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解説記事

【文Ⅲ】東大前期教養の履修戦略 時間割を組もう!2025年度版

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こんにちは、UTmap編集部です!

文科Ⅲ類の新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます🌸
「早速どんな授業をとるか考えたいけど、東大の履修の組み方がよくわからない……」という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、UTmap編集部が皆さんに、文Ⅲの履修の組み方について解説します!これさえ読めば、進振りへの参加に必要な要件や、後期課程(3年生以降)への進学に必要な要件をきちんと満たせるはずです。一緒に考えながら、自分の時間割を作っていきましょう。

履修の組み方の大まか流れや、前期課程修了要件や進学選択が可能となる要件などの重要な用語についてはこちらで解説しています。初めて履修を組む方は、まずこちらをご覧ください!

【全新入生必読】東大の履修の基本と注意点まとめ

新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます🌸「早速どんな授業をとるか考えたいけど、東大の履修の組み方がよくわからない……」という方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、UTma…

注意事項

  • UTmapでは、正確な情報提供に努めておりますが、記事内容に基づいて生じた不利益やトラブルについて責任を負うことはできません。履修等に関する最終的な判断は、必ず履修の手引きや教務課など、公式の情報をご確認のうえ行ってください。
  • 語学については、英語=既習、二外=初修と仮定して解説しています。

今年度の時間割情報は公開次第、「東京大学授業カタログ・シラバスに関する情報」で見られるようになります。それまでに履修を検討したい場合、総合科目などは昨年度のシラバスが参考になります。

凡例

  • ★がついている項目:主に諸手続きでクラスが判明した後に行うもの
  • ♪がついている項目:こだわりがある人向け

1.必修科目について

進学や卒業の絶対条件として定められる必修科目。東大の公式情報では「基礎科目」のみが必修科目として定義されていますが、実際には選択科目扱いのものが事実上の必修になっているなど多くの罠があります。この節ではそうした東大の複雑な履修の仕組みについて解説していきます。

東大の必修はクラスごとに時間割が決められるもの同じ科類の全員が同じ時間に受講するものの2種類に分かれています。前者には二外や英語、情報、スポ身、初ゼミが含まれ、後者には人文科学や社会科学が含まれます。
人文科学や社会科学の講義は大教室で行われ、毎年曜限が変わりませんが、その他の必修はクラスが確定して初めてどの曜限に開催されるかがわかります。

もちろん、クラスによって時間割こそ違えど、取るべき科目の種類とコマ数は変わりません。

以下は1Sの時間割の一例です。

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この時間割表のうち、いわゆる必修とされるものは、以下の通りです。

  • 中国語一列1、二列
  • 中国語初級(演習1)
  • 英語中級、二列W
  • 情報
  • 身体運動・健康科学実習Ⅰ
  • 心理Ⅰ
  • 社会Ⅰ

文Ⅲは理系も含めた全科類の中で最も履修の自由度が高く、「全休」も比較的容易に作ることが可能です。

次に1Aの必修時間割の一例です。

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先程と同様、必修のみを抽出すると以下のようになります。

  • 中国語一列2
  • 英語一列2、英語中級
  • 身体運動・健康科学実習
  • 法Ⅱ
  • 哲学Ⅱ

以上の科目は、原則1年次に履修することが想定されているもの(落としてもリカバーは可能)です。クラスが指定されており、いくつかのケースを除いて選択の余地はありません。

(1)必修と広義必修

上で列挙した必修科目について掘り下げていきます。
なお、語学の授業内容については、以下の記事にまとめているので、詳しく知りたい方はご参照ください!

