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【農学部食品生物科学科】履修の組み方|京都大学の学部・学科別
履修戦略
こんにちは!京大map運営のやまです。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます🌸
大学生活が始まるにあたって、
「大学ではどんな授業を受けるの?」
「高校までの時間割と何が違うの?」
と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
大学では、高校までとは異なり、自分で授業を選んで時間割を作成する必要があり、このことを「履修を組む」と呼んでいます。履修は卒業や進級、進路選択に関わるため、非常に重要ですが、卒業するために必要な単位や必ず履修しなければならない授業など、知っておきたいルールがたくさんあります。
そこで今回は、京大で授業を履修するうえでまず知っておきたい、単位や授業の種類、成績評価、GPAなどの基礎知識をまとめて解説します。
履修の組み方で困らないためにも、まずは大学の授業・成績の仕組みを一緒に押さえていきましょう!
「単位」とは、授業を履修し、試験の点数やレポートの評価など一定の要件を満たすと取得できる、科目修了の証です。取得できる単位数は1つの授業につき2単位が基本ですが、1週当たりの授業数(週にその授業が何コマあるか)などにより、単位数が変わってきます。
大学を卒業するためには、学部・学科ごとに定められた必要な単位(要卒単位)を取得しなければなりません!要卒単位は140前後であることが多く、また、「この科目群から○単位以上」などの条件が決められていることもあるため、 1回生から計画的に単位を取る必要があります。
そして、単位は卒業だけでなく、進級の可否にも影響する場合があることに注意が必要です。特に理系の学部(一部学科を除く)では、2・3回生の段階で留年トラップに引っかかったり、進級要件を満たせなかったりすると、進級できなくなります。
※文系の多くの学部では、取得単位数が少なくても4回生までは進級できるため、卒業のみが問題となります。
自分の学部・学科は留年の可能性があるのか、回避するためにどうすればよいのか気になる方は、各学部・学科の履修の組み方の記事(記事の最後にリンクあり)で確認してみてください。
大学の授業は、卒業するために「どのくらい自由に選べるか」という観点から、主に必修科目・選択必修科目・選択科目に分けられます。
それぞれの違いを簡単に整理すると、以下の通りです。
| 種類 | どんな科目? | 例 |
| 必修科目 | 卒業するために必ず単位を取る必要がある科目。どの科目が必修になるかは学部・学科によって異なる。 | 「英語リーディング」「英語ライティング・リスニングA・B」や専門科目など |
| 選択必修科目 | 指定された科目の中から、必要な数・単位数を選んで取得する科目。 | 「人文・社会科学科目群から16単位以上」など |
| 自由選択科目 | 必修や選択必修ではなく、自分の興味や時間割に合わせて比較的自由に選んで履修できる科目。ただし、全ての科目が卒業に必要な単位として認められるとは限らないため、学部・学科でのルールの確認が必要。 | 「スポーツ実習」など興味のある科目 |
まず必修科目と選択必修科目を押さえ、そのうえで残りの単位を自由選択科目から取っていくのが、履修を組む基本的な考え方になります。
京大で時間割を組む際には、「必修かどうか」だけでなく、その授業が全学共通科目なのか、専門科目なのかも知っておく必要があります。
全学共通科目(一般教養科目)は、全学部・学科共通の授業で、学生間では「一般教養」を略して「ぱんきょう」と呼ばれています。専門科目は、学部・学科ごとに行われる専門的な内容を扱う授業です。
1回生のうちは履修できる専門科目は限られるため、全学共通科目が時間割の大半を占めていることが多いです。そして、2回生までに全学共通科目を取り終える人が大半です。3回生以降、専門科目や研究等が本格化すると全学共通科目に割くことができる時間も減るため、その方が望ましいと言えます!
なお、学年ごとの授業の全学共通科目と専門科目の割合は、概ね以下のようになっています(休学や留学等の事情がない場合)。各学部ごとの詳細は、各学部の便覧やHP記載のコースツリーを見てみてください。

全学共通科目は、①人文・社会科学科目群(人社群)、②自然科学科目群(自然群)、③外国語科目群、④情報学科目群、⑤健康・スポーツ科目群、⑥キャリア形成科目群、⑦総合科学科目群、⑧少人数科目群の8つに分かれています(全学共通科目 履修の手引き)。括弧書きは学生間の愛称です!
学部・学科ごとに、各科目群の必要な単位数と上限単位数(履修はできるが要卒単位に換算されない)が定められており、その範囲で受けたい授業を選択します(必修科目・選択必修科目が課される場合もあります)。必要な単位数は各学部・学科の便覧や履修要覧、全学共通科目 履修の手引きに記載されています!
