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解説記事
進振りに悩んでいる1・2年生のみなさん、こんにちは!UTmap編集部のスコットです!
私は、大半が法学部に進学する文Ⅰから経済学部というイレギュラーな進振りを経験しました。
前編ではどのような背景で私が法学部への進学に見切りをつけ、経済学部への進学を決めたのか、その過程も含め記事にしました。学部選択の際のポイントなども詳しく書いているので、まだ読んでいない方は是非ご覧ください。
後編では実際に経済学部の仕組みや経済学部に進学してみて気づいたことを書いていきたいと思います!
「文Ⅱではないけど経済学部に興味がある」「文Ⅰだけど法学部に進学するのを躊躇している」という方は是非参考にしてみてください!
前編でも少し触れましたが、経済学部は単にお金の流れを研究する学部ではありません。
などについて研究する学部です。
世の中の豊かさを表現するのにお金が最も都合がよいためお金の話題が多いというだけで、それ以外の指標を使うこともあります。決してお金が本質ではないということを知っていただけると嬉しいです。
経済学部は以下の3つの学科に分かれています。
ただし、学科による履修内容の違いはそれほど大きくありません。
経済学部の一般的な授業は、共通の必修である「専門科目1」、各学科の選択必修である「専門科目2,3,4」、その他「選択科目」に分かれます。このうち、学科ごとの違いが出るのは、主に「専門科目2・3・4」の部分で、しかも選択必修として選べる科目は共通のものが多くなっています。さらに選択必修で取らなければならない単位は全80単位中18単位なので、その比重も小さいです。
なお、学科は経済学部への内定後、10月の後半頃にUTASで登録します。特に選抜などはなく、3年生になるタイミングで希望の学科に進学することができます。
ここからは簡単にそれぞれの学科の履修の違いを見てみましょう。
経済学科では、経済システムの動きを理解することに役立つ経済理論や、その応用としての政策問題について学びます。生産活動や失業、物価上昇率、経済成長などが主なテーマになっており、ミクロ・マクロ経済学や経済史系の授業が選択必修科目として指定されています。
経営学科では、企業経営にかかわる様々な方法について学びます。経営管理、人事や商品開発、市場開拓、財務や資産運用などが主なテーマになっており、経営学や会計学系の授業が選択必修科目として指定されています。
金融学科では、金融システムやその周辺の経済理論について学びます。資産運用技術や企業金融、リスク管理技術などが主なテーマとなっており、金融をはじめ数理的手段を用いた経済分析を扱う授業などが選択必修科目として指定されています。
これら選択必修の授業は3年生から始まることになります。
経済学部の履修は、2Aと3S以降で大きく自由度や大変さが変わります。
まだ学科が決まっていない2Aは、持ち出し科目(専門科目1)を駒場で受講することになります。駒場で開講される持ち出し科目は計20単位あり、全て必修です。
コマ数は必ずしも多くありませんが、専門的な内容を扱うので1科目当たりの比重は大きいです。また、1コマの長さも前期課程から15分伸びて105分となるので意外と大変に思う人が多いかもしれません。さらに、2Aは自分の好きな授業を選ぶことができないというのも大変だと感じる人が多い理由の一つです。
2Aで指定されている持ち出し科目は以下の通りです。
参考までに、以下が2026年度の2Aの時間割表です。
水曜日は教授会なので例年全休になります。また、年によってはこのように週に2日以上全休が生まれることもあります。


持ち出し科目で落単したら、駒バックが必要なのか、気になる人もいるかもしれません。実は本郷でも「ゲーム理論」と「経済史Ⅱ」の計4単位が専門科目1として開講されるので、2Aで落単したら3Aでの駒バックが即確定するというわけではないのです。ただ、強制的にこれらが時間割に組み込まれることになるので、自分の都合に合わせた履修計画は立てにくくなります。いずれにしても、2Aで学ぶ持ち出し科目は全て本郷での学習の基本となるので、きちんと勉強しておくことをおすすめします。
前期教養課程の時も、経済学部への内定後に駒場で持ち出し科目を受けていた時も、結果的に必修が多くて本当の意味で自由に時間割を組むことはできませんでした。しかし、持ち出し科目の単位を取り切ると、3S以降は非常に自由度の高い時間割を組むことが出来るようになります。残す単位は選択必修と選択科目だけであり、両方とも様々な時間帯に授業が開催されているからです。
以下は経営学科3年生のS1の時間割の一例です。

地理学は文学部、ダイバーシティ・インクルージョン(D&I)は教育学部の科目です。経済学部は14単位まで他学部受講が可能なので、他の学部の興味のある授業も受けやすいです。
また、この時間割はかなり余裕があるものとなっていますが、このペースで履修しても4S終了までに必要単位数を満たすことが出来ます。
前述の通り2Aは必修で大変ですが、3S以降は好きなように時間割を組むことができるので時間的余裕も生まれやすいです。授業内容も、法学部のように大量の暗記をさせられるということもなく、かといって理系のように実験で忙しいということもありません。出席が必須ではない授業が大半ということもあり、授業に来ない人もしばしば見かけます。
ただ経済学部は就活を頑張る人が多いので、授業外では忙しくなりやすい傾向も見られます。
経済学の分析対象や分析方法には様々な種類があります。国際経済から企業経営、計量経済学や行動経済学など、一口に経済学と言ってもその視点は多岐にわたります。さらに、経営と密接にかかわる会計学や、金融システムの理解に不可欠な数学・データ分析、法学部との合併科目の商法や民法まで、周辺の分野も含めて授業選びの選択肢が豊富です。幅広く教養を身につけたい人にもとてもおすすめの学部となっています。
経済学部は、社会の仕組みや人の行動、企業や市場の動きなど、幅広いテーマを学べる学部です。履修の自由度も高く、自分の関心に合わせて学びを深めやすい点も大きな魅力だと思います。
進学先を考える際は、なんとなくイメージだけで決めるのではなく、「自分は何に興味があるのか」「大学で何を学びたいのか」を改めて考えてみてください。この記事が、みなさんの学部選びの参考になれば嬉しいです。