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【京大生向け】後悔しない研究室選び②|研究室訪問で確認すべきポイント

【京大生向け】後悔しない研究室選び②|研究室訪問で確認すべきポイント

プログラム解説

こんにちは!京大map運営チームの工学部のペンギンです。

前回は、研究室選びで考えたい3つの軸として、将来との接続、研究との相性、環境との相性を紹介しました。

自分なりの軸が見えてきたら、次に大切なのは、候補となる研究室の実態を知ることです。

研究室のWebサイトを見るだけでも研究テーマなどは分かりますが、実際の指導スタイルや普段の研究生活、就活との両立のしやすさなど、外からは分かりにくいことも少なくありません。

そこで今回は、研究室訪問の前に調べておきたいことと、教員・学生に確認したいポイントを紹介します!

今回の記事も理系学部の研究室選びを念頭に置いていますが、文系のゼミでも応用できる部分はあると思います。また、京大の学部から配属される人だけでなく、大学院から進学してくる人に必要な準備にも触れるので、参考にしてみてください。

研究室訪問の前に、調べられることは調べておこう

研究室訪問では、Webサイトを見れば分かることだけを質問するのではなく、実際に話を聞かなければ分からないことを確認するのがおすすめです。

そのため、訪問前には少なくとも次のような情報を調べておきましょう。

  • 教員や研究室の主な研究テーマ
  • 現在進んでいる研究・プロジェクト
  • 過去の卒論・修論のテーマ
  • 論文や学会発表の実績
  • 研究室に所属する学生の人数・構成
  • 卒業生・修了生の主な進路
  • 研究室の設備や研究環境

研究室のWebサイトだけでなく、教員の研究者ページや論文、大学の研究者データベースなどを見ると、より具体的な研究内容が見えてきます。

研究費や進行中の研究プロジェクトが気になる場合は、「GRANTS(研究課題統合検索)」などで教員名を検索してみる方法もあります。ただし、研究費が多い研究室=自分にとって良い研究室、というわけではありません。 大切なのは、学生がどのような研究に参加できるのか、どんな設備や支援を利用できるのかという点です。

研究室訪問では、3つの軸をもとに「実態」を確認しよう

事前に研究テーマや研究実績、卒業生の進路などを調べたら、研究室訪問ではWebサイトや公開情報だけでは分からない「実際のところ」を確認していきましょう。

確認するときの軸は、前回の記事で紹介した「将来」「研究」「環境」の3つです。自分が研究室に求めることを思い出しながら、候補の研究室が本当に自分に合っているかを確かめてみてください。

① 将来との接続―実際にどんな経験ができる?

学会発表や共同研究の実績がWebサイトに載っていても、学生が実際にどの程度その機会を得られるのかまでは分からないことがあります。

研究室訪問では、例えば次のようなことを確認してみましょう。

  • 学部生が学会発表や論文執筆を経験することはあるか
  • 海外学会や共同研究に参加した学生はいるか
  • 就活や留学と研究を両立している学生はどのくらいいるか
  • 配属後に身についたと感じるスキルは何か
  • 卒業後の進路を考えるうえで、研究室からどのような支援を受けられたか

特に学生には、「実際にどんな経験ができたか」「研究室に入ったことで進路にどんな影響があったか」を聞いてみると、公開情報だけでは分からない部分が見えてきます。

教員の実績が立派でも、それがそのまま学生の経験になるとは限りません。学生自身が実際に何を得ているかを見ることが大事です。

② 研究との相性―普段は実際に何をしている?

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③ 環境との相性―実際の研究室生活はどう?

訪問の際に確認するポイントとしてかなり重要なのは、日々の指導の体制や拘束時間、人間関係など研究室の実際の環境です。コアタイムやゼミの頻度など、制度として決まっていることは事前に確認できる場合もあります。しかし、教員にどのくらい相談しやすいか、実際にどのくらい研究室にいるのかといったことは、訪問してみないと分かりにくい部分です。 

教員には、

  • 面談やゼミ・進捗報告の頻度
  • 卒業・修了までに求める成果のレベル
  • コアタイムや出席の決まり
  • 研究が停滞している学生への対応
  • 就活や留学への向き合い方

などの研究室としての方針を聞いておきたいところです。

学生には、

  • 普段何時ごろ来て何時ごろ帰っているか
  • 教員に相談しやすい雰囲気か
  • 原稿や発表資料はどれくらい見てもらえるか
  • 研究が進まないとき誰に相談していたか
  • 就活・留学・課外活動と両立できたか
  • 「入る前に知っておきたかったこと」があるか

などの研究室生活の実態を率直に聞いてみましょう。できれば複数の学生に話を聞いて、教員の説明とズレがないかも見ておきましょう。

【参考】外部の大学から京大の大学院を受験する場合は?

ここまでは主に、京大の学部生が研究室配属を考える場合を想定して紹介してきました。

他大学などから京大の大学院を受験する場合は、研究室選びに加えて、「その研究室を受験できるのか」「出願前に何をしておく必要があるのか」まで確認することが重要です。

大学院入試では、研究科・専攻によって、出願前に希望する教員への連絡や面談が必要な場合があります。また、研究室ごとに受け入れ可能な人数が決まっていたり、希望年度には学生を募集していなかったりすることもあります。

そのため、研究室訪問を考える前に、まず次のような点を確認しておきましょう。

  • 希望する年度に学生の受け入れ予定があるか
  • 出願前に教員への連絡・面談が必要か
  • 研究室訪問を受け付けている時期や方法
  • 研究計画書など、出願時に必要な書類
  • 入試科目・出題範囲・過去問の公開状況
  • 入試後の研究室配属がどのように決まるか

研究室訪問では、研究内容や研究室の雰囲気に加えて、「自分が考えている研究テーマをこの研究室で扱えるか」「入学後にはどのようなテーマに取り組めそうか」も教員に確認しておくとよいでしょう。

研究計画書の提出が必要な場合も、訪問前から完璧な計画を作る必要はありません。ただし、「何に興味があるのか」「なぜその研究室を希望するのか」「これまでどのようなことを学んできたのか」くらいは整理しておくと、教員との話もしやすくなります。

なお、教員への連絡方法や研究室訪問の扱いは、研究科・専攻・年度によって異なります。 出願時期が近づくと受験生からの個別連絡を制限する場合もあるため、最新の募集要項や研究科・専攻の公式サイトを早めに確認しておきましょう。

また、院試の過去問は、専攻によって公式に公開されている場合もあれば、研究室や在学生経由でしか手に入らない場合もあります。まずは研究科の公式HPを確認し、見つからない場合は研究室訪問の際に聞いてみるといいかもしれません。その際は、公開されていない資料を、もらえて当然という態度で求めないよう気をつけましょう。

まとめ

研究室訪問の目的は、自分の判断軸と研究室の実態が本当に合っているのかを見極め、配属や受験に必要な準備につなげることです。Webサイトや周囲の評判だけでは分からないことも、実際に教員や学生と話してみることで見えてきます。気になる研究室があれば、ぜひ積極的に足を運んでみてください。 

くれぐれも「有名だから」「雰囲気が良さそうだったから」で決めてしまわず、自分の希望と研究室の実態、加えて配属可能性を照らし合わせて選びましょう、

この記事が皆さんの研究室選びに少しでも役立っていれば幸いです。

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