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解説記事
こんにちは!UTmap編集部のジャスミンです。
「大学生のうちに、一度は海外で学んでみたい」
「東大の交換留学って聞いたことはあるけれど、何から調べればいいのか分からない」
そんな方に向けて、この記事では東京大学の全学交換留学制度である「USTEP」について、基本的な仕組みから応募までの流れ、準備しておきたいことまでまとめて紹介します。
USTEPは、東大に在籍したまま海外の協定校で学べる制度です。うまく活用すれば、休学せずに海外大学での学びを経験できる貴重な機会になります。一方で、応募時期や必要書類、語学スコアなど、早めに知っておかないと準備が間に合いにくいポイントもあります。
少しでも交換留学に興味がある人は、ぜひ早めに全体像をつかんでおきましょう。
全学交換留学(USTEP)は、東京大学と学生交流覚書を結んでいる海外の大学へ、東大生を派遣する制度です。毎年200名から300名ほどの学生が、世界中にある約90の協定校で学んでいます。
大きな特徴は、学部・研究科を問わず応募できることです。条件を満たしていれば、前期課程の学生でも、後期課程の学生でも、大学院生でも応募できます。
また、USTEPでの留学は「休学」ではなく「留学」として扱われます。つまり、東大に在籍したまま、一定期間だけ海外の協定校で学ぶというイメージです。留学先で取得した単位についても、所属学部・研究科の判断によっては、東大の単位として認定される可能性があります。
USTEPは、実際に留学を始めるかなり前から準備が必要で、基本的には留学開始の約1年前に応募することになります。募集は主に年2回あります。
秋募集は、7月〜11月頃に行われるメインの募集です。翌年の秋、または翌々年の春から留学を始める学生が対象になります。選べる大学数が多いため、USTEPを考える場合は、まず秋募集を中心にスケジュールを確認するのがおすすめです。
春募集は、4月〜6月頃に行われます。秋募集で枠が埋まらなかった大学や、春(2月〜3月頃)から学期が始まるアジア・オセアニア地域の大学などが対象になることが多いです。
留学期間については、現地の学期に合わせて「秋から1年間」や「1学期のみ」など、希望や大学の学年暦に応じて選ぶことになります。
※募集時期は所属学部によって異なるため、各学部の国際交流・留学関連部署に必ずお問い合わせください。
USTEPには、個人で海外大学に留学する場合とは違うメリットがあります。特に大きいのは、費用面と制度面での安心感です。
交換留学では、基本的に留学先の大学へ授業料を支払う必要はありません。普段通り東大に授業料を納めれば、協定校で授業を受けることができます。
海外大学の授業料は非常に高額になることも多いため、これは大きなメリットです。海外の大学で学びたい人にとって、USTEPはかなり現実的な選択肢と言えるでしょう。
USTEPでは、返済不要の給付型奨学金に応募できる場合があります。月額8万円〜12万円程度の支援を受けられることもあり、留学中の生活費の大きな助けになります。
留学先で取得した単位は、所属学部・研究科の判断によって、東大の単位として認定される可能性があります。
ただし、どの授業がどのように認定されるかは、所属先によって異なります。「留学したら進級や卒業に影響が出るのでは」と不安な人は、応募前に所属学部・研究科の窓口に相談しておくと安心です。
USTEPは、東大と協定を結んでいる大学への留学です。そのため、個人で留学する場合に比べると、宿舎の確保や現地での生活サポートが比較的充実しています。海外経験が少ない学生でも、安心して海外で学ぶことができる環境でしょう
USTEPでは、どの大学を志望するかを自分で考える必要があります。ただ、「有名大学だから」「英語圏だから」という単純な理由だけで選ぶと、あとから「思っていた留学と違った」と感じることもあります。
留学先を選ぶときは、次のような順番で考えるのがおすすめです。
最初に考えたいのは、「自分は留学で何を得たいのか」です。
たとえば、次のような目的が考えられます。
これらのほかにも研究分野で選ぶ人もいれば、授業内容や生活環境で選ぶ人もいます。
目的がはっきりしてくると、候補となる大学も絞られてくるはずです。
まず参考になるのが、東京大学の留学情報サイト「Go Global」に掲載されている先輩の体験記です。体験記には、履修した授業や現地での生活だけでなく、家賃、生活費、渡航費、手続きで困ったことなども具体的に書かれています。大学の公式HPだけでは分からない「実際に行ってみてどうだったか」を知るうえで、かなり重要な情報源になります。
加えて、UTmapでも交換留学に参加した先輩の体験記を多数掲載しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
また、東大では交換留学に関する説明会や、留学をサポートする学生団体「東大留学GoGo」などによるイベントが開かれることもあります。実際に留学した先輩に質問できる機会があれば、「授業についていけたのか」「現地で友達はできたのか」「生活費はどのくらいかかったのか」など、体験記だけでは分からない点も聞いてみるとよいでしょう。
志望校を考えるときは、先輩の体験談だけでなく、協定校が公開しているFactsheetや公式HPも必ず確認しましょう。特に重要なのが、語学要件です。TOEFL iBTやIELTSの総合スコアだけでなく、Reading、Listening、Speaking、Writingそれぞれに最低スコアが設定されている場合もあります。
「総合スコアは足りているけれど、Writingだけ足りない」ということもあり得るため、早めに確認しておく必要があります。
USTEPでは、学内選考を経て派遣候補者が決まります。選考では、提出書類に加えて、東大での成績も重要な要素になります。
そのため、志望校を決めるときは、自分の成績、志望校の人気度、過去の倍率などを踏まえて、第1希望から第6希望までを考えることになります。