【文Ⅲ】東大前期教養の履修戦略 時間割を組もう!2025年度版

こんにちは、UTmap編集部です! 文科Ⅲ類の新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます🌸「早速どんな授業をとるか考えたいけど、東大の履修の組み方がよくわからない……」という方も多い…

第二外国語一列①・②・二列

Sセメの第二外国語はセットで捉えるといいでしょう。上の画像だと中国語一列・二列が該当します。担当教員は同じ場合と異なる場合とがあります。一列・二列があるのはSセメだけで、Aセメには二列がなくなり一列だけになります。

第二外国語演習(初級)①・②

厳密には「基礎科目」ではなく、総合科目L系列に分類されます。ただし、クラス指定がある上に取得しないと前期終了できないので、事実上の必修とされています。

身体運動・健康科学実習(スポ身)

高校までの体育のような授業です。サッカーやソフトボール、バレーボール、卓球など様々な種目があり、その中から選択することができます。1Aの代わりに2Sで履修することも可能ですが、取れる曜限や種目も限定されるので、あえてそれをするメリットはないでしょう。

英語

英語はクラスごとに4つのグループに分けられ、それによって授業を履修するタイミングが異なります。以下はその例です。(『履修の手引き 令和3年度』p.13)

割り振りは公式HPで見られる『科目紹介』の冒頭、「英語の履修について」で見ることができます。

「(総合科目L系列)」以外の、英語一列①②、英語二列S(FLOW)、英語二列W(文科生はALESA、理科生はALESS)が基礎科目(狭義の必修)です。

これを踏まえた上で、上の表の見方について一番上のグループを例にとって説明します。
まず、1Sでは上段に英語一列①と英語二列Sが隣同士で並べられています。これは同じ曜限のS1タームで英語一列①が開講され、S2タームで英語二列Sが開講されるという意味です。同じセメスターでも途中で受ける授業が変わることになります。次に同じ1Sの下段に(クラス指定総合科目L)とありますが、これは英語中級のことを指し、こちらは1Sを通して開講されます。
1Aでは、1Sと同様に(クラス指定総合科目L)と英語一列②がそれぞれ同曜限のA1ターム、A2タームに開講され、英語二列Wが1Aを通して開催されます。

先程英語の時間割は固定として説明しておりました。ただ、英語一列・二列の時間割は選択の余地がないのに対し、英語中級に関しては必ずしもここで指定された(クラス指定総合科目L)のタイミングで受講する必要がありません。その仕組みについては少し複雑なので「(3) 英語中級(ないし上級)」で詳述します。

情報

基礎的な情報リテラシーを養うための文理共通の科目で、1Sのみに開講されます。授業内容は文理の別や担当教員によって異なりますが、文系では情報分野の概念理解や情報リテラシーなどを扱ったり、理系では簡単なプログラミング演習などを通じてコンピュータの基本的な仕組みを学んだりするようです。

初年次ゼミナール(初ゼミ)

初ゼミも必修です。クラス群ごとにグループに割り振られ、ここで2つの異なる曜限の組〔(火3,木2)など〕が確定します。1週目のガイダンス(これは両曜限出席推奨)ののち、専用の「抽選後自動的に履修登録」の期間で、10名(各曜限5名ずつ)の教官の中から第一~第八希望まで出し、教官が確定します。この時点で2つの曜限のうちどちらの曜限のコマになるか〔火3など〕が決まります。

(2)選択必修

社会科学・人文科学

社学・人文(ピンクの科目)は、各セメスターで(月3,火5,水1)のみに開講されている科目群です。後述する文Ⅲ要件を満たしながら、4コマ(8単位)を取る必要があります。
理論上は1Sから2Aまでチャンスがありますが、2Sまでに取り切らないと、取っていない分の単位が0点扱いになり進学選択で不利になります(『履修の手引き』にソースがないので教務課に口頭で確認しました)。できるだけ1Aまでに単位取得しておくのがよいでしょう。

ちなみに、文Ⅰや文Ⅱでは6コマ(12単位)を取得する必要があるので、多くの人は1S1Aともに(月3,火5,水1)は全て何かしらの授業を取ることになります。それに対し、文Ⅲは必要コマ数が2コマ分少ないので時間割に選択の余地が生まれます

