プログラム
多様なバックグラウンドを持つ学生が集まるからこそ考えられる、農業の未来|UGIP クボタ企画 参加者インタビュー
インタビュー・レポ
東京大学グローバル・インターンシップ・プログラム(UGIP)は、2019年度、世界で活躍できるグローバル人材の育成のため、ビジネスの最前線を体感できるプログラムとしてスタートしました。2023年度現在、東京大学と産学協創協定を締結しているダイキン工業㈱、ソフトバンク㈱、㈱クボタの3つが受入先となっています。グローバル・インターンシップは、学生の学びを社会と結ぶ貴重な機会となります。異なる文化背景を持つ人々との出会いと多様な体験を通じて、未知なる価値観やアイディアに触れることで、参加学生は知の探究を深め、問題解決能力を高める力を養うことができます。今後、新たな受入先企業が追加される可能性もございますが、内容やスケジュールは各企画ごとに異なります。
学部または大学院修士課程の学生
海外現地活動における航空券、宿泊ホテル代は受入先が全額負担。食事代や交通費は一定額を支給。
ハッカソン企画における上位入賞者の海外渡航費について、航空券、宿泊ホテル代は受入先が全額負担。
※経済的支援の内容は企画ごとに異なります。既存企画の支援内容も、変更される場合があります。
Global Business Experience by DAIKIN
世界170カ国に展開するグローバルNo.1空調メーカー“ダイキン工業”の海外拠点に身を投じ、激変するグローバルビジネスを経験。 2023年度は<北米滞在型><欧州滞在型><アジア滞在型><世界一周型>の4テーマの課題に対して、国内の事前学習で仮説を構築。海外現地では、ダイキン工業の役員や現地社員との対話、研究開発拠点や工場の見学、消費者へのインタビュー調査等、現地のリアルを体感し仮説を再検討。プログラムの最後には東京大学における最終報告会で、ビジネス提案と“グローバル人材“の認識について発表しました。
AIを活用した未来のライフスタイルを考えよう!
勉強会・交流会・データハッカソン
ソフトバンクのAIポートフォリオの中で、Axross Recipe に公開されている実データや、Web上に公開されているオープンデータを使用し、AIを活用して課題解決するサービス・ビジネスアイデアを立案し、プロトタイプを作成して英語で発表します。また、ハッカソンに向けて、複数の勉強会等を実施します。(上位入賞者・チームは2024年度のグローバル・インターンシップに無料招待)
(2022年度企画の上位入賞者はFindability Sciences Inc.のインド拠点でグローバル・インターンシップを実施し、AIとデータサイエンスがビジネスにどう活用されているかを学びました。)
世界が直面する食料課題解決策の提案
~持続可能な「食」の未来を創るために
120カ国以上にグローバル展開し、海外売上比率は約78%、世界規模の社会課題解決に貢献し、地球と人の未来を支え続けるクボタのタイ拠点を訪問し、チームで課題解決に挑戦します。タイ現地では、サイアムクボタ(SKC)の工場で農業機械の製造や、クボタファームにて最先端の農業技術を学びつつ、現地市場や博物館、寺院をめぐり異文化理解を深めます。海外渡航後にはクボタのグローバル技術研究所にて、成果報告会を実施します。
「欧州に二週間滞在。文化の異なる地で戦略的にビジネスを行うことの面白さ、日本だけでなく世界の多くの人々を幸せにすることの素晴らしさを実感。必ずグローバルを舞台に活躍したいと考えるようになった。」
「世界規模で成長する企業を様々な側面から間近で見る大変貴重な経験だった。シリコンバレーにあるダイキンの研究所、ワシントンD.C.のNGOや政府との連携、マーケティングや製品製造の様子、卸の営業所や一般家庭の見学。社員が目的を持って働いた結果、巨大な市場に製品を供給できている、ということを実感できました。」
「自分と他者がお互いに歩み寄って、言語の壁を超えてなんとか互いのことを理解しようとする。そして最後はお互いが笑顔になって手をあわせる。僕はUGIPを通して異文化理解の原点を体感しました。」
「それまで海外経験が一切なく、飛行機にすら乗ったことがなかった私にとって、UGIPは新たな世界への扉を開ける機会であり、たくさんの感動と気づきを与えてくれました。」
「実際に現場を見ることの重要性を学んだ。現地社員の方々から、安易に欧州全体を一括りにせず、各国・各地域を直接見て学ぶこと、文化や歴史的背景から学ぶことの大切さを教わった。」
「現地の社員の方々がAIの技術やそれを用いた実際のプロダクトについて熱心に教えてくださり、特にビジネス面でのAIの活用、アプリケーションについての知見を得た。また、実際にAIを用いた事業アイデアを考えるグループワークで、ビジネスの考えを学ぶことができた。」
「普段学術サイドでAIの研究を行なっているが、ビジネス視点で考えたことはほとんどなかった。今回実際のプロダクトを見ながらビジネスについて学んだことで、普段研究していることをどう社会に活かすかについて考えられるようになり、視野が広がった。」
「LLM(大規模言語モデル)に関しては、ChatGPTを日常使いすること以外、あまり触れたり、勉強したりすることがありませんでしたが、LLMについての知識や活用方法を学ぶモチベーションを得ました。」
「Findability Sciencesやソフトバンクの皆様が労力をかけて丁寧にプログラムを構成されていたことを痛感いたしました。(中略)インドの文化やインドの人々の温かさに触れ、1週間のプログラムながらも、知識的にも精神的にも大きく成長できました。」
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