一般的には、英語圏の有名大学や都市部にある大学は人気が高くなりやすいです。Go Global Websiteでは、過去の秋募集での倍率が公表されています。志望校を考える際によく確認しておきましょう。
2026年度からは、アジア、中南米、アフリカなどの地域を第1希望にすると、学内選考で優先される「ひろがる留学」制度が始まりました。
英語圏の有名大学だけでなく、多様な地域で学ぶことに関心がある人は、この制度も選択肢に入れてみるとよいでしょう。
USTEPの応募は、思っている以上に準備が必要です。締切直前に始めると、書類作成や先生への依頼がかなり大変になります。
少なくとも締切の1〜2ヶ月前には、本格的に準備を始めておくのがおすすめです。
学部生の場合、Go Global Gatewayのオンデマンド講座の視聴とテスト提出が必要です。所要時間は100分程度ですが、後回しにすると忘れがちな手続きなので注意しましょう。
USTEPに応募するには、留学時に所属する予定の学部・研究科の窓口に相談する必要があります。UTASの申請画面には、相談した担当者名や日付を入力する欄があるので、これがないと申請が受理されない仕組みになっています。
窓口にすぐ連絡がつくとは限らないので、早めに相談しておくと安心です。
応募時には、教員による所見事項が必要になります。指導教員や、自分のことをよく知っている先生に依頼するのが一般的です。
研究室に所属している学生であれば、所属研究室の先生にお願いすることが多いでしょう。まだ研究室に所属していない場合は、授業でお世話になった先生に相談するケースもあります。
先生方は、学会や授業、期末対応などで忙しい時期も多いです。締切直前に依頼するのではなく、1ヶ月前を目安に、余裕を持ってお願いすることをおすすめします。
なお、宇野健司先生が開講している主題科目「全学自由研究ゼミナール(問題解決のための思考法)」の履修者は、面談を経て所見事項を書いていただけることが多いようです。交換留学を考えている人は、こうした授業も選択肢として知っておくとよいでしょう。
UTASでは、交換留学を希望する理由や、自分の経歴、第1希望から第6希望までの大学での学習・研究計画などを記入します。
特に大変なのが、各大学での具体的な学習計画です。志望理由を抽象的に書くだけでなく、実際にどのような授業を履修したいのか、なぜその大学で学びたいのかを説明する必要があります。授業名やカリキュラムを調べる作業には時間がかかるため、こちらも早めに取りかかりましょう。過去の先輩の体験記を参考にしながら、自分の言葉で整理していくのがおすすめです。
学内選考の結果は、応募から約2ヶ月後に通知されます。ただし、内定が出たら終わりではなく、留学に向けて重要な準備が続きます。
協定校への正式な推薦が行われる前に、留学先の大学が求めるTOEFL iBTやIELTSなどの語学スコアを提出する必要があります。
学内選考の段階ではスコアが必須でない場合もありますが、最終的には留学先大学の基準を満たす必要があります。スコア取得には時間がかかることも多いため、留学を少しでも考えている人は、早めに一度受験しておくとよいでしょう。
交換留学向けの奨学金には、日本学生支援機構の給付型奨学金や、民間財団の奨学金などがあります。東大を通じて申し込むものもあれば、財団に直接申し込むものもあります。中には、学内選考の内定直後に締切が来るものや、語学スコアが必要なものもあります。
「内定が出てから調べればいい」と思っていると間に合わないこともあるため、交換留学の応募が終わった段階で、奨学金情報も確認し始めるのがおすすめです。
東大から協定校への推薦が行われ、現地大学から入学許可が下りると、ビザや住居の手続きが始まります。
このあたりは国や大学によってかなり違います。寮に入りやすい大学もあれば、自分で住居を探す必要がある場合もあります。過去に同じ大学へ行った先輩の体験記や、現地大学から届く案内をよく確認しながら進めましょう。
学内選考では、留学の目的や学習計画を記載した書類と、東大での成績などが評価されます。過去の留学経験者からも、応募時点での成績は重要だったという声が多く聞かれます。
もちろん、成績だけで決まるわけではありません。ただ、人気の高い大学を志望する場合は、成績も含めて早めに準備しておくことが大切です。
学内選考の段階では必須でない場合もありますが、選考通過後、協定校へ正式に推薦される前には、基準を満たしたスコアが必要になります。目安としては、留学開始の半年前頃までにスコアを用意するイメージです。
TOEFLやIELTSは、スコアが思うように伸びないこともあります。また、同じスコアを2年程度使える場合が多いため、早めに受験しておいて損はありません。
USTEPは、東大に在籍したまま海外の大学で学べる、とても貴重な制度です。授業料の面でも、単位認定の面でも、個人留学に比べて挑戦しやすい仕組みが整っています。
一方で、記事の中で度々触れている通り、応募には早めの準備が必要です。志望校選び、語学試験、成績、先生への依頼、学部・研究科への相談など、やることは意外と多くあります。
「いつか留学してみたい」と少しでも思っている人は、まず先輩の体験記を読んでみるところから始めてみてください。早めに情報を集めておくだけでも、選択肢はかなり広がるはずです!
▶︎ 東京大学 海外留学情報サイト「Go Global」公式HPはこちら:
https://www.u-tokyo.ac.jp/adm/go-global/ja/program-list-USTEP.html
UTmapでは、実際に留学を経験した先輩たちの体験記も掲載しています。あわせて読んで、留学生活のイメージを膨らませてみてください。
▶︎ 東大 交換留学体験記 関連記事はこちら:
https://campus-map.jp/ut/category/class/program-story/
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