以下は科目の一覧です。

  • 社学:法Ⅰ・Ⅱ/政治Ⅰ・Ⅱ/経済Ⅰ・Ⅱ/数学Ⅰ・Ⅱ/社会Ⅰ・Ⅱ
  • 人文:哲学Ⅰ・Ⅱ/倫理Ⅰ・Ⅱ/歴史Ⅰ・Ⅱ/心理Ⅰ・Ⅱ/ことばと文学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ

※「ことばと文学」以外については、同じ分野の科目の場合、数字が違っても同じセメスター内での複数履修は不可(例:歴史Ⅰと歴史Ⅱなど)。※例年、微分積分と線形代数で分かれる数学以外の社学科目は、SセメにⅠのみ、AセメにⅡのみが開講されるパターンが多いです。人文は必ずしもその限りではありません。

文Ⅲ要件

文Ⅲ要件は、社学2コマ(4単位)(異なる分野を1コマずつ)と人文2コマ(4単位)(異なる分野を1コマずつ)というものです。社学も人文も2つ以上の分野にまたがる必要があります。例えばSセメで「社会Ⅰ」、Aセメで「社会Ⅱ」のような選択をしても社会科学の必要単位数を満たしたことにはなりません。必ず、Sセメで「社会Ⅰ」、Aセメで「経済Ⅱ」のように分野(ローマ数字の前の名前)が異なる科目を選びましょう。

一般的には、Sセメに好きな社学1コマ・好きな人文1コマ、Aセメに好きな社学1コマ・好きな人文1コマという組み方をすることが多いです。かなり自由度は高いですが、履修チャンスの限られた科目であるという認識は忘れずにいたほうがよいでしょう。

文Ⅲの準必修の時間割についてまとめると、こうなります。

  1. 社学と人文を1コマずつ取る人が多い(1セメスターあたり)。
  2. もっと自由に取っても大丈夫だが、1Aまでに取り切っておくとよい。
  3. 異なる分野から選ぶのを忘れずに。

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(3)英語中級(ないし上級)

英語中級は、英語を既習外国語として選択した人の全員に関係があります。例年オリ合宿の時期が抽選登録の締め切りとなっており、非常に早くから登録を行う必要があることに注意しましょう!今年度の履修登録期間に関する情報は、教務課のHPで最新情報をチェックしてください。

①そもそも英語中級とは

英語=既習、二外=初修の人は、前期修了までに英語中級を3単位(セメスター型1コマとターム型1コマでちょうど)以上履修する必要があります。総合科目に分類されますが、指定クラスの人のみ抽選登録できる指定クラス型が各クラスに割り当てられ、多くの人はそれを抽選登録・履修するので、実質的に必修です。

まずは、指定クラス型英語中級で単位をとる人向けに解説した後、こだわりがある人向けに全クラス型で単位をとる場合の解説をします。

②指定クラス型英語中級

先程、英語中級は必ずしもクラスごとに指定されたタイミングで受講する必要はないと申し上げました。ただ、特にこだわりがないのであれば、定められた時間割に沿って「英語中級クラス指定型」を選択するとよいでしょう。指定されたものに従った方が、ミスも少ないですし、それで英語の必修単位数も満たすことが可能だからです。その場合、Sセメ開始時にすべき抽選登録は以下のようになります。

・どの人もSセメにとるべき英語中級のコマが1つあるので、自分のクラスに割り当てられた英語中級教官の中から抽選登録をする(例年7人前後から第5志望まで)。「全クラス型」の抽選登録は無視して構わない。

※注意
東大の履修登録や抽選登録は必ずその講座が開かれるセメスターの始めの時期に行います。例えば、S2タームに開かれる英語中級でも抽選登録を行うのは4月の始めです。「ターム型の授業の履修登録や抽選登録はそのタームの始め(セメスターの真ん中)に行う」という誤解をする人が毎年一定数いるので気を付けてください。

