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解説記事
こんにちは!UTmap編集部です。
東大生の皆さん、学生生活はいかがお過ごしでしょうか。「完全に慣れた」「学業も遊びもバイトも全部完璧!」という人もいれば、1年生の中には「まだ大学生としての要領が分かっていない…」という方や、2年生の中には「遊びを謳歌しすぎて単位をいくつも落としてしまった」という方もいるかもしれません。
この記事では既にいくつも単位を落としてしまった2年生や、これから単位を取れるか不安な1年生のために前期課程で不可をとってしまったときの対応や成績救済措置について解説していきます。
という人は是非参考にしてみてください。
成績が「不可・不合格・欠席」の場合で、明らかに担当教員の誤りであると思われる場合のみ、異議を申し立てることができます。
申請はUTASの「成績・定期試験」→「成績(前期課程)」→「成績評価の確認」画面から行います。
筆者も自信のあった専門科目で不可を取ったことがあったのですが、成績評価の確認申請をした際は、成績が修正され可になりました。成績に納得のいかない場合はとりあえず成績評価の確認申請を行いましょう。
確認申請を行っても不可が取り消されなかった場合には、該当の科目で受けることのできる成績救済措置を確認しましょう。
成績救済措置とは、試験を受けられなかった場合や試験・レポート・出席等で及第点に達しなかった場合などで単位を落としてしまった際に、再履修や追試験などで救済を受けられる制度です。
東大の救済措置は科目の区分によって、以下のような傾向があります、
要するに、選択系の科目は「単位を落としても別の科目や再履修で挽回しやすい」、必修性の高い基礎科目は「救済制度はあるが、点数の上限がつくなど条件が厳しめ」と考えると全体像をつかみやすいです。
ではこれらを踏まえて、それぞれの救済措置に関する具体的な説明に移っていきます。
科目の区分があいまいな方は、こちらの用語解説をご覧ください!
必修科目
必修科目とは基礎科目の中の、英語一列/二列、初修外国語一列/二列、情報、スポ身、初ゼミ、自然科学(基礎実験、数理化学、物質科学、生命科学)がこれに当たります。選択の余地はなく、指定された科目の単位を取らなければ、進振りへの参加や前期課程の修了が認められません。
つまり、ある科目の単位を落としたら、どんなに苦手な分野でもその科目の単位を取り直さなければ必要単位数を満たすことはできないということです。よって単位取得の難易度と重要度が選択系の科目より高くなっています。
選択必修科目・選択科目
一方、基礎科目の中でも文系の社会科学(法、経済など)、人文科学(歴史、心理など)には選択の余地があります。これらは一定の条件の下で選ぶことができるので「選択必修」と呼ばれています。
選択科目とは、「自分でどの科目を受けるか選ぶことができるもの」のことで、東大だと総合科目や主題科目などが該当します。受けなければならない単位数は決まっている一方で、受ける曜限や授業は自由に選ぶことができます。
これらはある授業の単位を落としても、必ずしも同じ科目を受け直す必要はありません。例えば文Ⅱが社会科学の「数学Ⅰ」を落としても「経済Ⅱ」をその埋め合わせの単位として用いることができたりします。苦手な分野があっても他でカバーできる場合が基本なので、必要単位数を満たすことはそれほど難しくありません。
対象科目:スポ身、社会科学、人文科学、総合科目(一部を除く)
上記の成績の評価が「不可・欠席」の場合、次のセメスター・ターム以降に同一の科目を再び履修することができます。
再履修した科目の成績は100点満点で採点されます。元々の成績より低く出てしまった場合は元々の成績が残るので、再履修が成績において不利に働くことはありません。つまり単位を落とした場合に、以前より高い点数を取れば、点数を上書きできるという制度です。
社会科学、人文科目、総合科目は選択が可能なので、もちろん必ずしも同じ科目を再履修しなくても他の科目で埋め合わせすることが出来ます。というより、再履修の制度自体が「受け直したときに点数で不利になるなら、別の科目を選択すればよくない?」となるのを防ぐためにこのような制度になっているような気がします。
対象科目:外国語、情報、自然科学(基礎実験を除く)
試験によって成績が決まる基礎科目のうち、再履修できないものには追試験の制度があります。追試験はどういった事情で欠席したか・不可になったかによって点数の上限が変化します。
本試験を病気・事故等で受けられなかった場合は75点を上限として追試験を受けることが出来ます。なお、75点が上限というのは「75点満点で採点される」というわけではなく、「100点満点で採点され、75点を上回った場合は一律で75点が与えられる」という意味です。点数には制約がありますが、単位の取り易さには制度上影響はありません。
