称「ユージップ」です。
UGIPは、東京大学と協創協定を結んだ企業とともに実施する、東大公式の体験型グローバル教育プログラム。世界各地の企業拠点に実際に足を運び、ビジネスの最前線を“学生の立場で”体感できるのが最大の特徴です。
この記事では、UGIPのプログラム内容について分かりやすく解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
UGIP(UTokyo Global Internship Program)は、東京大学と産学協創協定を結んだ企業の海外拠点を舞台に行われるインターンシップ型プログラムです。2019年度、世界で活躍できるグローバル人材の育成のため、ビジネスの最前線を体感できるプログラムとしてスタートしました。学部または大学院修士課程の学生が対象となっています。
単なる職場体験ではなく、「事前学習→現地調査・インタビュー→チームでの仮説検証→最終報告会での提案発表」までを含む、数か月規模の本格プログラムとして設計されているのが特徴です。
また、海外に渡航するプログラムとなると、気になるのは費用面ですが、UGIPでは渡航費・宿泊費などを受入れ先企業が負担してくれる場合があります。2025年度の支援内容を以下に載せておきます(細かな内容は受入れ先企業や年度ごとに異なるため、最新情報を確認してください)。
2025年度は、ダイキン工業・クボタ・ソフトバンクの3社が受入れ先企業となっていました。それぞれの企画内容と例年のスケジュールについて簡単にご紹介します。なお、受入れ先企業及び企画内容・スケジュールは年度ごとに変更がある可能性があります。
ダイキン工業企画は、「空気の価値化」をキーワードに、世界170か国以上に事業を展開するグローバル企業・ダイキン工業の海外拠点を舞台に行われるプログラムです。
北米・欧州・アジア、さらには世界一周型など、年度ごとに複数の滞在テーマが用意されており、参加学生はそれぞれの地域で異なる市場環境や文化の中に身を置きながら課題に取り組みます。
現地では、工場や研究開発拠点の見学に加え、社員や消費者へのインタビュー調査を実施しするため、空調という一見身近な製品が、エネルギー問題や住宅文化、さらには社会課題とどのように結びついているのかを、肌感覚で学ぶことができます。
ダイキン工業企画は、UGIPの中でも比較的早い時期から動き出すのが特徴です。
例年、4月〜5月頃に説明会が実施され、5月中旬〜下旬に応募締切となることが多く、選考を経て夏に向けてプログラムが本格化します。
その後、7月頃にキックオフセッションや事前学習が行われ、8〜9月に海外現地活動、秋に最終報告会という流れが一般的です。
参考URL:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/students/special-activities/ugip_di.html
クボタ企画では、「食料・水・環境」という地球規模の課題をテーマに、世界各地で事業を展開するクボタの海外拠点を訪問します。近年はタイを中心としたプログラムが実施されており、農業や水インフラの現場を実際に見て、触れて、学ぶことができます。
現地では、工場や農場の視察にとどまらず、地域の人々や大学生との交流、フィールドワークを行うため、食料問題や環境問題の「リアル」を体感できるプログラムになっています。
クボタ企画は、ダイキン企画と比べるとやや遅めの時期に募集が行われる傾向があります。例年、夏〜初秋(7〜10月頃)に説明会・募集が行われ、10月前後に応募締切となるケースが多いです。
事前セッションや国内での活動を経て、翌年2月頃に海外渡航(近年はタイ)が実施されるのが特徴です。
参考URL:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/students/special-activities/ugip_ku.html
ソフトバンク企画は、AIやデータを活用したビジネス創出をテーマにした、ハッカソン型のプログラムです。事前の勉強会やワークショップを通じて基礎を学び、その後、チームでデータハッカソンに挑戦します。特徴的なのは、ハッカソンで上位入賞したチームが、海外拠点でのグローバル・インターンシップに招待される点です。
AIやプログラミングの経験が豊富でない学生でも参加実績があり、文系・理系を問わず「新しい技術を使って社会やビジネスを考えてみたい」学生に広く門戸が開かれています。
ソフトバンク企画は、ハッカソン型UGIPという性質上、他の企画とは少し異なるスケジュールで進みます。
例年、年度後半〜年度末にかけて勉強会やハッカソンが実施され、その成果をもとに上位入賞者が翌年度に海外インターンへ参加する流れとなっています。
参考URL:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/students/special-activities/ugip_sb.html
「欧州に二週間滞在。文化の異なる地で戦略的にビジネスを行うことの面白さ、日本だけでなく世界の多くの人々を幸せにすることの素晴らしさを実感。必ずグローバルを舞台に活躍したいと考えるようになった。」
「世界規模で成長する企業を様々な側面から間近で見る大変貴重な経験だった。シリコンバレーにあるダイキンの研究所、ワシントンD.C.のNGOや政府との連携、マーケティングや製品製造の様子、卸の営業所や一般家庭の見学。社員が目的を持って働いた結果、巨大な市場に製品を供給できている、ということを実感できました。」
「自分と他者がお互いに歩み寄って、言語の壁を超えてなんとか互いのことを理解しようとする。そして最後はお互いが笑顔になって手をあわせる。僕はUGIPを通して異文化理解の原点を体感しました。」
「それまで海外経験が一切なく、飛行機にすら乗ったことがなかった私にとって、UGIPは新たな世界への扉を開ける機会であり、たくさんの感動と気づきを与えてくれました。」
「実際に現場を見ることの重要性を学んだ。現地社員の方々から、安易に欧州全体を一括りにせず、各国・各地域を直接見て学ぶこと、文化や歴史的背景から学ぶことの大切さを教わった。」
「現地の社員の方々がAIの技術やそれを用いた実際のプロダクトについて熱心に教えてくださり、特にビジネス面でのAIの活用、アプリケーションについての知見を得た。また、実際にAIを用いた事業アイデアを考えるグループワークで、ビジネスの考えを学ぶことができた。」
「普段学術サイドでAIの研究を行なっているが、ビジネス視点で考えたことはほとんどなかった。今回実際のプロダクトを見ながらビジネスについて学んだことで、普段研究していることをどう社会に活かすかについて考えられるようになり、視野が広がった。」
「LLM(大規模言語モデル)に関しては、ChatGPTを日常使いすること以外、あまり触れたり、勉強したりすることがありませんでしたが、LLMについての知識や活用方法を学ぶモチベーションを得ました。」
「Findability Sciencesやソフトバンクの皆様が労力をかけて丁寧にプログラムを構成されていたことを痛感いたしました。(中略)インドの文化やインドの人々の温かさに触れ、1週間のプログラムながらも、知識的にも精神的にも大きく成長できました。」
さらに詳しく知りたい方は以下の参加者へのインタビュー記事もご覧ください!
本気でぶつかり合う3カ月|UGIP ダイキン企画 参加者インタビュー
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多様なバックグラウンドを持つ学生が集まるからこそ考えられる、農業の未来|UGIP クボタ企画 参加者インタビュー
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UGIPは、海外での活動に興味はあるものの、「自分にできるのだろうか」「費用や準備が不安」と感じている東大生にこそ知ってほしい、東大公式の実践型グローバルプログラムです。
参加者の専攻や学年はさまざまで、英語力や専門知識だけが評価されるわけではありません。「挑戦してみたい」「世界を見てみたい」という気持ちがあれば、一歩を踏み出せるプログラムです。きっとその後の進路や価値観にも大きな影響を与えてくれるはず。少しでも気になった方は、ぜひ公式情報をチェックして、次の募集に備えてみてください!
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