もし抽選に全落ちした場合、定員に余りがある授業の追加募集に参加します。(追加募集対象になっていた「鬼」の教官を第一希望に据えて99優上とれた事例があるので、抽選に落ちても気を落としすぎないようにしましょう。

♪③「全クラス型」:こだわりのある人向け

「全クラス型」は、どのクラスの人でも履修できる英語中・上級のコマです。ここで英語中・上級の単位を取得することができれば、指定クラス型の英語中級を履修する必要はありません。開講授業数は多くないものの、より高度な内容(英語上級)を学びたい人や、時間の都合上指定クラス型以外の授業を取りたい人などにはおすすめの制度となっています。指定クラス型より「大仏」や「仏」が多いという特徴もあるようです。受講する際に注意したい点は以下の通りです。

  1. 英語上級は全クラス型のみでの開講。
  2. 全クラス型をとりたい場合は、指定クラス型と全クラス型を両方抽選登録するのが安全。全クラス型で当選した場合、指定クラス型の登録は取り消せる。理論上、全クラス型のみの抽選登録も可能。
  3. ただし、全クラス型で抽選登録し、当選した場合は削除できないので、TLP指定総合科目などと被らないように注意。
  4. 指定クラス型と全クラス型が両方当選した場合、同じセメスターに指定クラス型と全クラス型1コマずつ、計2コマ履修することもできる(この1コマずつ計2コマが1つのセメスター内での英語中・上級の上限)。
  5. 英語中・上級で3単位取得した時点で(英語=既習、二外=初修の人は)英語中・上級についての前期修了要件はクリアとなる。

♪詳しく知りたい人向けに、2021年の英語中・上級の履修登録に関する細則はこちら:PDF

なお、2年次に追加で単位取得したときや、③の一部ケースで、3単位を超えた場合、後述する全体の「ワイルドカード」4単位に組み込めます。

2.必要単位と成績評価

(1)単位の計算方法

東大の授業にはいくつかのパターンがあります。

  1. 授業の形式:「講義・演習型」/「実験・実習型」
  2. 授業の期間:セメスター制/ターム制

そして単位数は以下のように計算されます。

  • 「講義・演習型」授業の単位=「実験・実習型」授業の単位×2
  • 「セメスター制」授業の単位=「ターム制」授業の単位×2

「講義・演習型」の「セメスター制」が2単位であり、そこから各授業の単位数を計算することができます。例えば、二外一列や社会科学など1年生の文系が受けるもっとも一般的な授業は「講義・演習型」の「セメスター制」なので、そのまま2単位です。
一方、スポ身など一部の授業は「実験・実習型」の「セメスター制」なので1単位となります。
また、先に述べたFLOWなどは「講義・演習型」の「ターム制」なので、こちらも1単位となります。

(2)必要単位数

前期修了の必要単位数(2Aまでの取得とされているが、2Aには専門科目の授業が本格化するので2Sまでに取り切るのを強く推奨)は、56単位、スポ身が1単位であることを考えると、計29コマです。

後述のキャップ解放を使わなくても、例えば1Sと1Aそれぞれで14コマ取得し、さらに主題科目を1コマ履修すれば、1年生のうちに前期課程のすべての単位を取り切ることができます。

そうすれば、2Sは専門科目(後期課程の授業)のみになりますし、2Sに専門科目が入っていない学部に進学する場合は1つも授業を受けずに2Sを過ごすことも可能です。いわゆる「文二ート」の人たちがこれに代表されます。法学部や文学部では2Sに専門科目を用意していますが、経済学部では2A以降になるため、こういった現象が発生するようです。ちなみに、法学部に進学する人の大半は2Sの専門科目を受講しますが、文学部の場合は人によるようです。

もちろん、1Aまでに単位を取り切らなくても2Sまでに前期課程修了要件を満たすのは余裕なので、コマ数を減らして科目当たりのリソース投下を増やし好成績を狙いにいき、進学選択で有利に働かせることも戦法の一つです。