基本的に追試験は、上記のようなやむを得ない事情の場合のみ受験できますが、一部授業は成績不良や欠席による落単でも追試を受けることができます。以下が対象科目です。
注意点は、点数の上限が50点であることです。単位を取れたとしても、得単の中で最も低い点数が与えられることになります。
対象科目:外国語、情報、初ゼミ、自然科学(実験、2Sのみの授業を除く)
再履修の制度がない基礎科目の場合、また追試験による基礎科目の救済が叶わなかった場合は、「他クラス聴講」という形で救済が可能です。これは2年生が1年次の不足単位を補充する場合等にクラス指定以外の授業を受講できる制度です。再履修と非常に似ていますが、他クラス聴講の場合は成績に上限があるという違いがあります。
成績の上限は、「自己都合による落単を救済する追試験」がない場合(英語、二外など)は75点、ある場合(情報、自然科学)は50点です。
他クラス聴講は初ゼミにも存在し、文系の場合は成績の上限が75点、理系の場合は合否のみで判断されます。
英語や二外などで単位を落とした場合、他のセメスターやタームの成績とならされ、落とした単位が得単扱いになる場合があります。
以下の二つの条件を満たせば平均合格となります。
以下の二つの条件を満たせば平均合格となります。
以下の一つの条件を満たせば平均合格となります。
なお、再履修や他クラス聴講で成績が更新された場合は、平均合格の条件において、新しい成績を本来取得するはずだった時期の成績とみなします。例えば、1Sのフランス語二列が30点で落単となり、2Sの他クラス聴講のフランス語二列で65点だった場合には、65点が1Sに取得した成績とみなして、加重平均の計算を行います。
数理科学基礎・基礎実験で不合格だった場合に、補修に合格すれば単位を取得することができます。
理Ⅰ生は「基礎実験Ⅰ」または「基礎実験Ⅱ」、理Ⅱ・Ⅲ生は「基礎物理学実験」または「基礎化学実験」の単位を落とした場合、2Aセメスターで補修を受けることができます。補修に合格すると単位がもらえますが、点数の上限は50点となります。
なお補修を受けるためには、2S中に基礎実験委員会の許可を得た後に、教務課で手続きを行う必要があるので注意しましょう。
数理科学基礎の単位を落とした場合、1Aセメスターに補修を受けることができます。補修は週1コマのセメスター授業として開講され、合格すれば単位を取得できます。基礎実験の場合と同様、点数の上限は50点です。
なお、1Aの補修に不合格の場合は2Sに他クラス聴講が可能であり、さらにそれが不合格の場合は2Aにもう一度補修を受けることができます。
英語・二外で平均合格に届かないが平均40点以上の場合には、2Aの特修クラスを受けることができます。試験は2A末に行われ、合格すればその外国語の平均合格が認定されます。
救済措置に関して、特に注意をしなければならないのは2Sのみに開講される授業です。
理系共通の物性化学、理Ⅰの基礎実験Ⅲと生命科学、理Ⅱ・理Ⅲの基礎生命科学実験は2Sのみのため、他クラス聴講や補修などで救済することが出来ません。特に2Sの基礎実験が落単だと一発で降年になります。物性化学と理Ⅰの生命科学は前述の通り自己都合による落単でも追試験を受けることができるので最後まで諦めないようにしましょう。
救済を受けても必要な単位を取得できなかった場合は降年・留年することになります。休学や自主的な決断以外の理由で降年や留年になるのは以下のパターンです。
留年・降年した場合は新たに別のクラスに編入されることになります。この際、単位をまだ取得していない科目については「再履修」という形で成績を上書きすることができます。
ただし、既に単位を取得している科目の単位を取り消して新たに再履修することはできません。一度低い点数を取ってしまったものはどうすることもできないので注意してください。
東大の前期課程にはさまざまな成績救済措置がありますが、使える制度は科目によってかなり違います。まずは、成績評価の確認申請が必要かどうかを確認し、そのうえで自分の科目に再履修・追試験・他クラス聴講・補修などの制度があるかを調べることが大切です。
また、救済措置を使えば単位が取れるとはいえ、成績において不利になることが多いということも分かったと思います。残念ながら一度取ってしまった成績を取り消すことはできないので、追い出しができない基礎科目で低い点数を取るとかなり進振りに響いてしまうことになります。特に英語、二外、情報、自然科学などの基礎科目は、進振りや進級に直結しやすいため注意が必要です。
あくまで救済措置は最後の手段だということを理解し、特に基礎科目においては日々の勉強を怠らないようにしてください!
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UTmapの記事をお読みいただきありがとうございました。