各科目群について簡単にご説明します。
①人社群の科目は、文学・歴史・政治・経済・法律・哲学等が含まれ、文系科目に近いです。後ほどご説明する「E1」科目の外国文献研究も人社群に分類されます。
②の自然群は、数学・物理・化学などのいわゆる理系科目です。対象学生は、理系向け・文系向け・全学向けの3通りありますが、その大部分が理系向け科目です。
理系は、専門分野に応じて選択必修科目やクラス指定科目※が設定されていることが多く、基本的にその中から選びます。(微分積分学や線形代数学は、どの学科でも履修している人が多いイメージです✍️)
※「各学部・学科の卒業要件で必修または選択必修に指定、あるいは履修が推奨されている授業科目や履修者数の調整が必要な授業科目 」であり、あらかじめクラス別の時間割が組まれている科目のことを、京大では「クラス指定科目」といいます(学びに関すること|京都大学国際高等教育院 )。
③の外国語科目群には、英語と初修外国語(第二外国語)が含まれ、どちらも履修必須です。英語は、「リーディング」と「ライティング-リスニング(「ライリス」と呼ばれる)に分かれていて、基本的に1回生のみが履修します。初修外国語は英語以外の言語のことです。初修外国語についてはこちらの記事でご説明しているので、言語選択の際に参考にしてみてください。
④情報学科目群は、情報リテラシーやAI、プログラミングに関する科目が含まれます。一部の学部・学科では、基礎科目の履修が推奨されていますが、それ以外の方(文系を含めて)も将来役に立つ知識を得られそうですし、興味がある人は履修してもよいかもしれませんね。
⑤の健康・スポーツ科目群には、健康・運動に関する座学と、スポーツ実習(「スポ実」と呼ばれる)が含まれます。
スポーツ実習には、サッカー、バレーボール、テニスなど王道のスポーツに加え、京都をめぐるサイクリングやウォーキングといった個性的な授業もあります😆 スポ実は1コマにつき1単位とタイパはよくないですが、体を動かしたり人と話すのが楽しいと人気です!
⑥キャリア形成科目群は、国際コミュニケーション・学芸員課程・多文化理解などの分野で構成されます。キャリア形成科目群の大部分を占めているのは国際コミュニケーション=「E3」科目です(後ほどご説明します)。
⑦総合科学科目群には、環境・エネルギー・災害などに関する授業が含まれます。科学という単語が入っていますが、文系でも十分理解可能です!
⑧の少人数科目群は、「ILASセミナー」という少人数で学生が主体となって行う授業のことです。ILASセミナーについてはこちらの記事で解説しています!
※参考:全学共通科目 履修の手引き
全学共通科目の③外国語科目群以外の科目群(①・②・④~⑧)に属する科目の中で、英語のスキルアップに繋がるものが、E科目として指定されています(英語教育とE科目について|京都大学国際高等教育院 )。E科目はほとんどの学部・学科で必修・選択必修となっており、以下の3つに分類されます。
自分の学部・学科で必要なE科目の単位をよく確認しておきましょう。
京大の授業は大部分が対面授業で行われますが、オンラインの授業や、録画した授業動画の配信が行われる授業もあります。
京大では、100点満点中60点で単位を取得(合格)できます。さらに、合格・不合格だけでなく、A⁺、A、B、C、D、F(=FAIL)の6段階評価も行われます。
| 点数 | 標語 | GP | |
| 単位取得(合格) | 96~100 | A⁺ | 4.3 |
| 85~95 | A | 4.0 | |
| 75~84 | B | 3.0 | |
| 65~74 | C | 2.0 | |
| 60~64 | D | 1.0 | |
| 不合格 | 0~59 | F | 0 |
成績評価方法は、試験・小テスト・レポート・課題・出席点・授業態度など、授業によってバラバラです。「期末試験100%」のものもあれば、「試験50%・授業態度10%・課題40%」など複合的な評価をされる場合もあります。
そして、成績評価とは別に、「4回以上欠席した者には単位を与えない」などの単位付与の条件が課されることもあるので、履修の際にはシラバスをよく確認しましょう。
GPAとは”Grade Point Average”の略で、高校までの評定平均のような、履修した科目の成績の平均を表す指標であり、各大学で用いられています。
京大では、先ほどご紹介した6段階評価をGPに換算すると、
A+=4.3、A=4.0、B=3.0、C=2.0、D=1.0、F=0
となり、GPの平均値がGPAとなります(上の表を参照)。
GPAは卒業には無関係ですが、研究室やゼミの選択、留学プログラムの選考、院試、就活などに関わってくるので、成績を示す重要な要素と言えます。
※参考:全学共通科目の授業及び試験・成績|京都大学国際高等教育院
単位を落としたらどうなるか不安な方も多いと思いますが、単位を1つ落としたからといってすぐに留年が決まるわけではないため、そこまで恐れる必要はありません(単位を落としたことがある人はたくさんいます)。
単位を落とした科目が必修科目であれば、全く同じ授業を翌年以降に再履修し、単位を取り直せば問題ありません。
※ただし、英語は「単位未修得者クラス」、初修外国語のうちドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語は、「再履修クラス」という、単位を落とした人向けの授業が開講されており、翌年の授業を待たずに次の学期で再履修することが可能です。
選択必修科目の場合は、別の科目を取って埋めることも可能です。
しかし、落とした単位の種類や数によっては、卒業や進級に必要な単位数が不足し、留年してしまうので、十分に注意してください💦
ここまで、授業や成績の基礎知識のご説明をしてきましたが、イメージはついたでしょうか。高校までとは違うところが多くて最初は戸惑うかもしれませんが、すぐに慣れるので心配しなくて大丈夫です🙆
授業の取り方概論シリーズでは、授業の選び方や複雑な履修登録の手続き・コツなどについて解説しているので、ぜひ次の記事もご確認ください!
以下の記事では学部・学科別の履修の組み方について詳しく解説しています!皆さんが所属する学部・学科の記事はぜひご覧ください。