(3)キャップ制

履修の基本情報をまとめた記事でも紹介しましたが、「十分な学習時間を確保できるようにするため」(『履修の手引き 令和6年度』p.10)、各セメスターに履修登録できる単位数には、30単位という上限があります。大体週15コマくらいまで履修できる計算です。ただし、スポ身は1単位なので15コマだと大抵は29単位になります。その際、キャップギリギリまで受講したいのであれば「実験・実習型」の授業を取ったり、ターム制の授業を取ったりして16コマにすることになります。もっとも、文系はそこまでしなくても1年生のうちに十分単位を取り切れるので、多くの人にとってはあまり影響はないようです。

なお、キャップ制は1S・1A・2Sに設定され、2Aは前期教養のキャップ制は適用されません。このほか、キャップ制対象外の科目として、以下の①~⑥があります。

①GLP-II(TLP)のL系列(演習・インテンシブ)

GLP-IIで追加的に受ける授業はキャップ制の対象外になります。これを使って私は1Sに18コマ35単位履修しました。

②夏休みや春休み(集中講義期間)に開講されている科目(ほぼ主題科目)

工学部や農学部の合同ガイダンスなど、4月の頭のガイダンス参加が必須のケースが多いので、履修する場合は早めに動くことをおすすめします。
ちなみに私がとっていた「伊豆に学ぶ」はこれに該当します。

③集中講義や主題科目「国際研修」

②とかさなることの多い要件。

④落単した人の他クラス聴講か「数理科学基礎」の補修

他クラス聴講とは俗に言う(広義)再履修の一形態。

⑤後期課程の専門科目

上記のほかに、キャップ制自体を取り払う「キャップ解放」という方法もあります。

①要件

  • 1Sで25単位以上とる
  • 点数がつく科目で優または優上を90%以上(割合は単位数ベース)

②効果 1Aと2Sでキャップ制がなくなる

やる気にあふれる人は目指すといいかもしれません。

(4) 成績評価と点数計算

成績がつく科目の場合は100点満点で評価が行われます。これを原評価といい、各人が参照できるほか、進学選択で参照します。前期教養では50点以上で単位取得です。また、点数に応じて以下のランクで表した評価も同時に存在します。

  • 優上 (90-100) 原則上位5-10%程度。
  • 優 (80-89)  原則優上と合わせて上位30%前後
  • 良 (65-79)
  • 可 (50-64)
  • 不可 (0-49)
  • 欠席 (0)

基本平均点

進学選択に使う成績は2Sまでの「基本平均点」です。

基本平均点は、100点満点の原評価を、単位数×重率を使って加重平均したものです。重率は以下の通りになります。

  1. 広義必修:1(とるべき単位数を超えた場合、履修要件を満たした成績上位36単位のみが含まれる)
  2. 総合科目:1(とるべき単位数を超えた場合、履修要件を満たした成績上位14単位のみが含まれる)
  3. 上記以外(何単位でも):0.1
  4. 主題科目など:重率なし(合否のみで原評価は出ないため)

①や②について、とるべき単位数を超えた場合、まずは履修要件を満たしつつ点数が高い科目が重率1(①・②)とされ、残りは③に回されます。①・②の単位数は、各科目群で履修すべき最低単位数と対応しています。

基本平均点は多くの学部が参照しますが、点数の計算方法は学部・学科により異なるので、詳しくは『履修の手引き』を見てください。

♪ワイルドカード

先述した「全体のワイルドカード」4単位とは、2S末で「①・②で溢れ③にまわった成績下位科目」、「③にまわる展開科目(人文・自然)」、「④成績評価のない科目(主題科目、展開科目の社学)」として扱われる科目を、主題科目2単位のほか、2A末までに4単位取っておく必要があるというものです(総合D系列「スポーツ・身体運動実習」※については細かい要件があるので『履修の手引き』をチェック)。

余った科目が回される枠であり、この4単位は最悪2Sまでにとっていなくても進学選択で不利にはなりませんが、前期課程の修了には必要な単位となります。

※必修の「身体運動・健康科学実習」=いわゆるスポ身とは別物

3.必修以外の科目ー残りの必要単位ー

次に皆さんが考えるべきは総合科目です。先述の必修とみなされるL系列を除くと、総合科目で必要な単位数は18単位となります。加えて主題科目2単位も取得する必要があります。Sセメの時点では、「必要単位数以上をとろう」とか、「全体のワイルドカードをどうするか」ということを考える優先順位は低いです。

(1)残りの必要単位

総合科目

総合科目には、L系列とA~F系列があります。あえて文理に分けるとすると、A系列(例:言語態理論)に近いほどざっくり文系、F系列(例:解析学基礎)に近いほどざっくり理系の科目となっています。ただし、「記号論理学」はA系列、L系列は言語・コミュニケーションになります。

以下、ターム型の科目もごく一部ありますが、大半はセメスター型なのでコマ数換算はセメスター型で行います。必修でL系列を既に7単位押さえていることを踏まえると(二外初級(演習)①②+英語中級(セメスター型+ターム型))、追加で取得しなければならない単位数は以下の通りです。

  • 総合LABC:3系列以上にわたりLから2を含め10単位(5コマ)
  • 総合DEF:2系列以上にわたり8単位(4コマ)

総合DEFを例にとり「n系列以上にわたり」の意味を説明します。DEFは「2系列以上にわたり8単位」という条件が付いていますが、この場合例えば「DDDD」のような選択では必要単位を満たせません。「DDDE」「DEEF]のような取り方をする必要があります。要するにバランスよくとるということですね。もちろん、1単位でも別系列の授業を取れば必要単位を満たしたことになりますが、ターム型の授業は開講されているものが少ないのであまり現実的ではないでしょう。

1Sの安全策としては、この必要単位数の範囲内で、好きな科目をとることです。余剰単位は1A以降に考えれば大丈夫だと思います。

主題科目

主題科目は具体的な主題を伴って開講される、オムニバス講義、自由研究ゼミ、体験ゼミ、国際研修です。点数はなく合否のみで、2単位が進学に必要な要件となります。先程話題に出した「伊豆に学ぶ」のような「旅行に参加するだけ」の授業もあり、選び方によってはいくらでも楽に単位を取得することができます。ただ、主題科目でなければ経験できないようなものもたくさんあるので、授業の楽さに囚われずに自分が興味を抱く授業を取ることをおすすめします。

全体のワイルドカード

「全体のワイルドカード」4単位は、基礎・展開・総合・主題科目の中から好きな単位を取得することができます!楽な主題科目で埋めてもいいですし、社会科学や総合科目を入れて点数の低かった科目を「追い出す」のもありでしょう。ただし、ここの単位数に含めることができる上限数が指定されているものがいくつかあるので、「全体のワイルドカード」をとるときは『履修の手引き』をチェックしてください!

(2)1Sの総合・主題の履修組み

クラスが確定している人は必修の時間割が分かっているので、残りのコマで総合科目と主題科目の履修組を考えましょう。

クラス確定前の人は、まずは「科目紹介」の総合・主題の欄を見て気になる科目を探してみると良いでしょう。準必修のある月3・火5・水1以外は必修のコマが分かりませんが、必修と総合・主題はすみわけがなされていることが多いです。

まとめ

東大の履修の組み方は複雑で、最初は難しく感じるかもしれません。でも、大まかな流れやポイントをつかめば、少しずつ慣れてきて、単位をしっかりとりつつ、自分の興味に応じた履修を組めるようになるはずです!不安な方は、この記事をひとつの道しるべにして、できるところから進めてみてください。

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これから始まる東大生活は、楽しみなことも多い一方で、最初は分からないことだらけだと思います。

UTmapが、そんな新生活のスタートを少しでもスムーズにする手助けになれば幸いです。

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